4月10日放送分後記

皆さま、こんにちは。安藤和津です。
地震発生から1カ月が過ぎようとしています。
私にできる事は限られていますが、それでも、
小さい力が集まって大きな力となるよう
引き続き支援活動に尽力したいと思っております。
先日は被災地にも行って来ました。
皆さん、とても前向きでかえって希望を頂いて帰って来ました。
生きる力は素晴らしいです!

さて、今回お迎えしたゲストは、
劇団新派を代表する女優・水谷八重子さんでした。
実はわたし、デビュー当時の水谷さんにお会いしたことがあります。
スラッと背が高く、髪は金色に近い茶髪で、
足首にはキラリと光るアンクレット。
真っ赤なネイルに じーっ と見とれてしまって、
子供ながらに「すてき〜!」と憧れを抱いたのを覚えています。


水谷1.jpg

そんな水谷さんは、かなりヤンチャな学生時代を過ごされていたそう。
当時のご自身を振り返り、こうおっしゃられていました。
「怒られるといえば私」。
いわゆる、じゃじゃ馬娘だったそうで、
そもそも女優になると決めたのも「学校に行くのが嫌だったから」
…ということだそうです(ビックリ~!)

お父様は歌舞伎役者、お母様は女優という役者の血を濃く引き継いでいる水谷さん。
16歳のときに女優として、同時に歌手としてデビューしてからは、
思惑通り学校にいく暇もないくらい多忙な毎日を送ることになります。
ただ一つ違ったのは、「学校よりも大変だったこと」なのだとか(笑)

その後、新派の“新しい風”として数々の現代劇で活躍されます。
当時、新派を代表する女優であったお母様が「現代劇運動」に力を入れておられ、
まさに水谷さんのような型破りで最先端の人物が求められていたのです。
水谷さん自身、最初は親の七光りのみでデビューしたと思われていたそうですが、
けっしてそればかりではなかった…ということですね。
それにしても、新派の歴史は123年!すごい!!

次回は、水谷八重子さんのお母様とのエピソードなどもお伺いします。
どうぞお楽しみに!!

2011.04.11

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など