2010年11月24日

気分爽快、まとめ読み

ONE PIECE全60巻。
読んでおいてよかったぁヾ(^▽^)ノ

埼玉西武ライオンズ・ファン感謝の集い【サンクスフェスタ】で
トークコーナーの司会を仰せつかったのですが
個人的に、一つだけ大きな壁がありました。
“ONE PIECE会”が登場する時間帯を
どうやって仕切るのか、という難問です。

世の中と同じく、選手の間でもONE PIECE人気は絶大で
ライオンズの中でも私設ファンクラブが自然発生するほどでした。
それなら、メンバーからお客さんへ
ONE PIECEにまつわるクイズを出して
大いに盛り上がろうじゃないか、という提案が
「会長」の帆足和幸選手から挙がったのです。

ならば司会は斉藤一美だろう、と
球団サイドから白羽の矢が立ちました。
このブログの自己紹介欄に・・・

【趣味】毎日1冊ずつのONE PIECE読破

・・・と書いてあったのが決め手だったそうなのです。

感謝の気持ちでいっぱいになると同時に、慌てましたO(><;)(;><)O
17巻まで読み終わってから
<ポケットモンスター・ブラック>が発売され
とことんやり込んだせいで、いつの間にか
麦わらの一味が繰り広げる壮大な冒険を
追いかけることができなくなってしまったからです。
誰も傷つけていませんが
堂々とウソをついていたことに違いありません。

何ごとも、看板に偽りがあってはいけないのです。

ONE PIECE会に後押しされるように
残り2週間で、あと43冊を読破する決心がつきました(`_´)ゞ
ただし、南郷秋季キャンプの取材で1週間もとられてしまうので
宿泊先の日南海岸南郷プリンスホテルに持ち込むしかありません。

ONE PIECEのまとめ読みは骨が折れます。
喜怒哀楽全ての感情がほとばしり
適当に目で追うことができないからです。
しかも時折“哀”で感極まるので、なかなか進まず始末に終えません。
朝食で1冊、寝る前に3冊の毎日4冊ペースが精一杯でした。
それでも、読み終えるたびに僕の心は希望に満ちました。
おまけにBGMは砂浜に打ち寄せる波の音です。
何という贅沢でしょうか( ̄。 ̄)y-~~

同じホテルに泊まっているよしみから
一度だけ、インタビューの収録を僕の部屋で済ませました。
訪れたのは、偶然にもONE PIECE会のメンバー・涌井秀章選手です。
目の前に並べられたお宝を見つけた彼はニヤリと笑い
すぐにその中の1冊を手に取り、長い指でページを繰りながら
「どこまで読んだんですか?」と訊ねてきたので
“水の国”に入ったところ、と答えると・・・

あぁ、ウォーターセブン。
空島は終わったんですね。

・・・とすぐに返す姿はマウンドさばきと同じく堂々としていました。

ちなみに、涌井選手の周りでは
せっかくONE PIECEを読み始めても
この“空島(そらじま)”のくだりで挫折してしまう人が多いそうです。
確かに、ボスのエネルに辿りつくまでの話が
少々ややこしいかもしれないので、お気持ちは察しますが
その後の“ウォーターセブン”は
個人的に涙が涸れるくらい泣きはらした話だったので
そこで断念するのはもったいない、と後に痛感しました。

回を追うごとに内容が重くなっていくので
60冊目の読破は、まさにイベント当日の
渡辺監督がビクトリーロードを駆け下りてくる時まで
ずれ込んでしまったほどです。
でも、目標を達成したその爽快感といったら、も~(~▽~@)♪♪♪

おかげ様で、高山久選手が“そげキング”に扮した挨拶にも大笑いして
“ボア・ハンコック”を慕う星秀和選手には・・・

そりゃ男だったら誰でも好きだよ
あのツンデレ女(*´д`*)

・・・という具合に妙に共感できました。
何よりも、帆足会長から繰り出される曖昧なクイズの数々に
キチンと突っ込めて心底ホッとしています<(_ _)>

ライオンズ・ONE PIECE会から炊きつけられるように
全巻を読み終えたおかげで
僕は人生の指針となる名言を2つも手に入れました。
次回、謹んで紹介させていただきます。
かなり恥ずかしいですけど(^^ゞ

投稿者 斉藤一美 : 22:13

2010年11月16日

就任を望む!

新選手会長・片岡が打つ!

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新キャプテン・中島も打つ!

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そうやって同い年の2人が
来シーズン、ライオンズの両輪になってくれれば
今度こそ優勝できるんだろうなぁ・・・と夢想させてくれる
南郷秋季キャンプ・居残りロングティーバッティングの一コマでした。

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投稿者 斉藤一美 : 17:05

2010年11月12日

僕、久々にカッコよくなりました

APECの開幕につき
横浜は“超”がつくほどの厳戒体制に入りました。
よくよく考えると、だからこの時期の公開なのか?と
勘ぐりたくなるほどのタイミングですね。

SP 野望篇

皆さんと同じように、僕も連ドラ放映当時からのファンです。
観終わった今、心が満たされています。
TVの40分サイズでは短すぎて、毎週土曜の夜は
かなり欲求不満が貯まりましたが
映画版の方があっという間に思えます。不思議です。
冒頭からラストまでの100分が、10分くらいにしか感じません。

あと、映画館から出た瞬間
自分がカッコよくなったかのような勘違いを起こしました。
こんなことはケビン・コスナーの【アンタッチャブル】や
キアヌ・リーブスの【マトリックス】を観た時以来です。
僕の中では、洋画の大作と完全に肩を並べました。

【革命篇】の公開は来年の春だそうです。

作品の虜にされた者として言わせてもらいます。
あんなに気になる予告をしておいてあと4ヶ月も待たせるだなんて
はれっきとした犯罪行為ですからね(;´・`)

投稿者 斉藤一美 : 22:55

2010年11月11日

後の先

予想外に白熱した日本シリーズも幕を閉じ
早いもので11月も半ばにさしかかってきました。
西武ドームも秋の装いです。

autumn@seibudome.JPG

新聞に目を通していると、大相撲九州場所も近づいてきたせいか
なかなか負けない横綱・白鵬にちなんで
不世出の力士・双葉山の生き様を紹介する記事が多く見られます。

その中にあったのが『後の先(ごのせん)』という言葉。

相撲では、行司の軍配が返った瞬間から
少しでも先に有利な態勢を作り上げたいものですが
立ち合いで、むしろ相手の動きを見てからぶつかりに行き
いつの間にか主導権を握ってしまうという戦い方です。
どんな奇襲にあっても決して慌てることはありません。
「さぁ、どこからでもいらっしゃい」と言わんばかりの双葉山の取り口に
当時のライバル達はさぞ戸惑ったことでしょう。

『後の先』とは“受け”のしなやかな強さを表現しているのです。

これって、野球実況の理想形ではないかと感じました。
目の前の対象が動かないとこちらも喋りだせないので
どうしても「投げた」「打った」が少しずつ遅れてしまいます。
それでも「アウト」「セーフ」「ファール」「ホームラン」の瞬間を
ほぼ同時に喋り切ってしまえば
スタンドから聴こえてくる歓声と
シンクロした実況が生み出されるのです。

大切なのは、最後には
選手とボールの動きにさりげなく追いついていること。
これこそが実況アナにとっての“勝利”といえます。
“黒星”のリスクが高い自分の仕事にあてはめてみると
白鵬の62連勝と双葉山の69連勝の凄味が伝わってきました。

このオフシーズンは、自分の時間がたっぷりと用意されています。
野球とは何か?実況を面白くするための手段は?
そして、来年でいよいよ30周年を迎える【ライオンズナイター】を
もっとたくさんの方々に聴いていただくためには
どういった企画を押し出して行くべきなのか?
そんなことを、ポケモンでもやりながらじっくり考えていくつもりです(^O^)/

投稿者 斉藤一美 : 21:25

 

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