2006年07月17日

軽井沢DE炉ばた焼

久しぶりに連休が取れたので
骨休めに軽井沢へ行って来ましたε=ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
一番の楽しみが夜の食事です。
極端な話、、我が家はこの店で飲み食いするために
軽井沢へ行くような節があります。

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“炉ばた焼 藤村(とうそん)”です。
小諸市出身の文豪・島崎藤村にちなんでいます。
新幹線の駅から歩いて5分もかかりません。

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西武ライオンズ・黒岩彰球団代表からの
『スピードスケート選手時代に軽井沢で合宿していた時は
 毎日のように通っていたなじみの店なんだ。
 ゼ・ッ・タ・イおいしいから、行ってみて!』という
猛烈プッシュが全ての始まり。
一発でハマって、早や5年が経ちました。

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渡辺邦雄店長の直筆おしながきです。
開店は1983年。店長、28才でした。
かつて“藤村”のそばには広大な空き地があり
赤坂で大火災に遭った
かの有名ホテルのオーナーが所有していたそうです。
莫大な補償金の支払いに充てるため
土地を軽井沢町へ売却したことで
中軽井沢へと続く道路が完成し、交通の便が良くなりました。
避暑地として注目されるのも当然です。
ちょうどバブル景気も始まり、別荘の建設ラッシュに加え
観光客がドッと押し寄せた時期に
“藤村”は口コミで評判を高めていきました。

例えば、岩ガキ。

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能登半島にたった2人しかいない
カキ専門の海女さんが採った選りすぐりの一品です。
激・プリプリの歯応え(^凹^)
レモンを絞って食べると、ほっぺたが落ちます。

そして、焼魚。
店長曰く、日本近海で獲れる美味しい魚BEST3は
第3位 甘鯛
第2位 キンキ
そして、栄えある第1位が・・・・・・・・・・のどぐろ!
塩焼きです。
 
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口を開けると食道から胃袋までが真っ黒なので、のどぐろ。
この写真でも、エラの奥が黒いのがわかります。
大きな目と真っ赤な体のスズキ科の魚で
太平洋側での名前は、赤ムツです。
『日本海モノは身の締まり方が最高で
 味わいが格別なんですよ』と店長は胸を張ります。

しかも“藤村”なら・・・・・・・・・
都内の3分の1の値段でOK!

安さの秘密は
オーナー自らが《全国グルメ行脚》を続けε=ε=(┌ ‐)┘
仲介業者を挟まずに仕入れるルートを創り上げたうえに
直接、店のトラックで輸送している企業努力から来ています。
そこで、あれこれ食べ比べているうちに
北陸産の魚介類にこだわるようになったのは
『渋味がなくて、ダントツで甘いから』だそうです。
とりわけ『富山湾で獲れたモノは最高』とのこと。
『山の土壌を削って川から流れてきたプランクトンが
 栄養豊かに育っているからこそ
 それをエサにする近海の魚が美味しいのです。
 北陸は良い山・良い川・良い海が揃っていますよ』と
渡辺店長はいつも嬉しそうに喋ってくれます(* ̄▽ ̄*)

さらに、寒くなってくれば
甘エビ・シマエビ・ボタンエビを桶にてんこ盛りにして
生きたまま、醤油をつけて食べる【エビの踊り食い】や
プルルン!とした身がとても甘い【ズワイガニの炭火焼】や
禁漁期間が11ヶ月という、とても貴重な
【香箱ガニ(ズワイガニのメス。お香を入れる箱のように小さい)】の
ホワホワした上品な風味も楽しめるのです。

こちらは、蜂の子の塩炒め。プチプチ、フワ~。

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似て非なるプチプチ感と清涼感に包まれる、桑の実。

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比内地鶏の入麺。あっさりとしながら深い味わい。

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あとは、千曲川で捕まえた【天然アユの塩焼き】とか
【天然ウナギの白焼き(極太!)】も“藤村”の夏メニュー。
秋ならば、軽井沢産の【焼マツタケ】に涙、涙。
来年の春先に食べてみたいのが【ホタルイカの踊り食い】。

こうして挙げればキリがないほど、旬の食材、勢揃いなのです。

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もち、酒も旨いッスよ。オススメは焼酎。
かなりキツいものを飲んだのに
広葉樹の原木から採った【なめこの味噌汁】で締めた時は
体調もバッチリでした。
極力、味に手を加えずに
素材の美味しさを引き出すのが渡辺店長のモットーです。
大いに舌鼓を打って、値段は良心的。
朝の3時までやっている店なんて、軽井沢ではここだけですよ。

一度足を運んだが最後、また来たくなるのでご了承下さい(¬ー¬)

投稿者 斉藤一美 : 2006年07月17日 00:14

 

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