4月4日放送分後記

みなさま、こんにちは。
ゲストに安倍元首相の奥様【安倍昭恵】さんをお迎えした
2回目の放送はいかがだったでしょうか?

前回は、政治家の妻、総理大臣の妻としての苦労話を
たくさんうかがいました。

今回もその続き。なにせ右も左もわからない世界。
苦労の連続です。

とくに首相公邸での生活は、
誰もが体験できることではないので大変興味深く、
印象的でした。

近くにスーパーがないので当初はどこで買い物をしたら
いいのか迷ったお話。
銀座に買い出しに行っても首相夫人としての“見栄”で
出来あいのお惣菜を買う事が出来なかった・・・などの
お話は聞いている分には笑えますが、ご本人からしたら
相当な苦労がしのばれるエピソードです。

2あべ妻.jpg


昭恵さんのお話をうかがって思ったことは、
政治家の妻、というのは、たくさんの邪念をうける立場
だということです。

立場の違った人たちの様々な思惑が絡み合う世界。
心の均衡を保つのは容易ではありません。

前回、昭恵さんはおおらかな性格だと言いましたが
今回のお話を受けて、さらにたとえて言うなら、
昭恵さんは、「やわらかな鉄板」です。

邪念を含めて、来たものをすべて受け止める強い鉄板。
でも、堅いだけではいつか鉄板も壊れてしまうもの。
昭恵さんの場合は強さと、どんなものにも形を変え、
受け止めることができる、しなやかさを
かねそろえているのだと思います。

そして、政治家の妻になってから通いだした神社と
最近、興味をもたれたという古代の水の女神、
「瀬織津姫(せおりつひめ)」へのまなざしは、
とても共感をおぼえました。

たくさんの思惑が入り乱れる世界にいる方は、
自分をリセットし、ニュートラルな気持ちになる場所が
必要なんだと思います。

欲望をかなえるためや恋愛を成就させるために、
神社に行くのではなく、
自分の心を「ゼロ」に戻すための空間として
私は神社によく行くのですが、
お仲間を1人見つけた気がして大変うれしく思います。

昭恵さん、2週間どうもありがとうございました!
少女のような無防備な笑顔、ものすごくチャーミングでした。
ラジオで皆様にご覧いただけなくて残念!


さて、次回は、吉田照美さんをお迎えします。
緊張です!・・・どうぞお楽しみに。

2010.04.05

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など