3月7日放送分後記

みなさま、こんにちは。
ゲストにソムリエの田崎真也さんをお迎えした
2回目の放送はいかがだったでしょうか?

前回は、2回も高校を中退しながら、
田崎さんが飲食業に目覚めるまでをうかがいました。

結局、高校を中退して、17歳で東京に飛び出してきた
田崎さん。

飲食店を転々とすることになります。
当初、田崎さんは意外にも料理人を志望していましたが、
フランス料理店のウエイターの皆さんの一流のサービスに
衝撃を受け、ホールに路線変更。

そして、天職となる「ソムリエ」という存在を知り、
本場で勉強したいと考えた田崎さんは、
朝昼晩、3つの違う職場で働きながらお金をためフランスへ留学。

当時、日本では「ソムリエ」はまだまだ一般にはなじみが
ありませんでした。
そこに目をつけられた田崎さんのセンスと先見の明に脱帽!

しかし何よりも、「努力を惜しまない生き方」はハンパじゃありません!
前回のお話でも語ってらっしゃいましたが、
田崎さんは一度好きになったら徹底的に追及なさいます。

田崎2.jpg


生まれながらの凝り性ということもあるかもしれませんが、
虫や魚の図鑑に載っている名前を全部覚えてしまう…など、
田崎さんの凝り性の源は、「努力を惜しまない生き方」
なんだと思います。

それは「知りたい」というご自身の強い知識欲だけじゃなく
サービス業で培われた「おもてなし」の心にもいきています。

質問に丁寧に答えて下さる田崎さんの姿勢は、
惜しまずにご自身の半生を語ってくださる誠意に
満ち溢れていました。

それだけに田崎さんの絶え間ない努力が結実した
ソムリエの世界大会での優勝のお話は
とても感動的でした。

田崎さんのお話は私たちに勇気を与えてくれます。
ワインの伝道と同時に、ご自身のことも
もっともっと伝道してほしいと思いました。
ワインのように、時がたてばたつほど、
きっと熟成していくはずです!

田崎さん、素晴らしいお話、御馳走さまでした!

さて、次回は真琴つばささんをお迎えします。
どうぞお楽しみに。

2010.03.08

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など