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2008年03月20日

東大合格発表に潜入。

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3月10日、東大本郷キャンパスに、4月から
新東大生となる若者が集まった。
合格した新東大生たちを赤門前で待ち受ける。
「おめでとー!万歳万歳万歳!」
祝福の押し売りから、強引に聞き込み開始。
東大生ってどんな人たちなのか。
東大に何を求めてきたのか。
今一番何がしたいのか。
「合格した今、一番したいことは何?」
「カラオケ」「コンパ」「ボーリング」「旅行」「ビリヤード」
・・・・・・・etc、etc。

そして、一番聞きたい質問。
「彼女はいる?」
「いない」「いない」「いない」「いない」「イナイ」
そうだろうそうだろう(笑)。
ひとりほくそ笑む清水。
これで彼女まで普通にいた日にゃ、
こっちの立場(どんな立場だ?)がないよ。
なるほどなるほど勉強が忙しくて、それどころじゃなかったんだな、
よしよし・・・。
「彼女ほしい?」
「欲しい」「ほしい」「ほしいです・・・」
ふむふむ愛い奴らめ(笑)。
なんだなあ、しかし最近の東大生って、
意外とフツーの若者だなぁ・・・と思っていたら大間違い。
やはりいました。
しっかりとした「東大生」。
法科(分科一類)合格者のI君。
ボサボサ寝グセヘアーに、レンズのぶ厚い銀縁メガネに、
もっさりとしたジャンパー、トレーナー・・・。
「合格したので勉強がしたいです」
やっぱりこうでなくちゃ東大生は、と思う反面、
彼女だって欲しいだろ?と聞くと、
「今はあまり考えてないです。あまり必要を認めませんし・・・」
必要を認めない・・・官僚かキミは。
自分のことだろ。
なんでも許認可制?
「日本のエリートは女の子に弱い。
よし、外務官僚や大使館が女で失敗したり、
女スパイにだまされたりしている。
国益を損なわないためにも、キミは女で沢山失敗しなくちゃダメだ」
「・・・成功した方がよいのでは」
「うるさい!成功は何も産まない。失敗こそが先生だ、よし!
渋谷に行くぞ!」
「なぜ渋谷に・・・」
「へ理屈言うな!人生は勉強だ!携帯番号教えなさい」
「・・・はい」
勢いに押されてなぜか素直に番号を教えるI君。
メモリ終えた清水は早速、授業開始。
「まずひとこと。知らない人に気安く携帯番号を教えるな」
おめぇが聞いたんだろ!

後日、渋谷のハチ公前で待ち合わせ。
10数年ぶりのハチ公前。
初デートのようなドキドキ気分。
20分前には来て、遅いなあ、なんてソワソワする清水宏42才。
心許ない顔でハチ公前でたたずむI君を見つけ、
「オーイ!I君!I君!」
辺り一帯に、あの人I君だ!!と宣伝効果は抜群。

渋谷見学開始。
喫茶店には入らないI君。
しかたなくセンター街やら公園通りをブラブラ2人して歩く。
42才のオヤジと寝グセ東大生。
オタクのオフ会で会ってみたものの、会話が続かない、
みたいなギクシャク感。
会話をつなごうとするが、I君も緊張していて、しかも、
それを認めないため、剣呑な雰囲気。
ついに業を煮やした清水が未知との遭遇ツアーへといざなう。

GAP、ジーンズショップ・・・。
入ったとたんに「こ、これは・・・完全なるアウェイです」。
さっきまでの強気はどこへやら。
明らかにビビりまくるI君。
その後も円山町のホテル街、109のギャル系ショップなどを
次々訪問。
I君には敵地のどまん中。
どうだ、I君!?
I君はそこで何を感じ、何を勉強したのか。

珍道中の果てに、また再びハチ公前でお別れ。
またなI君。
痛みのわかるバカな(?)エリートになってくれ。
キミに幸あれ!?
(by 清水)

投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年03月20日 11:06

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