6月5日放送分後記

皆さま、こんにちは。安藤和津です。
今回お迎えしたゲストは、ユーモラスなお魚の帽子でお馴染み!
魚類学者の【さかなクン】でした。

この日も、さかなクンのトレードマーク「ハコフグ」の帽子を被ってご登場。
白衣にはタコやジンベイザメなどの詳細なイラストが描かれていて、思わず魚魚(ギョギョッ)!
そもそも、さかなクンがお魚の魅力にハマったきっかけは“タコ”だとか。
小学生のとき、友達が描いたタコの落書きを見て、
「こんな可愛い生き物が本当にいるのか~!?」と大感動。
すぐに図書室で図鑑を開き、その生き物が“タコ”だということを知ります。
すっかりタコが大好きになったさかなクンは、学校帰りに魚屋へ通う日々。
水族館で初めて生きたタコを見たときは、魚屋で見るタコとの違いにびっくり!
魚屋に並んでいるタコは、“ゆでダコ”ですもんね~(笑)

素晴らしいのが、そんなさかなクンの好奇心や探究心を理解し、
とことん協力し続けたお母様です。
小学生のさかなクンが「タコを食べたい」と言えば、夕食はタコ料理三昧。
“魚漬け” の毎日で学校の成績がダウンし、担任の先生に呼び出されたときも、
「うちの子は魚や絵が好きなんだから、それでいいんです」とキッパリ。

そのまま伸び伸びと育てられたさかなクンは、高校生のとき、
『TVチャンピオン 第3回全国魚通選手権』で準優勝!その後、優勝を重ね、
前人未到の5連覇を達成します。この快挙の裏側にも、
お母様やお兄様といったご家族の協力があったそうです。
こうして、お茶の間の人気者「さかなクン」が誕生したんですね♪♪

1さかな.jpg


そうそう!中学生のときには、“カブトガニ”の人工孵化に成功しています。
学校に寄贈されたカブトガニの飼育を任され、大切に大切に育てたところ、
ある日、水槽の中にトウモロコシのような大量の黄色い物体が…。
顕微鏡で確認したら動いている。ということは、生きている!卵だ!!と。
地元の水族館スタッフも驚く珍しい例だったそうです。私もオドロキ!
“成魚(大人)”になったさかなクンは、さらに素晴らしい発見をしますが、
この続きはまた来週のお楽しみです(笑)

次回も、引き続き、さかなクンお迎えしてお届けします。
どうぞお楽しみに!!

2011.06.06

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など