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2009年05月19日

すっきり魂

なるほど番長、きょうは料理に入っている果物をすっきり!
そのまま食べれば美味しい果物を
どうして料理に混ぜる必要があるのか?

果物に罪は無い!
入っているからにはちゃんと存在意義がありました!

酢豚のパイナップル!
存在意義は「お肉を軟らかく、酢のすっぱさをまろやかにするため」
発祥はイギリス領だった香港やフランスの影響が強かった上海。
ヨーロッパから入ってきたばかりで貴重だったパイナップルを入れることで、
欧米人に高級感のあるハイカラな食べ物という印象を与えようとしたそうです。
で、実際に入れてみたら、豚肉や酢との相性が良く、定番化したそうです。
ちなみにパイナップルは一緒に加熱しないでくださいね。
お肉を軟らかくする酵素は熱に弱いんです!
お肉を軟らかくしたいなら加熱する前に果汁にお肉を漬けておく。
酢をまろやかにするなら仕上げに入れるとか…。

冷麺の梨
その存在意義は「辛さを調節するため」。
韓国ではキムチの辛さを和らげるために梨!
日本ではほかにメロンやスイカなんかが入っていますが、
それは四季の果物が豊富な日本独特のスタイルだそうです。

そうめんのサクランボ
白の世界に紅一点のサクランボ。
その存在意義は「色彩」!
始まりは江戸時代のころ。
当時はそうめんもサクランボも高級品!
幕府の行事ではどちらも重宝され、
高級品同士、一緒に添えられるそうになったと考えられています。

ポテトサラダのリンゴ
この組み合わせ、実はかなり栄養的に×!
ビタミンCが豊富なジャガイモ。
しかし、リンゴには、ビタミンCを破壊する酵素が含まれています!
一緒にしたら、せっかくのビタミンCが台無しです!

でもジャガイモを保存するときはベストコンビ!
リンゴから出るエチレンがジャガイモの発芽を防いでくれます!


投稿者 たまなび : 2009年05月19日 17:10

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