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コラム:町田忍の団塊コレクション 12回 2008年05月10日

『チンチン電車』
 
 昭和40年代に入り、モータリゼーションの波の中で
全国的に多くの路面電車がその姿を消してしまった。
 
当時、車体が大きく、ノロノロとゆっくり走る
チンチン電車は自動車のドライバーから
邪魔者扱いをされていたのである。
 
 戦後における都電を例に挙げてみると、
最盛期は昭和35年頃で、40系統ほどが
都内を網の目のように走り回っており、
都民の足として大活躍していたのである。
 
 当時の主力車両は(写真1)の
『6000型』で、正面が三つ窓だった。
Toden_6000-kei.JPG
渋谷を走る6000型車両(昭和44年)
 
 昭和30年代の思い出としては、
車掌さんが革製カバンを前にぶらさげて
車内で切符を販売していた記憶がある。
 
 都電は現在、主に専用軌道を走る、
「荒川線」として残っている。
ほかにかつて「玉電」(写真2)と呼ばれた
「世田谷線」も専用軌道部分が残り
三軒茶屋と下高井戸の間を走っている。
Tamaden_200-kei.jpg
三軒茶屋付近にて 人気のあった200型
 
ともに民家の軒先すれすれに走るところもあり、
のんびりとした風情を漂わせている。
 
 むしろこれからの時代こそ
もっと活躍してほしい乗り物だと思う。
 
(町田忍)

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「ドコモ団塊倶楽部」は熱い青春時代からラジオを お聞きいただいている団塊世代の皆様に、心地よい 音楽と話題にのせてエールを送り続けている番組です。 番組は毎月1回の放送で、2005年1月よりスタート、 あの頃も、そして今も輝き続ける団塊仲間の方のお話 を伺ったり、懐かしい時代を紐解いてみたり・・・・。 レトロに浸る心地よさと同時に、今をそしてこれからを 楽しんで生きる気分をお届けしています。 番組のスーパーバイザーは1947年生まれ団塊ド真ん中・ 漫画家の弘兼憲史さんと団塊ジュニアを代表して石川真紀アナウンサー。

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