3月8日放送分後記

みなさま、こんにちは!
今回のゲストは、私の“姐御”湯川れい子さん!

まずは湯川さんが音楽と出会った原点をお聞きしました。
何と言っても湯川さんのご家庭がモダンだったんだなぁ
と思います。お父様は海軍大佐。
家にはレコードがたくさんあり歌ったり踊ったりの毎日。

そんな幸福な湯川家にも、戦争の暗い影が忍びよります。
そして、湯川さんに決定的な影響を与えたお兄様のお話。
お兄様も音楽が大好きで、幼い湯川さんをおんぶしては
よく森の中で英語の歌を歌って聞かせてくれたそうです。

1湯川小.jpg


「どこの歌?」と聞くと、
お兄様は「自分で作った歌だよ」と答えましたが、
これは悲しい“嘘”。
みなさん御存じのように当時は敵国の歌ということで
米英の曲は禁止されていました。

後にわかったことは、お兄様が歌って聞かせたのは、
「Sleepy Lagoon」という名曲。
出征して戦死されたお兄様の歌を、戦後、ラジオで偶然
耳にした湯川さんは音楽にどんどんのめり込んで行きます。

湯川さんをおんぶして森の中で
禁じられていた歌を歌うお兄さん。
まるで悲しいおとぎ話のような、
でも本当にあったお話。
私、花粉症で自然と涙が出てきてしまうのですが、
このお話は心からの涙なくしては聞けませんでした。

いまだに現役で
音楽の素晴らしさを伝え続ける湯川さんはきっと、
お兄様の分も
あわせて生きていらっしゃるのではないでしょうか?

さて、次回は湯川れい子さんが取材した
海外アーティストの秘話をお聞きします。

2009.03.09

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など