2010年11月29日

2010年11月29日~12月3日

 

特別栽培米 兵庫県但馬産こしひかり
『コウノトリ育むお米』をご存知ですか?

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国の特別天然記念物「コウノトリ」が舞う兵庫県豊岡市
兵庫県の北部に位置し、市の面積の8割が農地です。

日本で最後までコウノトリが生息していた豊岡市でも
コウノトリは、一時は絶滅の危機に瀕し、
もう一度、野生にかえそうと、人口飼育に取り組んだ結果
平成17年に、自然界に放鳥することができ
現在まで約100羽のコウノトリの繁殖に成功
定期的な放鳥が続けられています。                           

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『コウノトリ育むお米』は
『コウノトリ育む農法』で作られています。
豊岡市 コウノトリ共生部 農林水産課 環境農業推進係
大月久司さんに伺いました。

「一般的な農法ですと、中干しといって
6月中ごろに水を落としてしまうんです。
するとコウノトリの餌になるおたまじゃくしが
蛙に孵ることができません。
コウノトリ育む農法ですと、中干しの時期を遅らせます。
ちゃんとおたまじゃくしが蛙になるのを待つ。
またヤゴがトンボになるのを待ちます。
かえるはコウノトリの餌になりますが、それ以前にカメムシ、
これは米にとって害虫で、コウノトリはカメムシを食べます。
すると殺虫剤をふる必要がなくなる、そんな効果があります。
田んぼの中で生物多様性を作っていくということになるわけです。」
                               

手間隙かけて作られているんですね。

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さらに
  「水が一般の農法よりずいぶん多いんですよね。
深い水にすることによって、水稲本来の味を出すことができます。
一粒一粒が元気で噛めば噛むほど甘い・・
でも、これはやっぱり農家さんの協力が必要なんです。
水をいっぱい使うので、
機械が田んぼの中に入りこんでしまう場合がありますし、
また周りの他の農法で作っている農家に、
水が漏れてしまったりという苦労があります。
もう一つは、収量が2割ぐらい減ってしまうんです。
中干しを遅らせた影響で。そういうことがあるんですが、
最終的な目標は、やっぱりコウノトリが悠然と舞う町なので、
農家さんはそれに向かって
頑張っていただいているという形です。」
 
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生き物の命が詰め込まれたお米
『コウノトリ育むお米』
さらに、その米から酒やバウムクーヘンも作られています。


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東京 神楽坂に本店がある
創業100年の『まかないこすめ』
元々は、石川県金沢で金箔屋を営んでいたそうです。

お月様の中でウサギがもちを搗いているイメージですが、
このマークは?
ウサギが金箔をついている・・
ウサギが白くふっくらしたもちもちした女性の綺麗な肌のよう・・
というイメージもあるそうです。
                         


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和のコスメ 『まかないこすめ』 
                     
とうもろこしの繊維で作った泡立てネット
和紙や絹を使ったタオル、塩せっけん、絹かるいしなど、
自然の植物から作ったコスメや雑貨が並びます。

こんにゃくのスポンジは、顔を洗ったあとの肌を、
これでマッサージするととても気持ちいいそうです。

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もともと金箔屋で働いていた女性が、こんにゃくのスポンジで、
赤ちゃんを洗っていたという話があり、
そういう歴史があるなら、
肌に負担をかけずにできると思って作ってみた商品だそうです。
肌をくるくるマッサージすると角質がきれいにとれて、
毛穴の汚れがとれる・・・・
                           
日本の知恵がつまっている『まかないこすめ』です。
     

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投稿者 ecoful : 05:16

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