5月10日放送分後記

みなさま、こんにちは!
今回は、元ガロの【大野真澄さん】をお迎えしましたが、
いや~いっきに青春時代にタイムスリップしてしまいました!

今からさかのぼることなんと40年前。
アメリカから入って来たロックミュージカル『ヘアー』の
オーディションを受けた大野さんと私。
お付き合いはそこから始まったのです!

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大野さんは、昔も今も全然変わらずちょっとシャイで誠実。
そして、若々しい!(ということは実は昔は老けていた?(笑))
もう40年も前のことをまるで昨日の出来事のように事細かに
語る大野さんの記憶力・・・物忘れの激しい私にとっては、
うらやましい限りです。おかげで、大野さんとお話しながら
当時が鮮やかに蘇りました。

知り合う前の大野さんは、
地元・愛知県岡崎市で丸坊主の学生時代を過ごされたとか・・・。
当時の最先端カルチャー『ヘアー』やロックとはかけ離れた
チョーマジメな少年だったんですねぇ。

上京してからの大野さんしか知らない私は、
長髪にジーンズのヒッピーファッションのイメージしかないので
ちょっと丸坊主の大野さんは想像できません。

規則違反もせずにいた大野少年ですが、
実は心の中にはビートルズがきっかけとなったロックへの情熱の
炎がメラメラと燃えていました。

親に金銭的負担をかけたくないように
中学から高校まで新聞少年をやっていたんだとか。
そうしてコツコツと自分で貯めたお金で楽器を揃え、
会場を借りて、ライブをする・・・
まさに青春デンデケデケデケの世界です。

親の脛をかじらずに、6年間も新聞少年をしていたなんて、
大野さんの誠実な人柄をよく物語るエピソードだと思います。

そして、当時の最先端のカルチャーになんとか触れたい!
そんな夢を抱いて上京して飛び込んだ『ヘアー』の世界。
きっと大野少年にとっては本当に刺激的で、
忘れられない日々だったんだと思います。
当時を語る大野さんの目はキラキラ輝いていました!

その思いは私とて一緒。
青春と言う言葉は多分、私たちにとっては『ヘアー』
で共に過ごした日々・・・。
いっきに20代の私に帰った気分でした。


さて、来週も引き続き【大野真澄さん】をお迎えして、
『ヘアー』と深い関係にあるガロ結成の秘話や、
ガロの人気の意外な裏話などをお聞きします。
どうぞお楽しみに!

2009.05.11

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など