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2009年02月12日

『執事カフェ』

『執事カフェ』に行ってきました。

『メイドカフェ』の逆バージョン。

女の子のお客さんを、執事の格好をした
外国人のイケメン男子がおもてなしする、
というお店である。

女性二人を伴って行きました。

渋谷の『バトラーズ・カフェ』。

よーし、貪欲にいくぜえ!

レースの白いカーテンなどで縁取られた店内。

基本的に英語の接客。

外国人店員の容姿。

・・・なかなか貪欲になりづらい。

「イエース、・・・ハハハ」

なぜかこっちが片言の英語のお追従笑い。

逆だろ、これ。

女性陣から「しっかりしろよ清水」的な
視線を向けられ、結構なプレッシャー。

よーし、貪欲にいくぞ。

ベルを鳴らして店員を呼ぶ。

店員の名はマーク。

英国人でキングスイングリッシュを話す。

「Yes,prince」

女性は「プリンセス」、男は「プリンス」。

オレは王子っていう訳だ。

女性陣のシビアな視線を浴びながら、
英語の会話を膨らまそうとする清水。

「What’s your hobby?」

「Travel」

「・・・」

膨らまない会話。

失望した女性陣が飲み物を頼み始める。

やばい・・・。

メニューには体験しておきたいサービス(コース)が
いくつかある。

お姫様抱っこコース・シンデレラコース、
それぞれに金がかかる。

この上、飲み物ガバガバ注文されたら・・・

財布の中身が気になり始める清水。

「ちょっと待っててね」

すかさず店員に交渉。

「ディスカウントしてください」

こんな取材は無い。

しかし、必要なのだ。

だからストレートに行く。

それしかない。

「え!?困りますよ・・・」

困惑する店長。

当然だ。

彼に非は無い。

しかし、次の一言が清水のインディ魂に火をつけた。

「テレビの取材でも取材費もらってるくらいなんですよぉ」

テレビでもだぁ!?

こちとらラジオだい!

(しつこいようだが、店長には何の非も無い)

頼まれてもいないのに、ラジオ代表として、
清水が吠えた。

「これからはラジオです!!」

・・・本当かよ。

もう溢れる感情が止まらない。

「オレのコーナーは人気あるんです。
この時間帯の並びで一番なんです」

本当かよ。

「若い女性は聴いてるんですか?」

店長からの質問に対し、
「若い女性中心の番組です。」

こうなったら、本当かどうか、事実かどうかじゃない。

意地だ。

感情だ。

「オレのコーナー、人気はあります!
予算がないんです!」と断言し、
なぜか胸を張るオレ。

威張ることじゃないのに・・・

「・・・検討します」

勢いに押される店長。

テーブルに戻って、シンデレラコースを注文。

店内の電気が消え、ローソクをつけたデザートを持って、
マークが店内を歩き回る。

「シンデレラ!?シンデレラ!?」

・・・そして、我々を見つけ、
「Wow,シンデレラ!!」

ここで、再び清水の魂に火がついた。

やるならもっと徹底的にやんなきゃ。

よーし、日本のアングラ演劇人のパワー、
目にもの見せてやる・・・。

またもや店長に交渉。

「僕が店員になって、接客したいんですが」

面倒くせえオレ。

またあんたかと、迷惑そうな顔をしながらも、
「着替えありますよ」と店長。

早速、トイレで着替える。

見てろ。

オレの持ちネタのアジア人モノマネの中から、
イラン人ハッサンのキャラで接客してやる・・・

鼻息も荒い清水だったが、ふと鏡を見ると、
とっつあん坊やみたいな40男の顔。

どうみてもベタベタの日本人だ。

・・・やめといた方がいいな・・・

現実に引き戻され、弱腰になる清水。

そうさ、やめとこう。

こんなことまでしてスベッたら、
あのシビアな女性陣はおろか、
他の客になんと言われるか分からない・・・

やめとこう・・・

すると、「ドンドンドン」

ノックの音。

「そろそろいきましょうか」

なぜか乗り気の店長。

・・・もはや、後には引けない。

死に物狂いでハッサンになりきる清水。

IMGP0522.JPG

「ハーイ、コニチハ!!ハッサンデース!!
新人デス!!ヨロシクナー!!」

唖然とする店内。

果たして、清水の、『バトラーズ・カフェ』の運命は!?

・・・カミングスーン!!

(by 清水宏)

投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2009年02月12日 12:36

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