今夜のマリーンズ

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2014年04月18日

打たれるタイミング

オープン戦から結果を残し、好投が期待された藤岡だったが5回を8失点。
西武打線に無残に打ち崩された。

今カード初戦の試合前、川崎投手コーチに、チーム防御率がリーグ唯一の4点台の現状に悩んではいないかと聞いてみたところ、

実のところ、今はまだその数字はあまり気にしていないとの答えが返ってきた。

要は、いかに負けにつながる失点をしないかがポイントなのだという。

失点したとしても、負けなければいい。いかにタイミング良く打たれるか。
逆に言えば、いかにタイミング悪く打たれないか。

が、重要なのだそうだ。

さすが、野村監督の教え子はいうことが違う。

その論理でいうと、今日の藤岡はタイミング悪く打たれてしまった。

初回無死からピンチを広げ、いきなり4番浅村に満塁ホームランを浴びてしまった。
ところが、すぐに気持ちを切り替え、そこから自分のピッチングを繰り広げたおかげで、
5回に味方打線が奮起を見せ1点差にまで食い下がってくれた。

しかし、それにも関わらず、直後のその裏、先頭の浅村に
この日2本目のソロホームランを喰らってしまった。

これで自軍の反撃ムードはついえてしまい、その後は綱引きに負けたチームがどどど、と
体制を崩されるようにあれよあれよと13点も取られてしまった。

藤岡の信頼を勝ち取るための山登りは、また少し頂が遠のいたが、随所に光るものは見せた。

藤岡よ、タイミングよく打たれろ。タイミング悪く打たれるな。

優勝には君の力が必要だ。

                かわのをとや

             かわのをとや

投稿者 文化放送スポーツ部 : 00:17

2014年04月17日

打撃好調、打って休もう月曜日!!

 昨年5敗を喫した天敵野上に10安打を浴びせ5回KO。
ライオンズに連勝した。

 試合前、4番今江が腰のハリを訴え欠場と、打線の繋がりが心配されたが、この日はベテラン野手が引っ張った。

井口の3年ぶりとなる2打席連続弾に、里崎の逆転2点タイムリー。
ガッツなNICE GUY チャド・ハフマンもタイムリーを含む2安打。タフな走塁でベンチを盛り上げた。

 合計12安打の攻撃に指揮官もまずまず満足そうで、「打線は上向きと」と表現した。

 日曜日の楽天戦で完封され、月曜日休日返上で11人の野手が打撃練習を命じられた。
実は、この休日返上の打撃練習は2週続きで、さすがに選手たちも、いい加減に打たないと
永遠に休みがもらえないと思ったのではないか。

打線の援護に守られ、調子が良くない中でも粘りを見せた先発古谷に2勝目が付いた。

徐々に歯車が噛み合い始めたマリンズ、モデルチェンジした藤岡の好投に期待し、勢いに乗ったまま
現在首位で4ゲーム差のホークスを本拠地マリンで迎え撃ちたいものだ。

キャッチャーからボールを受け取り、わずか6秒のテンポでバッターに投げ続けられたとき、それは藤岡の快投を意味する。

昨年4月、相手投手より先に失点し、涙で降板した屈辱のライオンズ戦、

藤岡、男になれ!!柱になれ!!

               かわのをとや         


投稿者 文化放送スポーツ部 : 08:28

2014年04月16日

涌井復活の兆し!その立役者とは?

涌井が好投。
マリンズのユニフォームに身を包み、指揮官と共に掴んだ初めての勝利は、二人の古巣西武から頂いたものだった。

涌井はまだまだ活躍できる。
伊東監督の下ならまだまだやれる。

2人の、「強い子弟関係で掴んだ勝利!!」

と、一般的には思われているが、この復活のドラマには、実はもう一役絡んでいる人物がいる。
かつての西武のトレーニングコーチであり、現マリンズフィジカルコーチの大迫幸一氏である。

大迫コーチは、涌井が新人時代から慕う師であり、肉体だけでなくメンタルな部分にも大きな影響を与えてきた。

大迫コーチは、涌井のここ2,3年の不調の原因は、体幹の弱さにあると見ていた。
キャンプからオープン戦にかけ一向に状態の上がらない涌井に、ウエイトトレーニング中心の体作りから、体幹トレーニング中心のメニューに切り替えさせ、

「かなりキツイ顔になるぐらいやらせている」 らしい。

 4月1日の本拠地開幕戦であった西武戦の試合前にも、
「もし、ボールのキレが一変してたらトレーニングの成果だと思ってもらっていい」
と話してくれた。
精神面の話は何かしたのか?と尋ねると、
「もう赤ちゃんじゃないんだから、いちいち言わないよ」と、大人の責任を求めていた。

それから2試合結果は出せなかったものの、徐々に肩のスタミナも付き、
「勝った時が、状態が仕上がった時」と大迫氏が宣言した通り、この日の涌井は心と体のバランスが取れた投球で、ストレートの最速は147キロであった。

5回を過ぎてもスタミナに不安はなく、むしろ尻上がりにパフォーマンスをあげて、
「涌井はあんなもん」と揶揄された敵将をも黙らせた。
伊東監督も「大分いい時の真っ直ぐに戻ってきた。あとは変化球の腕の振りだな」とひとまず及第点。

大迫コーチは、
「それでもまだまだ体は硬いけどね。亀の甲羅をひっくり返して上から押さえつけてるような感じだよ、全然反り返らない」
なのだそうだ。

つまり、それは今後トレーニングを続ければまだまだ伸びしろがあるということではないだろうか。
更なる地元千葉での涌井の進化と、希望を抱えやんちゃに笑う大迫コーチ、まだまだ追いかけたくなってきた。

                かわのをとや


投稿者 文化放送スポーツ部 : 08:50

2014年04月04日

マリーンズ、ようやく今シーズン初日(相撲風)!

マリーンズ、快勝で今シーズン初勝利!試合前は強い風、試合開始前後は雨、その後は気温低下とめまぐるしく気候が変わる中で行われた試合でしたが、マリーンズらしい畳み掛ける攻撃が出ました。

なかでも、ルーキー・「アジャ」井上晴哉選手の打球は速い!1打席目の打球はあわやスタンドインかというくらいのものでした。プロ生活は始まったばかり。これからに期待です!
 
                                              高橋 将市

投稿者 文化放送スポーツ部 : 23:24

2014年04月03日

アジャ汁ブシャーッ!


斉藤一美

投稿者 文化放送スポーツ部 : 15:44

収穫の



今季初の関東ダービーは、まさかの開幕3連敗同士の対決となった。

伊東監督就任1年目の昨年の開幕は、2試合連続の延長サヨナラ犠飛と最高の滑り出しだったが、2年目の今年は相性のいいホークス相手によもやの3連敗スタート。

マリンズにとって本拠地開幕となるこの日は、今年初先発の涌井VS古巣西武との因縁の対決とあって、さらに注目の集まるゲームとなった。

初回、涌井は威力のあるストレートで西武打線をねじ伏せる。オープン戦で見せた不安はない。

しかし、3回に下位打線にチャンスを作られると、長年捕手として球筋を知りつくされた上本にものの見事に右中間にはじき返された。

この一打以降主導権を奪い返すことが出来ずにマリンズは敗れた。

開幕4連敗。

試合後、重い空気で待ち構える報道陣の前に伊東監督が現れると、自ら
「シー-ンとしてるな」と報道陣を笑わせた。

「カラ元気ではなく涌井が別人になっていたので一安心した。そのうち勝てますよ」

確かにカラ元気だとは思えない。何か確信を得たような奥深い瞳がとても印象的だった。

策士、伊東監督はこの出遅れを気にする様子はなさそうだ。僕はワクワクしてきた。


                             かわのをとや

投稿者 文化放送スポーツ部 : 08:11