2010年01月03日

マザコン宣言!

あけましておめでとうございますヾ(´ω`=´ω`)ノ
一般的な感覚とズレていることは百も承知ですが
本日2010年1月3日をもって、2009年の仕事納めに至りました。
要領が悪いというか不器用というか
箱根駅伝が終わらないと年賀状すら書く気になれないのです。

総合実況は今回で2回目。
前回の反省から「箱根の壮大なコースを文字化した地図」と
今走っている20人のプロフィールが一度で見渡せる
「区間別選手名鑑」を
コツコツ、シコシコと手間隙かけて作り上げ、本番の復路に臨みました。

P1020398-0.13.JPG

いざフタを開けてみると、地図はそこそこ使えました。
ところが、名鑑の方は時間ギリギリで完成させたため
キチンと取り扱うイメージトレーニングを怠ったせいか
お目当ての大学を探すのに手間取り、放送中に・・・

え~っとぉ
日体大日体大日体大日体大日体大
あれ?どこだ(?_?)

・・・と口走る失態を演じてしまいました。カッコ悪っ(;¬_¬)!
いっそのこと、黙って探すべきでした。
つまり、準備にかける時間がまだ足りなかった、ということなのです。

こうして今回の実況も一筋縄では行きませんでした。
箱根駅伝を掌の上で転がすように喋る日は訪れるのだろうか、と
思うだけで気が遠くなります。
この悔しさを晴らすチャンスは1年に一度しかないからです。
となると、もし上手く行けばこんなに気分の良いものもありません。

早稲田大学競走部OB・三輪真之さんが
選手時代の一昨年、こんなことを話していました。

箱根駅伝は、色々なことを教えてくれる
第二の親のようなもの。
父親の持つ厳しさと
頑張る子供を励まして包み込んでくれる
母親のような温かさがある。

今になって、彼の言葉を理解できたような気がします。
大手町・鶴見・小涌園・芦ノ湖で喋っていた頃の僕は
“父”も“母”も知っていますが
浜松町のスタジオに缶詰状態の中で挑む総合実況を受け持ってからは
なかなか“お母さん”がこちらを向いてくれません。
明日からの1年間は、各大学の選手・監督と同じように
“母”をどうやって振り向かせようかσ(^_^;)?と
思案に暮れる日々になりそうです。

投稿者 斉藤一美 : 2010年01月03日 23:18

 

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