答えは、こんな感じでした。
ツーシームだと
ボールの縫い目が
見えるんですよ ( ̄ー+ ̄)
・・・凄いっ!まさに想像を超える世界です。
そのようなものを判別できる能力を備えたスーパースターの言葉に
僕は、嘆息を漏らすしかありませんでした( ̄◇ ̄;)
しかし、時が経つにつれて・・・
なぜ、シュートでは縫い目が見えないのだろうか?
・・・という新たな疑問が頭の中で湧き上がって来たのです。
僕が西武ドームで楽天イーグルスの
ベンチサイドリポートを仰せつかった日に
旧知の仲である松井稼頭央選手へ、清原さんの話を聞いてもらうと・・・
それ、僕も分かるね。
・・・と即答。
またここにもスーパースターが一人いた!と興奮する僕に
松井選手は、ツーシームの使い手が居並ぶ
メジャーリーグで揉まれた経験から
ゆっくりと言葉を紡いでくれました。
まず、シーム(seam)は“縫い目”という意味です。
真っ直ぐな軌道を描きながらキャッチャーミットに収まるストレートは
アメリカで「フォーシーム・ファストボール」と表現されます。
ボールが縦に1回転するうちに、横に向いた「4つの縫い目」が
「等間隔」で現れるため、空気中で受ける抵抗は
規則的なものになり、ボールは直進するのです。
そこで、ツーシーム。
正式名称は「ツーシーム・ファストボール」。
人差し指と中指で、それぞれ縫い目を覆うようにボールを握り
ストレートを投げる要領でそのまま腕を振れば
右投手の場合、右打者のインコースに食い込む軌道を描きます。
ボールが縦に1回転するうちに、横に向いた「2つの縫い目」が
「不規則」に現れるため、空気抵抗も不規則になるのです。
『縫い目・縫い目・縫い目・縫い目』と回転すれば、素直なストレート。
『縫い目・縫い目・・・・・・・・・・縫い目・縫い目』となると、ツーシーム。
こういった前提を踏まえた上で、以下、松井稼頭央選手の説明です。
シュートは、フォーシームの回転で打者の懐へ向かっていく球。
ツーシームは、空気抵抗を不規則に受けるため
ボールの回転が『重力』に負けてしまい
手元で“スッ・・・”と落ちる球。
だから、シュートよりもボールの回転数が少ない。
初速が同じ140キロでも、終速はツーシームの方が遅いから
縫い目が見えたりすることもある。
バットを振りに行った時、少しだけ落ちる分
ツーシームはボールの上っ面を叩きがちなので
内野ゴロを打たせたい状況では極めて有効な変化球。
「ストレートだ!」「シュートだ!」と思ってスイングを始めても
ツーシームは終速が遅いので
ほんの少しだけタイミングをずらされてしまい
どうしてもボールを捉えるポイントが前になってしまう。
ツーシームを狙うなら
通常のスイングよりも“引きつけて打つ”イメージ。
非の打ちどころが見当たらない説明を受けた僕は
この時、人生で一番ポカーンとしていたような気がします(°∇°;)
もう迷いません。
ツーシームとシュートの違いは僅かではありますが、歴然です!
≪先発投手・郭泰源≫
松坂大輔投手とのデッドヒートの末
郭泰源さんを推すリスナーの方々が締め切り間近で増えていきました。
①郭泰源 2,448票
②松坂大輔 2,362票
③工藤公康 1,783票
④東尾修 1,775票
⑤西口文也 1,219票
≪クローザー・豊田清≫
セ・リーグへ移籍後も今なお健在な抜群のコントロール。
今のチームに見当たらない、リリーフとしての
“絶対的な安定感”を懐かしむ声が多数寄せられました。
①豊田清 4,251票
②潮崎哲也 2,134票
③鹿取義隆 1,708票
④東尾修 922票
⑤森慎二 859票
東尾さんご本人も「なぜ僕が抑えなんだ?」と訝っていましたが
「日本シリーズの活躍が忘れられない」という方が
実にたくさんいらっしゃったのです。
先発+抑えなら、東尾修さんが投手最多得票でした!
≪捕手・伊東勤≫
予想通り支持が集中。
捕手部門で87%を占める10,517票を獲得しました。
他には金森栄治さん・大石友好さん・中嶋聡選手や
髙木大成さんの名前もちらほら。
ちなみに、野村克也さんは実質2位の276票を集めたのですが
文化放送ライオンズナイターが始まった1982年には
すでに現役を引退をしているため
残念ながら対象外とさせていただきました・・・。
≪ファースト・清原和博≫
黄金期を支えた不動の4番打者である
清原和博さんを外す理由が、まず見当たりません。
一塁手部門で82%を占める9,864票を獲得。
1万票の大台越えを果たせなかった理由は
「自分が投票しなくても清原が選ばれることは間違いない」
・・・という声が多かったからです。
①清原和博 9,864票
②田淵幸一 1,372票
③片平晋作 586票
④髙木大成 238票
≪セカンド・辻発彦≫
当然のごとく、4年連続盗塁王・片岡易之選手を
支持する声が根強いのですが、迷った末に
「守備における球際の強さ」と「粘り強い打撃」が買われた上に
何よりも首位打者を獲得している事実から
辻発彦さんが日々コツコツと票を伸ばしました。
①辻発彦 6,668票
②片岡易之3,473票
③高木浩之 492票
≪ショート・松井稼頭央≫
西武ライオンズのベストナインを選ぶ中で
誰もが最も頭を悩ませたポジション。
石毛宏典さん・松井稼頭央選手・中島裕之選手の3人から
「試合でサードを守ったことがあるかどうか」という点で
石毛さんと中島選手は得票が割れました。
①松井稼頭央5,363票
②中島裕之 2,584票
③石毛宏典 2,509票
≪サード・中村剛也≫
断腸の思いでショートを決めてから、三塁手を決める方々が続出。
そこで石毛さんと中島選手をあてはめてみたものの
驚異的な長打力を誇る中村選手を思い出して、いざ打線を組んでみると
「やっぱり“おかわり君”は外せない・・・」という結果です。
①中村剛也4,306票
②石毛宏典3,891票
③中島裕之2,406票
④鈴木健 435票
⑤スティーブ・オンティベロス217票
≪センター・秋山幸二≫
案の定、熱狂的な支持。全体の92%=11,114票は最多得票。
ごくわずかながらサード・ライトでの投票も見られましたが
“プロ野球史上最高のセンター”という評価など
走・攻・守で最大級の賛辞が贈られています。
≪ライト・平野謙≫
堅実なプレーで鳴らした小関竜也さんや
移籍選手の佐々木誠さん・田尾安志さんと
鉄砲肩で強烈な印象を残した羽生田忠克さんに
チームを明るく盛り上げた大塚光二さんを推す声の中で
「守備とバントの名人。“フライが飛んだ時”や
“ランナー一塁の打席”なんか、とにかく安心して見ていられた」
・・・という意見が多く寄せられるほど
当たり前のプレーを当たり前にこなす職人芸が買われて
平野謙さんが大差で選ばれました。
①平野謙 6,112票
②小関竜也1,389票
③佐々木誠 967票
≪レフト・和田一浩≫
1990年前後の黄金時代で、唯一固定できなかったポジションだけに
外野の中では最も激しく支持が分かれました。
栗山巧選手が、ここで票を稼いでいったのですが
センター・ライトに推すファンの方々もいて限界を迎えます。
勝負強い打撃で西武・初の日本一に貢献した大田卓司さんや
テリー・ウィットフィールドさんも
オールドファンから強烈なプッシュを受けました。
その中で、捕手からのコンバートを経て大ブレークを果たし
今なおドラゴンズで主軸を任される
和田一浩選手が得票数を着実に伸ばした形です。
①和田一浩3,567票
②大田卓司1,389票
③栗山巧 1,255票
④テリー・ウィットフィールド1,136票
≪指名打者 アレックス・カブレラ≫
“秋山・清原・デストラーデ”の3人を
クリーンナップに並べて投票する方が多かったのですが
締め切り前に伊東勤さんをゲストに招き
3時間に及ぶ対談特番を放送した直後から
カブレラ選手への支持が一気に高まり
まさかの大逆転での選出となりました!
ちなみに伊東さんは・・・
『カブレラは球団史上最高の外国人選手。
ここでホームランを打って欲しい!と願う場面で、ことごとく打ってくれた。
デストラーデも凄いけど、カブレラの方が打率も残している分
遥かに確実性が高いバッターだった』
・・・と力説しながら、この企画のDH部門でカブレラを選んだのです。
伊東さんが、ベストナインの“先発投手”に・・・
「球の質が最高。捕手の自分が受けてきた中でライオンズのNo.1」
・・・と語り、郭泰源さんを選んだ後
松坂大輔投手をかわしてトップに躍り出てそのまま逃げ切った
・・・という流れになったことも事実です。
ここ30年間のライオンズを選手・監督として最も知り尽くす方の話は
投票に多大な影響を及ぼしています。
①アレックス・カブレラ 5,927票
②オレステス・デストラーデ 5,898票~わずか29票差!~
では、以上の結果を踏まえまして
西武ライオンズ史上最高のスターティングラインナップを
謹んでここにご紹介いたします!
1番・ショート 松井稼頭央
2番・ライト 平野謙
3番・センター 秋山幸二
4番・ファースト 清原和博
5番・指名打者 アレックス・カブレラ
6番・レフト 和田一浩
7番・サード 中村剛也
8番・キャッチャー 伊東勤
9番・セカンド 辻発彦
先発ピッチャー 郭泰源
クローザー 豊田清
なお、ベストナインに選ばれた選手は
それぞれ最も多くの方に支持された打順に配置しました。
重複した場合は得票数の多い選手を優先しています。
たくさんの投票、ありがとうございました!
プロデューサーとして、心より感謝申し上げます。
3試合+αを聴いて下さった方々を、毎日
西武ドーム“宿命の対決”まるごとパックへ
ご招待させて下さい!
まず、3試合。
6/14(火)ヤクルト×西武
6/15(水)ヤクルト×西武
6/16(木)中日×ソフトバンク
・・・の中継で
「1時間ごとに聞こえてくる時報の直後」に
実況アナウンサーが紹介した
『マウンドにいる人物の名前』を「全て」お答え下さい。
<解答例>
6時時報→館山
7時時報→涌井
8時時報→久古と相川と荒木コーチ
9時時報→ちょうどイニング間で誰もいなかった
10時時報→グラウンドキーパーが2人
まぁ、こんな具合です。
正解者の中から、抽選で
我らがホーム・西武ドームで8/5(金)6(土)に行われる
“宿命の対決”西武×ソフトバンク戦へ
計4組8名様をご招待いたします。
バックネット裏・ロイヤルボックスシートの入場チケットはもちろん
当日、球場でいただく豪華なお弁当や
最寄りのホテル「中国割烹旅館 掬水亭」1泊朝食付宿泊代まで
全てまるごと、文化放送にお任せ下さい。
そして、プラスα。
伊東勤さん他、ライオンズの大物OBが出演する
6/17(金)午後6時~9時半までの特番
【文化放送ライオンズナイター 30周年の軌跡】では
「1時間ごとに聞こえてくる時報の直後」に
『私、斉藤一美と対談をしているゲストの方のお名前』を
全てお答え下さい。
試合中継時と同様に『まるごとパック』へご招待いたします。
応募方法は、各日放送のエンディングでご紹介して
当選者発表は、翌日放送のエンディングで行うという
とってもアコギなシステムです(*⌒▽⌒*)
皆さんのこんな姿が目に浮かびます。
ヽ(*`Д´)ノ (●`ε´●) (ノ-"-)ノ~┻━┻
だって・・・だって番組を
最後まで聴いていただきたいのですから
しょーがないじゃないですか°・(ノД`)・°・
とにかくっ!
6/14(火)~6/17(金)の【文化放送ライオンズナイター】を聴けば
毎日1組2名様・計4組8名様を、真夏の西武ドームで行われる
“宿命の対決”西武×ソフトバンク戦へ、まるごとご招待です!
パ・リーグをこよなく愛するあなたに贈ります(o^-')b
]]>ご存知、伊東勤さんです。
夕方6時から始めた収録は、正味2時間で終わる約束でしたが
スタジオを出たのは、夜の9時過ぎ。
伊東さんは、何と3時間も喋りっぱなしだったのです。
しかも、概ね、写真のような表情で。
野球評論家として所属している放送局の垣根を越えて
再び浜松町までご足労いただいただけでも大感激なのに
こんな野球少年のような顔を浮かべ続けるんですよ(≧∀≦)
ホスト役のこちらも次から次に「あの時はどうだったんですか?」と
まとわりつくように質問を繰り出すものだから
収録は一向に終わる気配がありませんでした。
本当は、3時間30分もある特番枠を
森繁和さん・辻発彦さん・笘篠誠治さん(全員、現・中日コーチ)と
金森栄治さん(現・ロッテコーチ)に伊東勤さんを加えた
西武ライオンズ・大OBの皆様方との
“一対一の対談コレクション”で構成するはずだったのですが
どう考えても、伊東さんをメインにすると
今回の放送では、あとお二人までしか流せなくなりました。
贅沢な悩みですよね(*´д`*)
ところが、寝る間も惜しんで編集にいそしんでくれている
若手敏腕ディレクター・M君が・・・
伊東さんとの会話に登場する試合の名場面を
ライオンズナイター秘蔵の
実況音源も交えて回想すると
もう、あとお一人しか出られませんっ(>_<。)
・・・と訴えてきました。
3時間半の対談特番で、ゲストがたった2人って・・・( ̄◇ ̄;)
その代わり、中身の濃さには絶対の自信があります。
ともすれば“ながら聴き”を
許さない番組になってしまったかもしれません。
だって、伊東さんは
最後に心の底から叫ぶように話し始めるくだりがあるんですよ!
僕はあっけに取られて
すぐにはリアクションを返すことができませんでした。
本当にお願いです。
この6/17(金)午後6時~9時半までの特番
【文化放送ライオンズナイター 30周年の軌跡】を
聴いてみてはいただけないでしょうか<(_ _)>
こちらは『レジェンドブルー・ユニフォームラジオ』と申します。
文化放送ライオンズナイター・30周年記念グッズとして
何と1000個も作ってしまいました。
ライオンズがホームゲームで着るユニフォームをかたどっています。
アスリートの誰もが「一番キレイな色」と表現する
"ゴールドカラー"の30周年番組ロゴマークを入れたおかげで
今シーズンだけしかお届けできないレアな一品になりました。
名前と背番号のスペースには、まことにベタではありますが
"JOQR 1134"と入っています。
ご希望の方は、お葉書、もしくは封書でご応募下さい。
〒105-8002 文化放送ライオンズナイター 「ラジオ」の係です。
おところ・お名前・ご連絡先をお書き添えの上
「番組へのご意見」もお聞かせ下さい。
これからのライオンズナイターのあるべき姿・・・。
ラジオの野球中継に望むこと・・・。本当に何でも結構です。
番組を完全肯定するような、半ばファンレターともいえる内容は
我々スタッフを夢見心地にさせてくれます。
でも、真の忠言はいつもホロ苦いものだと思うのです。
わざわざアラ探しをしていただかなくても大丈夫ですが
「番組はこうすればもっとよくなる!」というアイデアを頂戴できれば
こんな幸せなことはありません。
たとえ抽象的でも構わないのです。
“ライオンズナイターを面白くするためのご意見”を希望します。
放送とツイッターでは時間と字数に限りがあり
細かいニュアンスを表現しきれないので
あえてこの場を借りてお願いさせていただきました。
ただ・・・皆さんにそれだけの負荷をかけているにもかかわらず
ご意見が寄せられるほどに
『レジェンドブルー・ユニフォームラジオ』の当選確率は
低くなってしまうのが玉にキズなんですよねぇ(^_^;))))))
博多~小倉を二人で移動した新幹線の中で
“喋るための脳を活性化させる最善策”の話になった時
僕は、長年の持論である・・・
摂取した糖質は、脳の栄養になるまでに2日間はかかる
・・・という説を披露しました。
具体的には、実況の前々日に
チョコレートやアイスクリームといった甘いお菓子を
積極的に食べるようにしている、というものです。
ところが、工藤投手は・・・
水を飲めば、2秒で効果があると言われている
人間の体というものが、2日間も経たなければ
脳に栄養が到達しないという理論もいかがなものか?・・・
・・・と異論を唱えてきたのです。
言われてみればその通り。
こちらはグゥの音も出なくなりました。
さらに追い討ちをかけるように・・・
食事をすると、消化目的で胃に血液が集まる分
脳に血が回らなくなってしまうから
人間の活動そのものは鈍くなる。
脳、ひいては体をフルに使うためには
「本番直前」に「最低限の糖質」を摂ればいい。
先発をしていた時の僕は、バナナを食べていただけ。
・・・と工藤投手は諭してくれたのです。
僕は、10年ほど前に空腹で実況した際、散々な出来だったため
お腹を空かして長時間の本番へ挑むことに
実は大きな恐怖心を抱いています。
ところが、工藤投手に言わせると・・・
それは“生活習慣病”に過ぎない
・・・ということでした。
何気ない雑談でも全てがこちらの勉強になってしまう
稀有なこと極まりない、雲の上の存在である方にここまで断言されると
おそらく間違えているのは僕のほうだろう、とは思います。
でも、長年培ったルーティンを崩すことへの抵抗感が
心に巣食っていることも否定できません。
こう考えること自体が、きっと“生活習慣病”なんですよね。
病なら、即、治すべきでしょう。
“工藤公康論”で成功すれば
実況の質がレベルアップする可能性を大いに秘めているのです。
ただ「治療」の過程で
とんでもなく酷い実況をお聞かせすることになったら・・・と
想像するだけで寒気がします。
工藤投手の言葉を借りると
「腹が減っては戦ができぬ」というタイプの野球選手は多いとはいえ
どちらがプロの世界で成功しているかは明白です。
長く現役を続けられる秘訣は
“研究を重ねて、独自の生き方を貫くこと”なのかもしれません。
博多~小倉のわずか16分間は
20年以上に渡るアナウンサー哲学を覆された
実に有意義なひとときでした。
浅村が出て銀仁朗が送り秋山でつなぎ
栗山と中島がチャンスを広げて中村でドカーン!というパターンに
日々、胸のすくような思いです。
去年のV逸以来、半ば鬼門となりかけている福岡では
初戦と3戦目でとても悔しいサヨナラ負けを喫しましたが
僕には「真の王者になるための試練」としか映っていません。
弱点と言われて久しいリリーフ陣が
今年もやられっ放しで終わったら「プロ」の名が廃るというものです。
だから、必ずやり返してくれます。
技術的な根拠は何一つありません。
ただ、僕も彼らと同じ「プロ」の世界に身を置く者として
同じ失敗を何度も繰り返す者は
表舞台に立てないことを肌感覚で知っています。
死に物狂いで練習して、覚悟を決めてマウンドに立つはずなのです。
同じ“おかわり”なら
4番打者のホームランがいいですもんね( ^^)Y☆Y(^^ )
こちらのスーパースターのラジオ初解説で
何とか無事にお相手を務め上げ
番組として大きな一歩を踏み出せた手応えを感じています。
開幕戦の中継終了後、スーパースターにお礼を述べると
くしゃっとした人懐っこい笑顔を浮かべて
分厚い右手を差し出して下さいました。
同世代を生きる野球狂として、卒倒しそうなほど感激すると共に
次にコンビを組む時は
彼の良い部分をもっと引き出してみせる、と心に誓った次第です(`_´)ゞ
【文化放送ライオンズナイター】30周年イメージキャラクター
清原和博さん、2回目の解説は5月某日の西武ドームです。
お時間があればライオンズの日程表をご覧下さい。
もうこの試合しかありえない、という一目瞭然の試合が
きっと目に留まりますから(σ・∀・)σ
それでも、試合の後で球場に残りひたすら練習するのは
彼がプロ野球選手だからです。
埼玉西武ライオンズの正捕手として指名された
銀仁朗選手は、今、かなり悩んでいます。
相手チームの選手にことごとく盗塁を仕掛けられて
なかなかアウトにすることができないのです。
今日行なわれた千葉ロッテマリーンズとの練習試合でも
俊足の荻野・岡田両選手にあっさり塁を盗まれていました。
悔しいのは、昨日もこの二人に走られていることです。
試合終了後、日が傾き始めた大宮公園野球場で
ネットに向かって遮二無二スローイングを繰り返す姿には
悲壮感が漂っていました。
「今年から導入された12球団統一のボールは
キレイに握れても、なぜか少しだけ左に曲がってしまうんです」
・・・とこぼしていた3週間前の悩みは、すでに消えているのに
「直すところはもうないはずなんです。
それなのに・・・・・・・・・刺せないねぇ」
・・・とうなだれながらロッカールームへ戻っていく足取りは
これ以上ないくらい重く見えました。
強肩で鳴らして去年までライオンズのレギュラーを張っていた
細川亨捕手は、FAで福岡ソフトバンクホークスへ移籍済みです。
銀仁朗選手が起用されるようになってから
相手チームが盗塁を企てる機会があからさまに増えたこと自体
本人にとって面白いはずがありません。
走られても刺せばいいのですが、それもほとんど叶わないので
負のスパイラルにハマってしまった、という状態なのです。
紆余曲折がありましたが、ついに開幕まで1週間を切りました。
結果が伴わなければ、焦って当たり前です。
悩みが深いほど、解消された時の喜びもひとしおでしょう。
俊足選手の盗塁を阻止した時の
銀仁朗捕手の雄姿を思い浮かべるだけで今から身震いがしてきます!
春の訪れに初めて気づいたのは、風呂場でした。
大変ごぶさたしております。
ツイッターの簡便性と即時性に耽溺するあまり
5年来の付き合いであるブログと向き合うことをすっかり怠っていました。
季節が変わろうとしている最中
私達の生活そのものも、根本から変えざるをえない状況にあります。
僕自身、大震災と原発被害の報道に接し続けて
なかなか気持ちを整理することができません。
大切な人々は皆無事である境遇でもこんな気分なのですから
日々の生活に苦慮するばかりか
被災していまだに家族と再会できない方々の心境は
もはや言葉で表現することなど不可能だと思います。
でも、アナウンサーに与えられた最大の仕事は
その「言葉」に力を宿して、余すことなく皆さんに届けることです。
生きている限り、天命は全うしなければなりません。
僕は、今年でスタートから30周年を迎えた
【文化放送ライオンズナイター】のプロデューサー兼実況アナとして
ありとあらゆる精力を注ぎ込むことを、改めて誓います。
去る3/26は、特番の第一弾として
番組開始当初から二十年余りを大黒柱として支え続けた
実況アナウンサーの大先輩をお招きして、じっくりとお話を伺いました。
独特の名調子で多くのリスナーを引き込んだ、戸谷真人さん。
ラジオ中継の命である“描写”の名人・中田秀作さん。
僕の実況は、ご両人の秀でた部分がエッセンスとなっています。
90年代初頭に毎日流れていた
【文化放送ライオンズナイター】オープニングテーマ
『若き獅子たち』を、応援団と共に唄っていた
菅野詩朗アナにも、ちょっとだけご出演願いました。
前の二人よりも別次元の苦労を重ねている分
深く、味わいのある実況体験談を披露して下さった
菅野さんとの1時間に渡る対談は、近日中にお届けします。
その名前こそが野球界のブランドであり
余計な美辞麗句はもはや不要とさえ思える
“ライオンズ球団史上唯一無二のスーパースター”です。
会えば誰もが圧倒され、息を呑むほどの強烈なオーラを
全身から放つ様は現役時代と全く変わっていません。
強面の部分も見せつつ
時折見せる無邪気な笑顔で周囲を虜にします。
キャラクターが際立っているだけに見過ごされがちですが
高校時代から中軸に座り、常に勝利を追い求めることで養われた
緻密な野球観は間違いなく秀逸です。
本日、めでたく【文化放送ライオンズナイター】の
“30周年イメージキャラクター”に就任することが発表されました。
2011年は「古巣への愛情」をマイクの前で存分に披露するであろう
この方は、一体どなたでしょうか?
正解は・・・・・・・こちらっ!
清原和博さんです。
ポスターも撮影しました。
3/29(火)の本拠地開幕戦・西武×ロッテで
早速、ラジオ初解説を披露する予定です。
ふぅ~、やっと皆さんに言えました。
喋りたくてしょうがないのに
長い間黙っているのって、ホント、辛いですね(*´д`*)
清原さん以外でも、色々な30周年企画を形にしていきます!
以上、文化放送ライオンズナイター・プロデューサーからの
第1回報告でした<(_ _)>
マンツーマンでも難しいのに、質問者が多数揃った記者会見で
適切な質問を場の流れに沿って投げかけることが
決して簡単ではないからです。
失敗と成功を繰り返しながら、数年前に僕が導き出した答えは一つ。
訊きたいことは
何があろうと絶対に訊く。
もちろん“それは本当に訊きたいことなのか?”と
自問自答してからでないと行動には移しません。
目の前の相手に、信念の有無は必ず見透かされます。
“これだけは絶対に訊きたい!”と強く願った時の質問は、
言葉に重みが増すはずなのです。
だからこそ僕は、一昨日、宮城野部屋で開かれた記者会見で
天下の大横綱・白鵬関に
「八百長をした力士を許せないですか?」と伺いました。
野球賭博騒動で解雇者を出すピンチに陥った時には
『自分たちの手で国技を潰す気なのか!』と憤っていた人物が
大阪場所の中止も決まり、大相撲史上最大の危機を迎えて
その原因を作った張本人たちへ抱く感情を探りたかったのです。
願わくば、横綱の
『許せません!』という言葉を引き出したい一心でした。
ところが、しばし沈黙してから口を開いた白鵬関は
『どこのテレビ局だ、それ?』と意外な反応を見せました。
字面からもご理解いただけるかと思いますが
やや苛立たった表情で、こちらを軽く睨みつける感じです。
“角界の聖人”との初対面は
予想だにしない厳しい状況の中で訪れました。
それでも僕が全く怯まなかったのは
誰が何と言おうと本当に訊きたいことを訊いている、という
自信があったからです。
目を逸らすことなく、即座に
「すみません。文化放送です」と応じました。
八百長が許されるはずはありません。横綱、いかがでしょうか?
・・・という想いを込めて。
すると、白鵬関は前を向き直り、畳敷きの会見場を後にしたのです。
僕の問いかけにはとうとう答えませんでした。
直後に相撲番記者の皆さんが生み出すざわめきが
「見ない顔だけど、誰?」「あんなことを訊くなんて」と
囁いているようにも聞こえましたが
横綱と顔見知りであろう方々の質問が途切れたタイミングで
まだ誰も尋ねていなかったことを僕は伺っただけです。
一片の悔いもありません。
「許せないですか?」ではなく
「どう思いますか?」という言葉を選んでいれば
おそらく白鵬関の態度を硬化させることはなかったでしょう。。
ただし、あの場面で、答える“間口”を広げることは
必ずしもベストの選択とは言えない気がしました。
自分の考えが正しいとは思いませんが
決して誤っているとも思えないのです。
久々に、インタビューの難しさを噛みしめましたが
一瞬とはいえ横綱とガップリ四つで組んだ経験は
これからの放送に生かせそうな気がします。
修羅場をくぐった者ほど
味わい深いトークを披露するはずですからね(〃▽〃)
明治大学農学部で遺伝子工学を専攻していた。
04年、研究テーマ・・・
ニワトリ・オボアルブミン遺伝子の卵管特異的
エストロジェン応答性転号制御領域の同定
・・・で、国際動物遺伝学会議
ベストポスターアワードを受賞している。
「噛み砕いて言うと、ニワトリの卵の中に薬を入れる。
ニワトリに薬を作らせるという研究です」。
(向井理)
これ、早口言葉の練習になりますよね。
しかも、スラスラと諳んじて最後の締めで・・・
こんばんは。向井理です。
・・・とか言ったら、モノマネに聞こえなくもありません。
明日から始まる南郷キャンプのヒマな時間で
覚えてみようかと思います(*´д`*)
昨日の夜、友人と待ち合わせの時間になり
僕は書店の出口へ向かいましたが
今、読むべき一冊に手招きされているような雰囲気をふと感じたのです。
たまたま立ち止まったところは、文庫本コーナーでした。
よし、この場所から動かずに、見える範囲で探してみよう
・・・と腹を決めて、目に留まったものを
いくつか書棚から取り出しては戻していくうち
頭上やや左あたりに、これだ!と合点が行く背表紙を見つけたのです。
どうやら僕を呼んでいたのは
ハードカバーで手に入れるはずだったのに
つい買いそびれていた、この本でした。
驚くべきは、表紙のインパクトとガップリ四つに渡り合った中身です。
想像に違わず面白いのですが
まさかこんなに読み応えのある作品だったなんて・・・。
これから先、事あるごとにページをめくりそうな予感がします。
試合中にプレイヤーが使う“アシストカード”で
今までにない斬新なものがあれば採用したい!
・・・という話になり、僕はまず
投球や気象条件の変化といった現実的なアイデアを提案した後
ゲームの世界だからこそ許される妄想ネタもぜひ、と調子に乗り・・・
どんな豪速球でも止まって見える
特殊なメガネなんてどうでしょうか?
・・・と口を挟むと、先方はやや言いにくそうにしながら・・・
相手の能力を下げるパターンはちょっと(´~`;)
・・・とやんわり却下していました。
確かに。
スポーツの世界なのだから
攻撃側は打力を上げ、守備側は守りを固められるような
自分をプラスに持って行く切り札の応酬で
白黒つけた方がスッキリするってものです。
こんな簡単なことに気がつかなかった理由が
帰宅後、いつものようにDSの電源を入れた時に分かりました。
きっと、ポケモンのやり過ぎなのです(;¬_¬)
僕が大好きな技は「メロメロ」。
♂なら♀を、♀なら♂を誘惑して技を出しにくくします。
どんなに相手が強くても、これで骨抜きにすれば
かなりの確率で勝てるスグレモノなので
気に入ったポケモンには必ず覚えさせるほどです。
そして、ゴミ捨て場にルーツがある
「ダストダス」を手塩にかけて育てているのは
体中に生ゴミをまとっているせいか、全身が臭いことこの上なく
戦闘中に相手がひるむことがあるからです。
ポケモンは、真っ向勝負を挑んでも限界があります。
時間をかけてやり込めばやり込むほど
相手の能力を下げることにも心血を注ぎがちなので
少々発想が凝り固まってしまったのでしょう。
ドラクエも含めて2年半もRPGをプレイし続けているからこそ
かえって色々なものが見えてくるような気がしました。