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2010年02月03日

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今回、お迎えした匠は、子供にも判る経済の匠
木暮太一さん

木暮さんは、大学の講義姿勢に疑問を持ち、在学中に
「気軽にはじめる経済学シリーズ」を自主制作し、大学生協や書店で
累計5万部を販売。
以来、判りやすい経済の本を書かれています


●最新刊の『子供に教える「経済学」』には、
子どもの素直な疑問がたくさん出ております。
まずはこんな質問。どうして秋葉原に電気屋さんがたくさん集まっているのですか?


★隣の店と直接競争してもお客さんがたくさん来てくれるほうを選ぶ。
 値下げ競争は覚悟の上での出店となるが、お客が多いというのが
 商売のメリットになるからです。


●遊園地や映画館で売っているジュースが普通のお店より高いのはどうして?


★園内のジュースに関しては独占企業となる。それはライバル店が
 存在しないから出来ることです。ファミレスやコンビニなど24時間営業の
 お店がある理由は、こちらは他のお店が閉店している時間を独占できるから、
 その時間だけで独占企業となれるからです。


●バレンタインってチョコの値段がこの時期、
普段より高くなるのですか?

         


★バレンタインの時期には、チョコレートをほしがる人が急激に多くなるので、
 お店は「普段より高くしても買う人がいるだろう」と考え、値段を上げる。
 だからこの時期だけチョコレートの値段が高くなる。
 多少値段が高くても、他のお菓子で済ますことはできず、チョコレートを
 買うしかない。
 だから、この時期には値上げしても売れるので、チョコの値段が上がる。

●連日、ニュースで報道されていますが、日本航空は
どうして国が助けるのですか?
         


★つぶしてしまうと国民の生活に多大な影響が出るからです。
 現在、廃止路線が増えただけでも不便になる人が出ると問題になっていますが、
 つぶして全て廃止となるともっと影響が出ます。
 これは国民生活を守るためにつぶさないのです。
 
 また、つぶしてしまって全日空だけになると独占になってしまい
 値段が上がるなどの心配が生まれるからです。        

●来月、また新しい本が出るとか・・・・?


3月中旬予定で「マンガ経済学」(東洋経済新報社)という本がでます。
経済学の考え方をマンガを使って解説する本。経済学とは何のため?
アダムスミスの神の見えざる手とは? 生活で失敗しないコストの考え方って?

「萌え系マンガ」と「正統派文献」を融合させ、今までの経済学教科書の
イメージを覆す本格派の経済学入門書。


投稿者 たまなび : 2010年02月03日 17:26

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