2007年08月06日

地味だからこそステキなプ~、いやクゥ

この時期にして、すでに日焼けで真っ黒な小6の息子と
かなりベタな選択ですが
河童のクゥと夏休みを観に行ったので
サクッとご報告させていただきます。

“ありえないペットとの出会いと別れ”や“人間の愚かさ”を描いた
よくある映画の一つに過ぎないだろう、と高を括っていたら
あっけなく予想を裏切られました。

登場人物とのやりとりがすっごい地味なんです。
そんじょそこらの作品だったら
こんな場面、カットしてるだろうなぁ・・という部分を
丁寧に表現していたりします。
しかもクライマックスが、特に、地味。

だからこそ、まさか!と皆さんは呆れるでしょうが
ドキュメンタリー映像を見ている感覚に何度も陥ってしまいました。
ホントに河童と暮らしたら、こんな日々を過ごして
家族とはこんな会話を交わすんだろうな・・と納得できるのです。

『クゥ』は地味だからこそ、間違いなく心に響きます。
“地味”を積み重ねた結晶が、2時間18分のロングサイズ。
それでも僕の隣に座っていた小さな女の子は
最後まで飽きた素振りを見せませんでした。
おそらく、傑作の証しかと('∇')

原恵一監督はご存知<クレヨンしんちゃん>シリーズでも
名作の誉れ高い『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』
メガホンをとった方です。泣かせ・笑わせ自由自在!
俗に言うカッパの屁の見せ方は巧かったですね。
ちなみに、河童のお尻には穴が3つもあって
オナラのオイニーはとても臭いそうです(≧∀≦)

投稿者 斉藤一美 : 2007年08月06日 23:39

 

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