11/21放送分後記

皆様、こんにちは!
先週に引き続き、歌人の俵万智さんをお迎えしました。
いかがだったでしょうか?

俵さんのお話をうかがっていると、
俵家は家庭教育がしっかりされていたんだなぁとつくづく思います。

小学校時代、超速読だった俵さんに
「時間をかけて本を書いた人はどう思うかな~」
と優しく指摘されたお母様。
これほど趣深い言葉をさらっと言える母親はそうそういません!
(俵さんはそれ以降、本をじっくりゆっくり読むようになったそうです)

そして、お父様は俵さんに
「学生は勉強ができていいな~」
と常々おっしゃっていたそうです(笑)
厭味でも何でもなく、純粋に心の底から思っておっしゃっていたんだとか。
そんなご両親に育まれれば、
勉強が大好きな優等生にならないわけはありません!

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そして、大学時代に出会った短歌の世界。
―――千年以上も続いている、日本が世界に誇る古典
―――千年も前の形がそのまま残っているなんて世界的にも珍しい
俵さんに指摘されるまで気付きませんでした!

そうです。短歌は世界に誇る日本の古典。

最近、流行のサイクルが早すぎると思いませんか?
サイクルに追いつくために、歌などはどうしても大量生産しなければ
ならないのかもしれません。
でも、簡単に出来るものは、簡単に忘れてしまうもの。
千年以上も残り続ける短歌に思いをはせながら、そんなことを考えました。


さて、次回はノンフィクション作家の秋尾沙戸子さんをお迎えします。
どうぞお楽しみに!

2010.11.22

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など