2008年06月07日

zunko83

船、山にのぼる

ドキュメンタリー映画を観ました。

080609船、山にのぼる.jpg


船、山にのぼる


広島灰塚地区のダムに沈む村で、
村と一緒に沈んでしまう森の木を使って船を作り、
それをダムの水量を利用して山にのぼらせようと
いうプロジェクトのドキュメンタリー。

えみき、という樹齢600年の巨木のお引越しシーンでは
村民皆でお祭りのように巨木の載ったトラックの綱をひきます。
皆の寂しい気持ち、不安な気持ち、色んな気持ちを引っ張って
盛り上げて前にすすんでいこうとしているようで、
涙がでました。

船を作るプロジェクトを通して
村の皆の心のお引越しもすすんでいった気がします。

上映後のアフタートークで
本田孝義監督は、

ドラマは脚本ができてから撮影がすすむけど
ドキュメンタリーは、撮影が先で、
編集しながら脚本ができていくところが
大きな違いだっていってました。

多分こうなるだろう、って思っていることと
違う流れになったり、
新たな事件が起きたり、
誰がどう発言するかもわからない。

その変化に反応していくのが面白いって。

とっても大切な言葉を聴くことができました。

船、山にのぼる
来週14日の土曜日に
横浜で上映があるそうです。
灰塚神楽団のお神楽つきです。


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投稿者 zunko : 2008年06月07日 23:18

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