2月8日放送分後記

今回のゲストは俳優の内田朝陽さんでした。

放送でも言いましたが、内田さんとの最初の出会いは“文章”でした。ある作文コンクールに応募してきた当時14歳の内田朝陽少年のあまりの文章のうまさに、本当に本人が書いたものなのかどうか?私を含めた審査員一同疑ってしまったのです。

そして今回、初めて知ってビックリしたのは、実は本人は「作文をコンクールに出したくなかった」ということ。当時の朝陽少年にとって、作文や詩は誰にも打ち明けられない心のうちをかたちにしたまさに「裸の朝陽少年」そのもの。けっして人に見られたくない心の日記だったんですね・・・。

放送で内田さんご本人の口から明かされましたが、朝陽少年は学校でイジメにあったり、ちょっと普通とは違う家庭環境の中で少年時代を送っています。

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変わった家庭環境というのは、これは仕方のないことですが、ご両親がフレンチレストランを経営しているため、親(私もよく存じ上げていますが、明るくてパワフルなお母様です!)と一緒にいられる時間が少なかったことが朝陽少年に与えた影響は大きかったのではないでしょうか?

内田さんも「夜眠れなかった」と語っていましたが、実は私も同じような環境で育ったのでもの凄くその気持ちが分かります。とくに男の子だったら、その寂しさははかりしれないものがあったでしょう。親の知らない子供の心・・・子を持つひとりの母親として胸にぐっとくるものがありました。

内田さん本人も「今はもう書けない」とおっしゃるほど、想像力豊かな作文や詩がたくさん収められた『もしも お月さまが さくらのような ももいろで』(講談社)。子供はもちろん、親御さんも一緒に読むことをおすすめします!

さて、次回も俳優の内田朝陽さんがお客様!
引っ込み思案だった内田少年がいかに一大決心をして俳優を目指すのか?

2009.02.09

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など