2008年10月12日

何と美しき消化試合!

今夜のヤクルト×横浜は、シーズン最後の公式戦だったせいか
とっても温かい雰囲気に包まれていました。

先に仕掛けたのはライトスタンド。
今日でユニフォームを脱ぐスワローズの名脇役達への声援・・・

真中!真中!真中!
度会!度会!度会!
公誠!公誠!公誠!
河端!河端!河端!

・・・は当たり前ですが、彼らはその流れで・・・

頑張れ、頑張れ、琢朗!
頑張れ、頑張れ、尚典!

・・・と、このビジターゲームをもってベイスターズを退団する
2人のスタープレーヤーへも特大の声援を送っていました。
で、今度はレフトスタンドが
真中・度会両選手のヒッティングマーチを奏でて
ライトスタンドと一緒に大合唱ですよ!

反則でしょ(/_・、)

僕はこういう「敵からのエール」に弱いんです。
かつて、引退試合で場内一周をした伊東勤選手が
レフトスタンドにさしかかったところで
近鉄の応援団が“伊東マーチ”を演奏した場面に立ち会って以来
もう、ダメなんですよ(>_<。)

こういう時に、改めて思います。
試合に集中できないから迷惑だ!とか、あんなもの単なる騒音だ!とか
人によっては白い目で見る“鳴り物応援”が
日本のプロ野球に根づいていて本当に良かった、と♪
やっぱり音楽は大事ですもん。

それだけに、いつもは右側からしか聞こえてこない音色と歌声が
不意に左側から耳に届いた時
何か、こう、情にほだされちゃうわけですよ。
ただ見ているだけの僕がこの有様ですから
その声援を受けた本人の心は、大いに揺さぶられますよね。
打席に入る前から号泣しているのも仕方ないと思います。

しかも、小野公誠選手なんか代打で出てきて
泣きながらバットを振ったら決勝ホームラン!

こっちが号泣するってーの(;´д⊂)

下を向きながら、ゆっくりとダイヤモンド一周する小野選手に
横浜ファンも、立ち上がって拍手の嵐。
それを見て、さらに泣けてきました。

エースと4番打者、そして守護神を引き抜かれて
ボロボロになりながらも144試合を戦ってきた両チームを
見守ってきたファンの皆さんが集まっていたからこそ
こんなに美しい消化試合を行なえたのかもしれませんね( ̄ー ̄)

投稿者 斉藤一美 : 2008年10月12日 22:57

 

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