2007年04月24日

自作自演にてんてこ舞い (°∇°;)

ナイター中継が端から予定されていない日にお送りする
【斉藤一美 うるわしの夜】は
月1ペースで計2回の放送を終えました。
企画・ゲスト出演交渉・構成・演出などの製作総指揮に加え
本職である“出演”まで、全て僕がこなす番組です。

リスナーの方からすれば内容が全てなので
そんな裏事情はどうでもいいことだとは思います。
でも、慣れない仕事をこれだけ一手に引き受けると
野球中継の最中や、実況の準備をしている時以外は
正直、いつも【うるわし】のことが頭から離れません。

ここまで来ると、もはや「我が子」みたいなもの。
ただしゃべるだけで良かった今までの仕事では
決して得られなかった感覚を味わっています。

その最たるものがせわしなさ(゜Д゜;≡;゜Д゜)

ゲストには、今、僕が会いたい人をお呼びするので
著書があれば、例外なくサインを頂くつもりですが
3/29に『イキガミ』の作者・間瀬元朗さんがいらした時は
その分、打合せの時間が短くなってしまう本末転倒ぶり(T-T)
以前は、仕切り役であるディレクターの
邪魔にならない時間帯を見計らっていましたが
今や自分がその役割も担っていることをすっかり忘れていたのです。

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3冊とも、入魂のサイン本になりました。
原寸大(´ヘ`;)の”逝き紙”も頂いて、感謝感激です。
さらに・・・・・
「いかにもペンネーム風な名前だが、実は本名」
「不定期連載は遅筆だから (^人^)」
「背景を含めて自分の好きなように描きたいから
アシスタントを雇っていない、というのも時間がかかる理由」
「第2巻の“出征前夜”は
自分で描いていて涙をこらえられなかった」

・・・・・・・など、数々のエピソードを披露して頂きました。

でも、甘えるのもほどほどに、と反省して
先日4/20の【うるわし】に臨んだのです。
『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した作家の佐藤多佳子さん
ゲストコーナー〈浜松町トゥギャザー〉のお客様でした。
間瀬さん同様、全3巻の作品をひっさげての登場です。
放送前の打合せも
番組プロデューサーらしくビシッとこなし(ちょっとエラそう)
今回は、曲を流している間に
1冊だけサインをもらうんだ!

ともくろんでいたら・・・・・・・・・・・・・

油性サインペンを

持ってくるのを

忘れてしまいました

°・(ノД`)・°・

正確には、サインペンは持っていたものの、
やはりお願いするには気が引けました。
かといって
「ねぇ、黒いサインペン持ってきて!
大至急ヽ(*`Д´)ノ」

なんて言葉は、プロデューサーとしての威厳を保つ意味でも
口にすることはできません。
僕は、奥田民生“イージュー・ライダー”を曲紹介した後
まさに♪何もないな♪って感じで極力平静を装い(-.-;)y-~~~
丁寧にお辞儀をした佐藤多佳子さんが
スタジオを後にする姿を見送るだけでした。

この自作自演の放送スタイルは、四方八方手を尽くしても
今のところ、何かしら一つのことが
僕の髪の毛と共に抜け落ちます ( ̄ー+ ̄)
たぶん、これからも放送直前まであたふたしながら
「我が子」を生み出していくのでしょうね。
まぁ、安産よりも“難産”の方が思い入れも強い、ということで(o^-')b

それにしても・・・
感動青春スポーツ巨編『一瞬の風になれ』でひと際異彩を放つ
第3巻・266ページの13行に渡る“Hな話”は
これぞ男子高校生の会話!という感じがして
何度読んでも微笑ましいです。
佐藤さんによれば『私の想像の産物 f(^_^)』とのこと。
でも【佐藤多佳子blog:日記のようなもの】を拝見して分かりました。
昔“谷村新司のセイ!ヤング”を夢中になって聴いていたのなら
そこらへんの理解も深いはずだ、と妙にうなずけます(≧∀≦)

ちなみに【斉藤一美 うるわしの夜】放送日は
随時、このブログの左上にある【担当番組】欄に更新しています。
5月~7月にかけては、何と週1回ペースの“難産”です。
できるだけ出産に立ち会って下さればこれ以上の幸せはありません。
お待ち申し上げております<(_ _)>

投稿者 斉藤一美 : 2007年04月24日 22:20

 

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