今夜のマリーンズ

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2012年08月31日

成瀬、また一発に沈む。

またもホームランで試合を決められた。

パリーグのホームラン配給王成瀬。

我がマリーンズのエースながら、この不名誉な称号でもう3年も呼ばれ続けている。

故に細心の注意を払って欲しかった。いや、そうしているのだろうが、おかわり君を
打席に迎え、成瀬が投じた球は、絵に描いたようにものの見事に真ん中高目に吸い
込まれていった。

もちろんおかわり君が見逃してくれるわけもなく、強く弾かれた打球は左中間最深部の
フェンスを軽々と越えていった。

逆転3ラン。

それにしても凄まじきおかわり君の吸い込み力。このダイソン並みの吸引力こそが数多
の投手たちに失投をもたらしてきたのだろう。

4連勝で2,5ゲーム差に詰まった首位西武との直接対決だっただけに出来れば初戦を
取りたかった。

しかも一度は逆転しただけに悔やまれる。


明日からマリーンズ得意の9月。

試合前、福浦はこう語ってくれた。

「過去2回、たまたまプレーオフから日本一になったけど、やっぱりリーグ優勝したいッス!!」

代打成功率が5割を超えるベテランの目は本気だ。

まだまだ、まだまだ never give up!!


                                  かわのをとや


投稿者 文化放送スポーツ部 : 22:31

2012年08月29日

4番の仕事!!

8月に入ってから好調の4番ホワイトセル選手。

28日の試合も、2回と4回はイニングの先頭バッターで
ツーベースヒットで出塁!
いずれも得点に結びつきました。
さらには、8回はチャンスで2点タイムリーヒット!!

3安打2打点の活躍で、チームを引っ張りました!

4番の打撃でつかんだ白星をチームの浮上につなげられるのか!?
29日の試合もホワイトセル選手の打撃がカギを握りそうです。

              槙嶋 範彦


投稿者 文化放送スポーツ部 : 00:52

2012年08月09日

執念のWスチール。2位キープ!!

小野が首痛で登板回避。

この窮地にマウンドに上がったのが、中一日で先発の大谷。
なんとか精神力で相手をねじ伏せたいが、流石に疲れは隠せず、どうしても投球が高めに浮く。

そこを初回は中島に犠牲フライ、2回はオーティズにソロ本塁打を浴びる。

ついに、今宵で3位転落か?の不安がよぎったが、この日のマリーンズ打線は春先のマリンガン
打線だった。

3回、金沢、岡田の連打で作ったチャンスに鈴木大地のバントは捕手銀次郎の好守で3塁封殺。

また今日も無死からのランナーを返せないジレンマの始まりかと思いきや、井口の打席で
何と岡田&鈴木大地がWスチールを試みた。結果は井口のファールだったが、久々に見る
西村監督の機動力野球。

その直後カウント3-2から再びオートマチックのWスチール。
ここで井口が見事にセンターに弾き返し、反撃ののろしを上げる。

角中サブローの連続タイムリーで4点。福浦の内野ゴロゲッツー崩れの間に5点目をもぎ取った。

あのWスチールが、あの気迫が勝利を一気に引き寄せたといっていいだろう。

こうゆう野球がいつも見たいんだ。

この勝利で再び3位西武と1.5ゲーム差。このカードで2位を死守した意味は大きい。

この踏ん張りはただの1勝の価値ではない。

                                   かわのをとや

投稿者 文化放送スポーツ部 : 23:41

阿部好投も報われず・・・。

若い投手はゴロの山を築いた。

6回まで打者18人。
パーフェクトではないが残塁なしの文句のつけようのないピッチング。

ホワイトセルの2本の本塁打の援護を受けて、スイスイと、しかし丁寧にコナーに投げ分ける。

「高校時代は三振を取りたかったが、プロに入ってからは内野ゴロに打ち取る方が何倍も気持ちいい」

だそうだ。

ライトスタンドから彼の背中を見ていると、かつてのマリーンズのエース清水直行の雰囲気に
とてもよく似ている。

マウンドからキャッチャーのサインをのぞくとき、セットポジションの入り方。
チェンジの際のファールラインのまたぎ方までそっくりに見える。

勝ち投手の権利を持ち、マウンドを降りたが最終回に新ストッパー益田が同点にされドロー。

だが、この日阿部は『自信』を手に入れた。

これからの活躍に注目だ。

                                     かわのをとや

投稿者 文化放送スポーツ部 : 01:13

2012年08月08日

『流れ』

試合前、不調が続くマリーンズについてキャプテン今江に話を聞いてみた。

「今のところキャプテンとしてみんなの前で何かをしようという考えはない。今はとにかく
『流れが』欲しい」

確かに様々なことが、思うような流れで動いていない。

「ウチは絶対的なエースがいるわけでも、相手を圧倒するようなホームラン打者がいるわけでも
ないので、今まで通り全員でつないでいくしかない」

いつもニコニコ得賀をを絶やさぬ男は真剣な表情で語ってくれた。
責任が肩にのしかかっているのだろう。

初回、先頭荻野がいきなりの安打で出塁するも、犠牲バントの後、後続が断たれ無得点。
嫌な予感で試合は始まった。

しかし3回、1打席目は凡退した井口、ホワイトセルの連続タイムリーで2点先制。

しかししかし、得点するとすぐさま取り返されるのが今のマリーンズ。4回グライシンガーは突如乱れ
同点を許す。

チャンスは再び6回にやってきた。
無死満塁の場面で打席にはキャプテン今江。試合前に話を聞いた立場としては、この打席の今江の思いは痛いほどくみ取れる。

追い込まれながらも、岸の投球に食らいついた鋭いライナーはセカンド浅村の頭上を襲うが、浅村はこれをジャンプ一番、今江の気迫もろともつかみ取った。

歓声は一瞬にして悲鳴に。今江はがっくりと腰を落とした。

続く田中雅は投ゴロで併殺。勝ち越しはフイに消えた。

そうなれば流れはあちら側。直後の7回中島に決勝打を放たれた。

これで3位西武とは0.5ゲーム差。

明日が正念場だ。ズルズルと後退しないよう、この流れ食い止めるしかない。

                                    
                                         かわのをとや

投稿者 文化放送スポーツ部 : 01:29

2012年08月01日

エース成瀬!!

パリーグ10勝一番乗りの成瀬投手に
QVCマリンフィールドの風についてお話を聞く機会がありました。

風を自由自在に操っているかと思いきや、成瀬投手は
「突風のような時もあり、マウンドにあがってみないと
 どんな変化をするかわからない。それが楽しみであり
 難しさでもある。今年は風が自分に味方してくれている」と話していました。

とはいえ、その風の中安定した投球をみせてくれている成瀬投手!
白星の目標は設定していないとも話していていましたが、
この後、いくつ積み上げてくれるのか!?

エースの投球が混戦パリーグの行方に影響を与えることは必至!
そしてマリンの風をうけて、どんな投球をするのか楽しみです。

槙嶋範彦


投稿者 文化放送スポーツ部 : 01:43