2009年09月08日

ケチャップ味のアナウンス

近年、日本のプロ野球でも当たり前になってきたスタジアムDJ。
かつて、神戸の夜空にこだました名調子・・・

イチロォ~スッズゥキィ~!

・・・という男性の声が印象深いせいか
英語的な発音で絶叫する方が多いような気がしませんか?

だから余計に、日本語の正しいイントネーションで
パフォーマンスしているDJを聴くと際立ちますよね。
僕のお気に入りは、横浜スタジアムのケチャップさんです。
男らしい野太い声と、野球を愛する情熱が程好く絡み合っているせいか
プレーボール直前にフィールドへ散っていく
ベイスターズの選手を紹介する時など
僕は本気で鳥肌を立ててしまったことがあります。

先週土曜日の横浜×中日戦。
僕は【ホームランナイター】のスタジオ担当だったので
ちょくちょく文化放送の電波に乗ってくる
ケチャップさんの場内アナウンスを聴いて
「やってる、やってる」と秘かに喜んでいました。

ところが彼は、突然
石川雄洋(たけひろ)選手の打席でこんな風に叫んだのです。

7番・ショート・石川ぁ~タケヒィーロー!

最後だけ、英語もどき( ̄◇ ̄;)

ケチャップよ、あなたもか!
あなたまで「普通のスタジアムDJ」になってしまうのか!
他の打者や、それ以外の石川の打席では
フツーの日本語アナウンスだったじゃないか!
その時、あなたは何ゆえにイングリッシュだったのか!

今日、ハマスタに行ってご本人に訊ねてみました。

あの場面は、ランナーが得点圏にいるチャンス。
石川に“ヒーロー”になってもらいたかったんです。
佐伯貴弘の時も「タカヒィーロー!」ってやりますよ。

まさかの、ダジャレ┓( ̄∇ ̄;)┏

でも「今の、妙だな」と思った時点で彼の思うツボですよね。
ただ、僕だって、西武ライオンズ時代の松井稼頭央選手を
“セクシー・ショートストップ”と呼んでいたのも
アイドルだった時の浅野ゆう子さんが歌っていた
『セクシー・バスストップ』を下敷きにしたに過ぎないので・・・

この人の発想って、オレと根っこが一緒かも

・・・と感じたのも事実です(#^.^#)

ハマスタ。
横浜のチャンス。
バッターは佐伯か石川。

この3つの条件が揃ったら
あなたの心はケチャップ味で満たされます。
くれぐれもご用心下さい(o^-')b

投稿者 斉藤一美 : 2009年09月08日 22:31

 

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