2009年09月28日

恩人はゲーム好き

僕が小学生の頃、日本球界にとって
メジャーリーグは雲の上の存在でした。
当然、日米大学野球なんて開催したところでほとんど歯が立たず
彼我の力の差を見せつけられて終わっていただけなのに
東洋大学の絶対的エース・4年生の松沼雅之がいた
1978年の日本代表は全く違いました。
4勝3敗で、堂々の優勝を飾ったのですヾ(^▽^)ノ

彼は連戦連投にもかかわらず
第7戦もブルペンで投球練習をビュンビュン行い
疲れた顔一つ浮かべずマウンドに上がり
当たり前のごとく、メジャー予備軍の打者をキリキリ舞いさせました。
NHKの生中継にかじりついていた僕の感情は
今なお、簡単に記憶の底から引っ張り出すことができます。

あの第7回・日米大学野球から、松沼雅之は僕の憧れなのです。

P1020266.JPG

それなのに、こうして僕の仕事場までご足労いただき
2ショットで写真に納まるなんて
子供の頃は想像もつきませんでした(〃▽〃)

まだ駆け出しの実況アナだった頃
今までの型にハマらない中継スタイルを築き上げようと
色々と工夫をしていたのですが
僕をまるで異物のように扱う者もいる中で、松沼さんは・・・

い~んだ。それでい~んだよ。
ライオンズナイターは
“色物”の中継なんだから
解説とのやりとりや実況の中に
たくさんの笑いが
散りばめられていたっていいじゃないか。

・・・と背中を強く押してくれたのです。
この一言がなかったら、僕のアナウンサー人生は
全く違うものになっていたと思います。
松沼弟やんは、言わば僕の恩人なのです。

それでいて偉ぶっているところは皆無なので
一回り年が離れているにもかかわらず、まぁ話しやすいこと!
失礼を承知で申し上げると・・・
絶対に丁寧語でしゃべらなければいけない友達
・・・といった感覚に近いかもしれません。

そういった流れから、よく野球以外の話もさせていただきます。
驚くことに、弟やんは【ドラクエ】が大好き。
しかもⅠ~Ⅷまで全てプレイしている「本物のゲーマー」で
今は、最新作・Ⅸの深遠なる世界に没頭していらっしゃいます。

僕は、番組にお招きして、前半=野球/後半=ゲームを軸に
トークを広げようと考えていたのですが
よくよく話を伺うと「西武ライオンズへの入団」と「ゲーム」は
密接に関わっていたので意外な方向へと話は進んで行きました。
ぜひ聴いて下さい( ・∀・)つ
(30分45秒)

投稿者 斉藤一美 : 2009年09月28日 14:14

 

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