2009年08月20日

親子逆転、受け入れます!

あの~・・・。
ドラクエⅨって、どの場面で電源をOFFにすればいいのでしょうか(T^T)

寝る前に5分だけ、と思っていたのに
もうちょっと、もうちょっとの繰り返しであっという間に5時間が経過。
もぬけの殻となったカデスの牢獄で体力を回復させた後
セントシュタインの城下町にある銀行へ飛び、戦闘で得たお金を預け
教会でお祈りしてデータをセーブするたびに、神父さんから
「まだ冒険を続けますか?」と問われます。
まさにそのタイミングがゲームを終える絶好のチャンスなのに・・・

はい(^^)/

・・・とAボタンを押してしまうなんて明らかに自分を見失っていますよね?

つい最近までこのような夜の過ごし方が続いていたので
慢性的な寝不足の中で気を張って仕事をする、という
緊張感に溢れた日々を久々に味わいました。
この部分だけを見ると、僕は意志薄弱です。
ただし、シナリオの進め方はかなり頑固でした。

「Ⅳ」しか知らないドラクエ初心者としては
冒険を続けるうちに、自然と“仲間”に出会い
その後の行動を共にするものとばかり思っていたのですが
僕の分身ともいえるキャラクターのレベルが20を越えても
一向にその気配がありません。
この疑問をスポーツ部のドラクエ仲間に打ち明けると・・・
ルイーダの酒場でこちらから声をかけない限り
ず~っと一人きりですよ!

・・・と諭されてしまったのです。
しかし、この間違いを犯したことで僕は・・・

そういえば、今まで生きてきて
自分から積極的に
友達を作ったことはなかったなぁ(・∀・)

・・・と四十年ちょっとの来し方に思いを馳せて・・・

これもオレの生き方だよな( ̄ー+ ̄)

・・・と開き直り、逆に単身で戦い続けていく決意を固めたのです。
魔物との戦いで得た経験値も独占できるので
みるみるうちにレベル40を越えて連戦連勝!
意気揚々とシナリオをクリアして、物語も佳境に入った頃
ラスボスちょい手前の強敵が、僕の一人旅を阻みました。

和装に身を包んだタイガーマスクにしか見えない“ギュメイ将軍”に
ど~やっても勝てないのです。
僕が、意地になって2~3レベルを上げてからリベンジを挑んでも
いとも簡単に僕の挑戦を跳ね返します。
こうなると、さすがに気づきました。
ドラクエ制作スタッフは
仲間と協力して相手に立ち向かうことの大切さ
ユーザーに教えたいのだ、ということを。

すぐさまルイーダの酒場へ引き返して
家内と息子の名前で仲間キャラを作り
新たな旅を始めることにしました。
彼らをレベル30くらいにまで成長させ
満を持してギュメイ将軍に戦いを挑み、見事に撃破した時は
何ともいえない喜びが込み上げてきたものです。

ところが、最後の最後、真のボスキャラ相手に再びつまずきます。
3人がかりで暴れても、すんでのところで攻撃をかわされて
全滅してしまうのです(>_<。)

僕はよほど落ち込んでいたのでしょう。
見かねた中2の息子が、自分のドラクエⅨで育て上げたキャラクターを
通信機能を使い、僕のDSに送り込んできてくれました。
僕より遅く始めたのに、ストーリーをもうクリアしているのです。
こ、子供って毎日自由でうらやましい( ̄◇ ̄;)と思って
プレー時間を比べてみたら、たびたび徹夜してきた分
圧倒的に僕の方が長かったのにはビックリ!

息子との違いは「制限枠いっぱいの4人で戦っているか否か」でした。

僕は、知らず知らずのうちに
斉藤家の構成である「父・母・息子」の3人だけにとどめていました。
初めに仲間を増やすことを怠ってからは
全て後手に回ってしまったのが悔やまれてなりません ┓( ̄∇ ̄;)┏

極端な話、1人をとことん鍛え抜けば
最高レベルのボスキャラを倒せるのかもしれませんが
低いレベルなりのバラエティーに富んだ攻撃を
複雑なジグソーパズルのように上手に組み合わせることによって
相手に打ち勝つ痛快さは、仲間が多いほど味わえます。
この、戦闘シーンにおける微妙なサジ加減こそが
ドラクエの真骨頂なのではないでしょうか( ̄~ ̄)  

さて、最後のボスキャラとの対決。
あと一息で勝てる!という場面で、僕の育てた3人は
全員マヒ状態に陥り身動きが取れなくなってしまいました((((゜д゜;))))
結局、ヤツにとどめを刺したのは
通信でこちらのDSに来てくれた息子のキャラクターです。
彼は、戦い方も僕より冷静だったせいか
一瞬、頼れる父親のようにも見えたのは不思議な感覚でした。

たかがゲーム、されどゲームで垣間見えた“親子逆転現象”も
同じソフトに入れ込んでしまうバカバカしさがあってこそ。
年頃の息子との会話は
ドラクエⅨのおかげで途切れることがありません(^-^)人(^-^)

投稿者 斉藤一美 : 2009年08月20日 15:33

 

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