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2008年11月24日

オヤジ魂

今日のテーマは、西武ライオンズ・渡辺監督に学ぶ“寛容力”

今や、各方面で引っ張りだこ!
昨年25年振りにBクラスに低迷していた西武ライオンズを
就任1年目にして日本一へと導いた渡辺久信監督の監督力=野球哲学と併せ、
過去の名将と謳われた監督たちの逸話を紐解きながら、
リーダーシップとは何か?これについてお送りしました。

「今の若者は怒られ慣れていない」

去年、渡辺監督が、一軍の監督になって初めて、コーチ陣やスタッフと
顔合わせを行った際、まずこんなことを言ったそうです。
「指導の際には、“言葉に”、“言い方”にとにかく気を付けて下さい」

昔は、鉄拳制裁なんて当たり前でしたが、
様々な経験を経て「いわゆるゆとり世代といわれる今の選手は、
アマチュア時代から怒られることが昔と比べて各段に少なくなってきている」
そう分析して、選手との関わり方を真剣に考えていったそうです。

なかでも気を使ったのが・・・
「性格によって、接し方を使い分ける」

例えば、日本シリーズでも活躍した涌井投手のような
ナイーブでいわゆる「自分の世界」を持った選手には、
上から目線でポーンと物を言わない…とか、
「おかわりくん」こと、中村選手のようなタイプは、
のびのびやらせて力を発揮させるなど、
とにかく話をして、コミュニケーションを図りながら
選手の特徴に応じて、個性を引き立てていったということなんです。

今年Jリーグで、J2降格の危機に陥っている東京ヴェルディの柱谷監督は、
先日記者会見で「このままで100%、J2に落ちます」「情けない」
「ファイトしない選手が多い」とサッカーの記者会見では禁断の「選手批判」を
してしまったそうなんですが、こういった部分に「監督力」の差が
出てしまっているんでしょうか…。

そして、番組の中でも触れたんですが、歴史上の名監督たちのほとんどに
共通していたのが、「この人のために、と思わせる人柄」

ラグビーの北島忠治監督などは生前、火事で焼失した合宿所を
自らの家を投げうって再建し、その時の生徒が卒業後、皆でお金を出し合い、
家をプレゼントしたというエピソードがあるんですが、
(なかなかここまできるものではありませんが…)
こういった本気で思いやる気持ちが下の人間の心を動かすのかもしれませんね。
名監督たちのエピソード、是非、参考にしたいところです。

投稿者 たまなび : 2008年11月24日 17:50

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