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コラム:町田忍の団塊コレクション 11回 2008年04月10日

『映画館』
 
 昭和30年代において、テレビが一般家庭に普及するまでは、映画はいわば娯楽の王様といっても過言ではない、庶民の楽しみの場でもあった。
 ちょっとした駅ならば、映画館の1つや2つはあたりまえのようにあり、最盛期は、昭和35(1960年)、全国でその数 7,457館
 観客動員数は、同年、年間11億2749万人だった。
 
 個人的な思い出を述べると、近所の武蔵小山には、なんと5館もの映画館があり、そこで「モスラ対ゴジラ」を観た記憶がある。昭和39年のことだった。
 現在でも地方に行って映画館に出会うことがあるが、中には戦前のもので、かつての芝居小屋の舞台にスクリーンを付けて、映画館として再利用しているところもあったのが印象深い。
 
 どんなにテレビが発達しても、劇場の大きな銀幕に映る迫力ある映像は、魅力あるものに違いないだろう。映画黄金時代は過去のものとなってしまったものの、人々の心の中には、それぞれの黄金時代が生き続けているに違いない。
 
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横浜の「かもめ座」も閉館してしまった
 
町田忍

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「ドコモ団塊倶楽部」は熱い青春時代からラジオを お聞きいただいている団塊世代の皆様に、心地よい 音楽と話題にのせてエールを送り続けている番組です。 番組は毎月1回の放送で、2005年1月よりスタート、 あの頃も、そして今も輝き続ける団塊仲間の方のお話 を伺ったり、懐かしい時代を紐解いてみたり・・・・。 レトロに浸る心地よさと同時に、今をそしてこれからを 楽しんで生きる気分をお届けしています。 番組のスーパーバイザーは1947年生まれ団塊ド真ん中・ 漫画家の弘兼憲史さんと団塊ジュニアを代表して石川真紀アナウンサー。

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