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2009年05月18日

オヤジ魂 日本のガラパゴス化について

今日お勉強したのは、「独自の進化を続けている日本のガラパゴス化」です。
ガラパゴスと言えば、進化論で有名なイギリスの自然科学者・ダーウィンさんが
有名ですよね。
そのダーウィンさん、実は今年生誕200周年なんですよ。

そのダーウィンさんが唱えた進化論が今、日本を襲っています。
日本に生息している動物が、独自に進化しちゃって、もう大変!

・・・っていうお話ではございません。

ガラパゴス化というのは、生物の世界でいうガラパゴス諸島における現象に
例えられた言葉で、「技術やサービスで独自の進化をとげることによって、
世界の標準からかけ離れてしまうという現象」の事なんです!
具体的にはどのようなものがガラパゴス化しているのかと言うと、
「携帯電話」でしょ、「非接触型ICカード」でしょ、「地上デジタル放送」などなど。

では、どうしてこのような事になってしまったんでしょうか?
その仕組みについて説明しましょう。

①高度なニーズに基づいた製品・サービスの市場が日本国内に存在する。

②一方で海外では、日本国内と異なる品質や機能要求の低い市場が存在する。

③日本国内の市場が高い要求に基づいた独自の進化をとげている間に、
海外では要求水準の低い所で、事実上の標準的な仕様が決まって、
拡大展開していく。

④その結果、気付いたときには、日本は世界の動き(世界標準)から大きく
取り残されてしまう。

でもね、日本から世界標準になっているものだってあるんですよ。
「ノートパソコン」とか、「新幹線」とか、そしてなんと「絵文字」。
これだって世界に進出するんですよ!

ちなみに、今日の講師・菅野詩朗さんは、携帯メールに絵文字を使って、
周りの人たちから気持ち悪がられているそうです。

「普段しない事は、やらないようにしましょうね」そんな教訓を残してくれた
菅野詩朗さんでした。

投稿者 たまなび : 2009年05月18日 16:50

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