2月27日放送用後記

皆さま、こんにちは。安藤和津です。
今回お迎えしたゲストは、
日本の歴史の生き字引ともいえるこの方!
コメンテイター・キャスターの露木茂さんでした。

もう声を聞いただけで、すぐに誰なのか分かるところがスゴイ!
耳に心地いいバリトンでこれは絶対にモテたと思います(笑)
実際、早稲田大学時代には、学生バンドの司会などもやっていらっしゃって、
かなりおモテになったのだとか。やっぱり、という感じですよね~。

でも実は、子どもの頃はとても内気な性格だったそうです。
小学校では先生に名前を呼ばれても、「ハイ」と返事ができなかったくらい。
戦時中に疎開もせず幼少期を過ごしたことで、同年代の子供と関わることもなく、
ご両親に大切に大切に育てられたからであろう…と、
露木さんご自身が語ってくださいました。

1露木.jpg


小学校高学年になるにしたがって、人前に出ることが怖くなくなり、
だんだん活発になっていったのだそうですが…
意外や意外!露木さんにもそんな時代があったなんて。

それから中学・高校と勉学や部活に勤しみ、早稲田大学では放送研究会へ。
早稲田の放送研究会といえば、
以前、吉田照美さんをお迎えしたときにも話題になりましたよね。一石二鳥?(笑)
露木さんはそこで、今の奥様とも出会うことができたんだそうです。(素敵ですよね。)

現在は、大学で『マスメディア論』を教えているという露木さん。
今の若者は「頑張れ」と言っても、頑張れない子が多いとおしゃっていました。
確かに、食べ物を残すなんてあり得ない時代を生き抜いた世代と比べたら、
現代の若者には何かを乗り越えていくエネルギーが少ないように思います。
私も露木先輩の後を頑張ってついて行きますよ~!

さて、次回も引き続き露木茂さんをゲストにお送りいたします。
いよいよアナウンサー時代のお話に突入です!
どうぞお楽しみに!

2011.02.28

2月20日放送分後記

皆さま、こんにちは。安藤和津です。
今回お迎えしたゲストは、先週に引き続き、
『チョコレートの奇跡』を先月出版された楠田枝里子さんでした。

チョコレートのお話一つとっても分かるように、
楠田さんは本当に好奇心と探究心に満ちあふれた女性。
「これだ!」と思ったら、目的に向かって突き進む行動力も兼ね備えていて、
その一途ともいえる意志の強さは圧倒されるほどです。

ご存知テレビの司会者としてのお仕事はもちろん、
科学エッセイや絵本、ノンフィクション、
さらには「ナスカの地上絵」の研究・保護活動への支援など
楠田さんの探究心は留まることを知らないみたい(笑)

「ナスカの地上絵」については、
海外を飛び回ってさまざまなものを見てきた楠田さんでも、
内臓がひっくり返るくらいの衝撃をうけたそうです。
日本という国で身につけた美的感覚が通じない、
美しいのか醜いのか分からない。そんな不思議な体験…。
「100回見たら100通りの感動がある」と、楠田さんは語ってくれました。

2楠田.jpg


もうひとつ。楠田さんの危機一髪には、こちらの内臓がひっくり返りました!
セスナのトビラを取り払い、そこから身を乗り出して地上絵の撮影をしていたら、
あるとき座席が外れて落ちかけた!!なんて。
さすがに「もうダメだ」と思ったそうです(笑)

そんな経験があったのに、私が「ナスカの地上絵を見てみたい」と言えば、
「行きましょう!」と二つ返事の楠田さん。本当に素晴らしいフットワーク!
放送には入っていませんが、次にやりたいことをお聞きしたときには、
このようなことをおっしゃいました。
「まだ言えない。まずは自分の中で熟成させてからでないと」。

楠田さんの行動力は、目的意識にもとづいたものなんですよね。あっぱれ!

さて、次回は露木茂(つゆき・しげる)さんをお迎えします。
どうぞお楽しみに!!

2011.02.21

2月13日放送分後記

皆さま、こんにちは。安藤和津です。
今回お迎えしたゲストは、
「なるほど・ザ・ワールド」でお馴染み!
司会者・エッセイストの楠田枝里子さんでした。

楠田さんは、最新刊『チョコレートの奇跡』を出版されたばかり。
バレンタインデー前日に最もふさわしい方をお迎えできました(笑)
お話を伺ってチョコレートの持つ知られざるパワーにも驚きましたが、
私にとっては、「楠田枝里子さん」ご自身がまさにミラクル!
なぜ、いつまでも健康で若々しく、あれほどお綺麗なんでしょうか?

女性に多く見られる便秘になったこともなければ、
これまで一度も大きな病気にかかったことがないという楠田さん。
その健康の秘密をたびたび聞かれるそうですが、思い当たる節がない…。
でも、よ~~く考えてみたら、
「高カカオ・チョコレートを毎日食べている」のだとか。なるほど!

1楠田.jpg


カカオ70%以上の高カカオ・チョコレートには、便秘解消や老化防止など、
知って驚きのさまざまな健康効果が期待できるそうです。
チョコレートをそんなふうに見たことがないので、本当にびっくり。
ただ「甘くて美味しい」のは本来のチョコレートではなかったんですね~。

また、チョコレート研究家のような楠田さんから、
カカオの歴史についてもお聞きすることができました。
遡ること3000年前。最初は苦くてドロドロとした“飲み物”だったカカオに、
やがて砂糖やミルクが加えられ、今のような“食べ物”になったそうです。
固形のミルクチョコレートが生まれてからは、まだ160年ほど。
もし、苦いままのチョコレートがそのまま日本に伝えられていたら、
私たちの食文化も変わっていたかもしれませんね。

ほかにも、楠田さんお薦めのショコラティエなど、
『チョコレートの奇跡』には美味しい情報がいっぱいです。
この本を参考にすれば、バレンタインのチョコ選びもバッチリかしら(笑)

さて、次回も引き続き楠田枝里子さんをゲストにお送りいたします。
お楽しみに!

2011.02.14

2月6日放送分後記

皆さま、こんにちは。安藤和津です。
今回お迎えしたゲストは、先週に引き続き、
芸能界の礎を築いてきたと言っても過言ではない女優・中村メイコさんでした。

なんとメイコさんは、2歳8カ月で女優デビュー!
これまでお仕事を休んだのは出産のときぐらいというから驚きです。
何より、お仕事を嫌々したことがないそうで、
メイコさんにとって「女優」という職業はまさに天職なんですね。

メイコさんは、戦前の実験放送の頃から現代の3Dまで、
テレビ番組の長い歴史をすべて経験されている貴重な女優さんです。
当時の映画撮影の現場について、テレビドラマの撮り方について、
さらには美空ひばりさんとのエピソードまでさまざまなお話を伺うことができました。

著書『人生の終いじたく だって気になるじゃない、死んだ後のこと』の中には、
昭和を代表するスターとのエピソードも満載なんですよ!

そして、メイコさんがおっしゃっていた通り、
この本はぜひ若い方にこそ読んでいただきたいもの。
皆さんはご自分の葬儀に何を望みますか?
メイコさんは、お棺や祭壇、霊柩車は最低料金のものでいいと語っています。
棺なんてどうせ焼いちゃうんだから、「お金のかかることはしなさんな」。
それが、本に込められたメッセージのひとつ。
因習や世間体に縛られず、自分たちが納得しているならいいじゃないか…と。
私も大いに共感し、どこか救われたような気持ちになりました。

2中村.jpg


メイコさんのような先輩がいらっしゃると、年を重ねることが怖くなくなります。
“中村メイコはどうあるべきか” を貫いていらっしゃるんですよね。
私もぜひ見習いたい!

さて、次回は楠田枝里子(くすだ・えりこ)さんをお迎えします。
いったいどんなお話が飛び出すのか!? お楽しみに!!

2011.02.07

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など