今夜のマリーンズ

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2010年10月02日

ありがとう、感動!!待ってろライオンズ

2010年の10月1日はもしかすると今後ロッテファンには「伝説の日」として語り継がれていくのかもしれない。

VSオリックス 5-4 

144試合目、今シーズンの最終戦で決めたCS進出。

しかもこれが、今季のパリーグの単独最終ゲームなのである。

おめでとう! そしてありがとう!

いやいや、しかしまさかこんなにもつれるとは。。。

開幕直後は快進撃、その象徴ともいえる快速ルーキー荻野のスピードに乗っかるかのように序盤のマリーンズはすべての機能が発揮され貯金は最大14まで膨らんだ。

しかし5月、荻野の半月板損傷と同時に失速した。

先発陣はコマ不足に泣き、自慢の同級生コンビの大砲キムテギュンと大松からは快音が消え、ともに月末に1本ずつしか本塁打を打たなくなった。
終盤にはなんとこの二人が7番8番争いをする不調ぶり。


だが、いかなる状況に置かれても指揮官は耐えた。

思い出してほしい西村監督の背番号を。

 「78」 

指導者の道を歩み始めるにあたり、七転び八起きをモットーに自ら選んだ数字である。

そして今年のチームスローガンに掲げた『和』

初回重圧で2点を失ったエース成瀬に勇気を与える今江の逆転弾。

不調大松の決死のタイムリーヒット、そしてランナー今岡の人生を詰め込んだ魂のヘッドスライディング。

ピンチの芽を摘み取る、内の3日間連続の快投。このところ不安定な守護神コバヒロを補って余りある伊藤のプロ初セーブの粘投。
必死にナインを鼓舞するキャプテン西岡、勝利の瞬間誰よりも大きな笑顔でした。

外国人監督から、ただ『和風な監督』になっただけではなかった。

しっかりチームは一丸、気迫やら闘志やら献身やら滅私やらがいっぱい詰まった強固で大きな『和』が出来上がり、一つも負けられない3連戦を見事全勝した。

千葉マリンスタジアムでの心からの大感動は、2007年クライマックス第一ステージ、ホークスとの3戦目『つなぎの4番』サブローの右中間に放った逆転タイムリーで勝利したあの日以来であろう。

これで今シーズンの西村監督の『5転び6起き』は完了した。

つづくCSで『6転び』、そして日本シリーズで『7転び』と上手に転んでってほしい。

8回目に起きた暁には5年ぶりの歓喜が訪れる。


かわのをとや

投稿者 文化放送スポーツ部 : 2010年10月02日 00:20

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