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2008年12月24日

なるほど番長 匠魂

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今回、お話を伺ったのは、
天体観測の匠 鶴浜義治さん

鶴浜さんはホームページ「つるちゃんのプラネタリウム」を開設。
ホームページアクセス数は開設からこれまでに165万件、
子供から大人まで幅広い人気を集めています。
今回は、冬の星座についてお聞きしました。

●冬場はやはり一番、星がきれいに見える季節なのですか?

冬の夜空は1等星が7つもあってとても賑やかで、
形をつかみやすい星座が多いのが特徴です。
特に太平洋側では空気が乾燥するので空の透明度が高くなって星がきれい。 
また上空の気流が安定しないため、星のまたたきも大きくなります。


●冬の星座の代表といえば?


オリオン座です。1等星と2等星で形作られた豪華で均整のとれた形は、
誰が見ても スグにそれとわかります。

●オリオン座が判れば、他の星座を簡単に見つけることも出来るとか?

今日、12月24日20時頃 オリオン座は真東からやや南よりに、横向きに見える
オリオン座を見つけると、そこからたくさんの星座を探すことが出来ますよ

オリオン座の西側にはウネウネと長く続くエリダヌス座がある。

オリオン座の下側にはお供のおおいぬ座と、こいぬ座がひかえています。

オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、
 こいぬ座のプロキオンの3つ星で作られるのが冬の大三角形。
 春、夏、冬にありますが、最も正三角形に近くて均整がとれているのは
 冬の大三角形です。

オリオン座の上方には、スバルのあるおうし座がある

その北側には五角形をしたぎょしゃ座が見えます。

ぎょしゃ座の下には兄弟星のカストルとポルックスがある
            ふたご座も見えています。

●天体観測をする上での基本ですが、どんなことを注意すればいい?

★いい場所を確保
★方角を確認しておこう
★月明かりを避けよう
★星座は動くことを知っておこう
 それと、星座や天体が、何時頃どの位置に見えるかを前もって調べておく
 位置を調べるには星座早見盤やインターネット、天文ソフトを使うと便利

●天体望遠鏡を購入するときに気をつけることは?


全ての性能はレンズの大きさで決まり、これが選び方の半分。
倍率もレンズの大きさで決まる。
倍率は100倍~130倍くらいあれば十分なので、あまり気にしなくてもよい。
残りの半分は架台が頑丈で、スムーズに動かせることです


●鶴浜さんのホームページは?


インターネットで「つるちゃんのプラネタリウム」
(つるちゃんは平仮名、プラネタリウムはカタカナ)へ遊びにきてください。

ホームページは、こちら


●来年の天体観測の予定は?

年明けの1月2日の夜から5日朝まで、「四分儀座流星群」が観測されます。
みなさん、見て下さい。


投稿者 たまなび : 2008年12月24日 17:01

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