2008年08月31日

ベニーランドのテーマソング、かけちゃうぞ!

野球の実況中に、スタンドの応援風景を描写することは
僕の中の定番メニューです。
特にチャンステーマが演奏された時は、もう、絶対。

ファイターズの『北の国から』と『チキチキバンバン』
ドラゴンズの『狙いうち』
スワローズの『夏祭り』
そして、イーグルスの『ガリガリ君』は
それぞれ原曲があまりにも有名なだけに
映画を観ているときのポップコーンについ手を伸ばしてしまうように
いちいち触れてしまいます。

例えば・・・

楽天、一死2・3塁のチャンスで打席には山﨑武司!
レフトスタンドは総立ちで、アイスキャンディーのCMソング
『ガリガリ君』がモチーフのチャンステーマを大合唱しています!

・・・って具合に。

これは、西武ドームのウグイス嬢の方々が
イーグルス応援団のトランペット演奏を聴いて
『出た!“ガリガリ君”よ(・∀・)』と笑っていた風景が忘れられず
僕がそのまま放送で紹介していただけのこと。
だって、最後のくだりが♪ガ~リガ~リく~ん♪っていう
あの、やけに耳につくメロディーそのまんまですもん。

でも、2年間も言い続けていたら
さすがに楽天ファンのリスナーの方(PN・いぬわし小僧)が
シビレを切らしたみたいです。
番組へのメールで・・・

あれはガリガリ君ではなく
ベニーランドのCMで
使われているものです(●`ε´●)

・・・と僕に教えて下さいました。
もちろん初耳なので調べてみると
何と、仙台市内にある遊園地だったのです!

正式には<八木山ベニーランド>。
街のシンボル・青葉城址を見下ろす高台にあります。
1968年開業なので僕と同い年!
意外と年輪も刻んでいるため
「東北人なら知らない者はいない名所」だそうです。
それならCMソングもおなじみでしょうから
チャンステーマへの採用も当然ですね。

で、何よりも僕の心を奪ったのは
園内の売店でこの曲のCDを¥500で販売していることでした。


超、欲しい(°∇°;)


だから行って来ました。

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2000円セットの乗り物券を買いましたが・・・

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・・・全く綴られていません(≧∀≦)

個人的に一番面白かったのは“荒野の野砲”です。

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まず、大砲っぽい円筒に軟式球を詰め込みます。
そして右手の親指でレバーをふんっ!と押すと・・・

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・・・白煙と共にボンッ!っと発射されたボールが
100mほど向こうにある巨大イラストの的をめがけて
ブッ飛んで行くという段取りでした。
一発目からティラノサウルスの胸に命中したので大騒ぎ!
以降は砲身の位置が定まらず
シュート回転で大きく左に外れたり、変に球が上ずったりと
立ち上がりの緊張から制球を乱すプロ初先発投手のようで
我ながら失笑!

1時間少々しかいられませんでしたが、十分楽しかったなぁ。
でも、最大の目的は、やっぱりこれを買うことです。

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実は、園内で、延々と、エンドレスで流れています。
一度来たら最後、頭の中は完全に・・・

♪ヤンヤンヤヤー 八木山のぉ~♪

・・・という親しみやすい旋律に満たされてしまうでしょう。
何でも、作曲者の越部信義さんは
“おもちゃのチャチャチャ”を世に出した人物だと伺っております。
通りで、ねぇ( ̄ー+ ̄)

Kスタ宮城へ向かうタクシーで歌詞カードを広げて唄ってみると
運転手さんも振り返り『懐かしいですねo(^o^)o』と会話が弾みました。
これ、ホントに名曲ですよ。
今度の【うるわし】でかけてみましょうか?

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投稿者 斉藤一美 : 01:49

2008年08月22日

北京五輪に背を向けて

束の間の夏休み(めいたもの)を頂いたので
ここまでオリンピック三昧だった脳ミソの中を
映画と舞台のW鑑賞でリフレッシュさせました。

まずはバットマン・シリーズ最新作【ダークナイト】。
タイトルからして、いつも以上にメチャメチャ暗い作品です。
ところが、観れども観れども気持ちが滅入らないから不思議でしたねぇ。
ほとんどの時間、背筋がゾクゾクしていました。
ラストシーンでは・・・

ウソ!【ダークナイト】は
「暗闇の夜」って
意味じゃなかったの?

・・・と気づいて、自分のアホさ加減に呆れながら
その言葉の真相に納得して、涙。
“バットマン”という名前をあえて出さない
クリストファー・ノーラン監督のセンスに平伏してしまいました。
僕は今でもiPodを持っていませんが
BAT-PODならノドから手が出るほど欲しいです!
あぁ、身近に【ダークナイト】信者はいないものでしょうか?
今、誰かと語り合いたいッス(~▽~@)♪♪♪

そして【小堺クンのおすましでSHOW23】。
一つ前のエントリーで触れている
あさりど・堀口文宏さんが出演している縁でご招待いただきました。
小堺一機さんから繰り出されるハイレベルなアドリブを
共演者たちが真っ向から受けて立つので
和やかな雰囲気の中にも格闘技の趣きを感じる素晴らしい舞台です。
去年のように3時間超は覚悟していたのですが、実際は・・・

4時間超┓( ̄∇ ̄;)┏

おまけに初日の緊張感もこちらに伝わってきて、ハラハラしっ放し!
でも、コントとトークで大笑いして、タップダンスに目を見張り
最後に歌でちょっぴりホロッとさせられて
こういっては何ですが、つまらない時間帯が全く見当たりません。
「よっ、芸能界ド真ん中!」と叫びたくなるくらいです。

楽屋に挨拶に行ったら、堀口さんの顔が
4日前よりも明らかにシャープになっていてビックリ!
相変わらずの天真爛漫さの中に
日々、身を削る真剣勝負をしている男の表情が見えました。

そんなこんなで旅行に行かなくても意外と刺激的な
“東京エンタメ夏休み”の日々。
僕の心のバッテリーは、はち切れんばかりに
充電済みですヾ(´ω`=´ω`)ノ

投稿者 斉藤一美 : 23:53

2008年08月18日

アドリブに焚きつけられた実況魂

西武ドーム・バックスクリーン裏特設ステージにて
本日、あさりど・堀口文宏さんとトークショーをしてきました。

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ライオンズナイターでレポーターをして下さっている縁から
仲良くさせていただいています。
欽ちゃんファミリーの“若頭”だけあって
相手に合わせながら笑いを取りに行く
その「距離感」みたいなものが絶妙なんですよねぇ。

さて、トークのテーマが『ライオンズ愛』となっていたわりには
他球団の話に発展してしまい、堀口さんの自信作である
阪急ブレーブス・山田久志のモノマネまで飛び出す始末でした。
反射的に、僕は架空実況で応戦しますが
なぜかとっさに口をついて出た相手打者の名前が
近鉄バファローズ・小川亨。

ただ、架空とはいえ、1球で終わらせないのが僕のポリシーです。

投げた!直球、ボール!2-3のフルカウント!

打ち合わせは一切なし。お互いに出たトコ勝負でした。
なのに、堀口さん演じる山田投手は眉をひそめて審判に・・・

コース、外に外れてる?

・・・みたいなゼスチャーをして捕手からの返球を受け取ります。

最後は、宝刀・シンカーで三振。

後で確認しましたが、この配球は2人とも意見が一致していました。
ただ、堀口さんは『空振り』のイメージで投げたそうですが
僕は『見逃し』で実況しました。

なぜなら、近鉄・小川選手は
三振をめったにしない好打者だったからです。
それだけの相手が手を出さないほど
際どいコースにシンカーは落ちていった設定でした。

だから、実況こそしませんでしたが
ストライク!バッターアウッッ!のコールを聞いた
小川選手が、人の良さそうな仏の笑顔を浮かべながら・・・

ボールじゃ、ドアホ。やってられへんわ(・∀・)

・・・とつぶやいたところを球審に聞かれて
穏やかに退場処分を喰らうところまでイメージは膨らんでいたのです。
そこまで僕に妄想させたのは、ひとえに
堀口さんの「外れてる?」というアドリブが面白かったからこそ。

笑いに厳しい“大将”に鍛えられている方は、やはり一味違います。

投稿者 斉藤一美 : 23:41

2008年08月16日

持たされている男

リスナーの方から、残暑お見舞いのハガキを頂戴したのですが・・・

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・・・何度も表と裏を見比べて
吉田照美さんご本人からではないことを確認しました。

では、なぜわざわざ写真が使われているのか。
分かった瞬間は笑いましたよ(≧∀≦)

僕の番組ノベルティー
うるわしコースターを
持たされているのです。

やけに怪訝そうな表情なのもうなずけます。
照美さんには申し訳ありませんが、このハガキは宝物です。
葛飾区のペンネーム・はる坊、本当にありがとうございます(o^-')b

投稿者 斉藤一美 : 23:49

2008年08月09日

データを紐解くアナリスト

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どことなく超スローボールを投げそうな個性派投手の面差しですが
あくまでも、プロ野球を客観的な数字から分析する“アナリスト”を
生業にしていらっしゃる若桑誠(わかくわ・まこと)さんです。

この春に創刊された【ベースボール・タイムズ(=BT)】は
若桑さんが弾き出した、分かりやすいデータが満載の野球専門誌ですが
6日発売の合併号は当然ながら“星野JAPAN”を徹底分析しています。

宮本主将の表紙は、あまりに渋すぎるチョイスです!

投稿者 斉藤一美 : 13:55

2008年08月08日

この際だから、漢字をもっと勉強します

北京五輪が始まりました。

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開会式の入場行進で『美国』と表記されていたのは、アメリカ。

え、どこが ┓( ̄∇ ̄;)┏ って思いません?

字が持つ意味を頼りに読むならば、我が家では
スイス、カナダ、フィンランドなんて名前が挙がっていました。
やっぱり、漢字=イメージなんですよね。

今朝、日経のスポーツ面に水沼貴史さんが寄稿した
“反町JAPAN、アメリカに惜敗”の観戦記が載っていました。
ほんの少しだけ面識がある縁で
今、水沼さんは何をやってるんだろう?と気になって
記事の端にあったプロフィール欄に目をやると・・・

現在はサッカー解説者。

・・・と書いてあり、長年の仕事に戻ったんだ、と納得しました。
しかし、その隣の文字を見て僕は思わず眉をひそめたのです。

2006年に横浜Fマリノスのコーチとなり
シーズン途中に岡田武史監督辞任の跡を
襲った。

このくだりを読んで真っ先に頭に浮かんだ映像は・・・

監督がいなくなったチームの混乱に乗じて
「ウリャーッ、今日からオレが一番じゃーっ!」と叫びながら
マシンガンとかブッ放して無法の限りを尽くす水沼さん((((゜д゜;))))

・・・でした。

【新明解国語辞典・第六版】によると『襲う』は・・・

①(油断しているところを狙って)攻めかかる
②(地位・家系などを)受け継ぐ

・・・とあります。
水沼さんの場合①でないことは間違いありません。
よく考えてみると、②の意味は相撲や歌舞伎の世界で
『襲名』という表現でしょっちゅう使われていますよね。
なるほど。先代から『名』を『襲っている』のです。

フツー、1つの漢字に複数の意味がある場合
多少なりとも、そのベクトルは同じ方向にあることが多いのに
①は、言わずもがなの超マイナスイメージ。
②なら、その人の生き方を変えるであろう力強いイメージ。
『襲う』に2つめの意味があったばかりか
中身もこんなに真逆だったなんて・・・知らなんだぁO(><;)(;><)O

ヘキサゴンの珍回答に笑ってる場合ではありませんっ!
北京五輪の開催は、僕にとって
漢字のことを深く考える良い機会になるでしょうφ(._.)

投稿者 斉藤一美 : 23:58

2008年08月06日

北京直前、アホにならなくても・・・

4年前、自転車の団体競技“チームスプリント”で
第一走者・世界最速タイムを叩き出したアテネの銀メダリスト
長塚智広選手が、紆余曲折を経て・・・

サァンッ!回目のオリンピックに臨みますっ(≧∀≦)

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いや・・・僕はこの方の発言をそっくりそのまま再現しただけですよ。

極めて愉快な人物でしたねぇ。
こんな選手ばかりなら、競輪はもっと人気が出るはずです!

五輪競技「ケイリン」との違いや
趣味の域を完全に超えている「株」の話に
アテネ五輪後に仕事もせず
「代々木公園で野宿した体験」を披露したり、と
いつにも増して笑える内容です。お時間ありますか?
(43分50秒)

投稿者 斉藤一美 : 23:47

2008年08月02日

新ジングル、誕生

賛否両論ある中で、あくまでも貫いている
“パーソナリティーが自ら唄う番組ジングル”の収録を
久しぶりに行いました。
数日前、とある大ヒット映画を観終えた瞬間に
歌詞を思いついてしまい頭から離れなかったからです。

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読んだリズムだけで元の曲がバレてしまいそうですね(*´д`*)
5日(火)放送予定
【斉藤一美 うるわしの夜】3時間半SPでお披露目です。 

投稿者 斉藤一美 : 03:45

2008年08月01日

日の目を見ない2枚のメモ

今夜は、岩本勉さんと
埼玉西武ライオンズ二軍投手コーチ・石井貴さんの
1971年生まれ・同級生コンビを両脇に従える豪華な布陣で
オールスターゲーム第2戦の中継に臨みました。

ご存知の通り、ガンちゃんはトークネタの宝庫。
貴さんは、逆に独特の「間」で笑わせてくるので
話を振る立場の僕は全く飽きなかったのですが
いかんせん肝心の試合が一方的で、実況アナとしては大汗モノでした。

ロッテ・成瀬投手の「2イニング11被安打」って
一体どういうことっスか┓( ̄∇ ̄;)┏

7年前の球宴で、西武・松坂投手が同じようにメッタ打ちを喰らって
東尾監督がマウンドまで行って笑いながら怒っていたのを
鮮明に覚えていますが、あの時もこの横浜スタジアムでした。

あっ、どちらも横浜高校の
OBじゃないか( ̄□ ̄;)!!

横浜×横浜×オールスター=
打たれだしたら止まらない無間地獄!

こんな法則、鼻で笑いたくなりますが、ライオンズ・涌井投手が
いつの日かハマスタの球宴で投げるようなことがあるならば
ほんの少しだけ注意した方がいいかも、です。

成瀬投手のような“火ダルマ”にならなくても
ピッチャーは、規定ギリギリの3イニングまで投げなくなりましたね。
オールスターのMVPは打者から生まれるのは、もはや当たり前です。
2年前の実況の時にも準備していた
“江夏豊の9連続奪三振”と“江川卓の8連続奪三振”の資料は
今回も使うチャンスは全く訪れませんでした。

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そういった同業者の方が圧倒的に多いことくらい分かっています。
でも、僕が生きているうちに
このメモを読み上げることが一度でもあるのかなぁ・・と思うと
少しだけ虚しさも感じてしまうのです。

別にバッタバッタと三振を取ってくれなくても構いません。
両リーグで最高の投手が3人ずつ、しっかりと投げ合う試合を
一度でいいから、この目で見てみたいだけなのです。

でも、中日・川上投手が披露した
まさかの“マサカリ投法”で少しだけ溜飲は下がりました(・∀・)
今年はここら辺で引き下がります!

投稿者 斉藤一美 : 23:12

 

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