9月19日放送分後記


みなさま、こんにちは。
ゲストに【映画字幕翻訳者の戸田奈津子さん】を
お迎えした2回目の放送いかがだったでしょうか?

今や年に何十本も映画の字幕を翻訳されている戸田さんですが、
字幕翻訳者を志した時から実現まで、
20年もかかったことをご存じでしょうか?

大学を卒業後、チャンスを待ち続けて20年。
その間、通訳などをやられていたことを初めて知りました。
映画字幕翻訳の世界は、狭き門。
門の中にはなかなか入れてもらうことができなかったそうです。

でも、人間、諦めちゃダメ!
あのコッポラ監督が、「地獄の黙示録」の撮影中、
たびたび来日されて、その時、通訳とお世話をなさったのが、
戸田さんでした。きっとその時の対応で才能を感じたのでしょう。
コッポラ監督は「地獄の黙示録」の日本語の字幕は
戸田さん!と指名して下さったんです。
戸田さんにとっての本格的な字幕翻訳デビュー作はいきなりの大作!
チャンスはどこに潜んでいるかわかりませんね。

戸田2.jpg


そして、それ以上に驚いたのは、
戸田さんは一度も留学経験がないこと。
私はてっきり戸田さんは留学経験がおありなのかな?
帰国子女なのかな?と思っていたのですが、
戸田さんの学生時代はまだまだ留学は夢のまた夢。
さらに英語の授業は読み書きばかりで、ヒアリングの
授業などはまったくなかったそうです。
つまり、ヒアリングはすべて戸田さんの独学なんです!

机の上だけであんなに素晴らしい翻訳をできるなんで
いかに戸田さんが映画を愛しているか、その情熱が
ひしひしと伝わってきました。
好きなことを一生懸命勉強し、仕事にする、こんなに
幸せな人生はないと思います。

家族のフォローに追いまくられることが多い(笑)
私にとっては正直、うらやましい生き方です。

さて、次回は世界的なダンサーの西島千博さんを
お迎えします。どうぞお楽しみに。

2010.09.20

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など