3月20日放送分後記

皆さま、こんにちは。安藤和津です。
今回お迎えしたゲストは、先週に引き続き、
女子プロレス界に偉大なる金字塔を打ち立てたジャガー横田さんでした。

全日本女子プロレスに入門してからは、一日8時間の練習。
3カ月後、プロテストに合格。そして15歳でデビュー。
当時は女子プロ全盛期。年間300本の試合を先輩とともに全国各地で行い、
その合間に基礎体力づくりはもちろん、技や受け身などを猛特訓。
入門から1年後には、同期生が半分に減っていたそうです。

そんな中、ジャガー横田さんは、「人より一回多く練習していた」のだとか。
周りに比べて小柄だったジャガーさんは、
人よりも多く練習を重ねることでご自身のウィークポイントをカバーしたのです。
今ある状況の中でベストを尽くす。この不屈の精神は、
のちに苦しい不妊治療の末、高齢出産に挑んだことからも感じられますよね。
「やらないより、やって後悔した方がいい」。
本当にその通りだと思います。人間やろうと思えば、できないことはない!!

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もうひとつ。ジャガー横田さんといえば「タイトルキラー」。
中でも、『WWWA世界シングル王座』のタイトルを獲得したときのお話は、
そのまま少女漫画になりそうなほどドラマティック!
なぜなら対戦相手は、あのビューティーペアのジャッキー佐藤さん。
ジャガーさんが女子プロレスに入るきっかけをつくってくれた憧れの先輩です。
新人時代には付き人もしていたという大先輩を相手に、
ジャガーさんは勝利を掴みとり、一躍女子プロレス界のトップに躍り出ます。

その後はご存知の通り、何度も防衛戦に勝利し、
着実にスターの座を駆け上っていったジャガー横田さん。
その裏側では、王者としての苦悩やプレッシャーなどもありました。
二度にわたる引退、貯金ゼロのアルバイト生活、そして現役復帰、高齢出産…。
持ち前の不屈の精神で人生を切り拓き、女子プロレスラーとして、
妻として、母として、今も輝くその姿は本当にカッコイイな~。

さて、次回は、夏川りみさんをお迎えします。
どうぞお楽しみに!

2011.03.21

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など