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2019年02月25日

堀越正己さんの「スーパーラグビー」分析& 「W 杯」展望

 2月25日の『岩本勉のまいどスポーツ』
 ラグビー元日本代表、立正大学ラグビー部監督の
 堀越正己さんが2年ぶりのご登場。

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 2日前(23日)に行われた
 ラグビーの国際リーグ「スーパーラグビー」
 日本から参戦する「サンウルブズ」の国内初戦や
 9月開幕「ラグビー ワールドカップ 2019」
 ジャパン1次リーグ突破のカギについて
 伺いました。

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  サンウルブズ 1点差 惜敗

 ラグビーの国際リーグ「スーパーリーグ」
 オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ・
 アルゼンチン・日本の5カ国から
 期間限定で特別編成された全15チームが参加し
 毎年2月から7月にかけて開催。

 2016年に日本から初めて参戦した「サンウルブズ」
 あくまで「日本代表」とは異なりますが
 代表選手、元代表の選手、
 そして代表入りを狙える選手も
 多く参加しています。

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 サンウルブズは今月16日の開幕戦で黒星スタート。
 23日の国内初戦(秩父宮ラグビー場)の
 ワラターズ戦では「30対31」で惜敗。

 ワラターズには
 2015年の「ラグビーワールドカップ」準優勝
 オーストラリア代表ワラビーズの中心選手も多く、
 「スーパーラグビー」優勝経験もある強豪。

 23日の試合は、先発メンバーに
 豪州代表8選手が名を連ねた状況下での
 1点差ゲームとあって
 堀越正己さんもサンウルブズの戦いを
 「非常に良かった」と高く評価。

 サンウルブズは前節のシャークス戦で
 スクラム、ラインアウト、
 ディフェンスの弱さが目立っていましたが・・・

堀越 「そこを1週間でしっかり修正して
     戦えたというところが
     大きかったと思いますね」


松島 「長さんと観に行ったんですけど、
     スクラムでは押してるかな、と」


堀越 「押してました。
     山下
(裕史)選手が入ったことにより
     ターンオーバーする場面もありましたので」


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岩本 「時間が必要ですよね。
     チーム力強化には」


堀越 「前節では
     チームになってなかったな、
     という感じがすごく見えまして、
     今回
(23日)はそれがひとつに
     まとまってきたな、というのを感じましたね」


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  W杯1次リーグは最終戦がカギ?

 初の日本開催となる「ラグビー ワールドカップ 2019」で
 日本が予選プールで同組となる国は・・・

 (対戦順)
 ・ロシア (世界ランク19位/前回不出場)
 ・アイルランド (世界ランク2位/前回ベスト8)
 ・サモア (世界ランク16位/前回 1次リーグ 1勝)
 ・スコットランド(世界ランク7位/前回ベスト8)
  (世界ランクは2月発表時点)

 前回2015年の大会の予選プールで
 日本が唯一、黒星を喫した相手が
 スコットランド

 初戦の南アフリカ戦での世紀の大金星から
 【中3日】の過酷なスケジュールでスコットランドと戦い
 「10対45」で敗れました。

 80分フル出場した場合、
 精神的な疲れを含めて
 疲労はなかなか取れない――と語る堀越さん。

岩本 「運動量もそうですし、
    
(ラグビーが)コンタクトスポーツで
     僕、一番激しいと思ってるんですよ。
     中3日で疲れ取れるわけないですよね。
     想像できないですもん」


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 今年の大会では、予選プール最終戦で
 日本とスコットランドが激突。

 日本はサモア戦から【中7日】ですが
 スコットランドはロシア戦から
 【中3日】で決戦に臨みます。

堀越 「前回日本がやられたことを、
    
(今年は)逆にホームアドバンテージを
     使いながら戦えることになるので、
     そこは一つチャンスにしたいな、と。
     活かしたいですね」


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 「ラグビーワールドカップ」では
 【勝ち点】のルールがサッカーのそれと異なり
  1試合で4トライ以上すると 勝ち点1
  敗戦の場合も、7点差以内なら 勝ち点1 が
  それぞれ加算されます。

 中3日で予選プール最終戦に臨むスコットランドは
 日本戦の前の「ロシア戦」で
 リザーブの選手を出場させる余裕があるかどうか、
 それまでの戦い(勝ち点)次第といえそうです。

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 堀越正己さんの過去のご出演
 ・2017年01月09日

投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30

2019年02月18日

ガンちゃんの ファイターズ春季キャンプ徹底解説

 2月18日の『岩本勉のまいどスポーツ』
 アリゾナ帰りのガンちゃん
 プロ野球12球団の中でもとりわけ話題が豊富な
 日本ハムファイターズ春季キャンプ
 ジックリ解説。

 今シーズンのファイターズ
 優勝争いを演じる――と太鼓判を押しました。

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  金子弌大投手の加入

岩本 「今年のファイターズ、優勝争いしますよ」

 昨オフ「補強が成功」
 チームのカンフル剤的存在の選手が
 投・打でそれぞれ加入。

 開幕2戦目の先発を指名された
 金子弌大投手について
 この春のキャンプでガンちゃんが注目したことは
 練習に「準備の準備の準備から入る」点。

 ウォーミングアップでは、
 チーム全体のメニューに加えて
 独自に別の動きも加えているようです。

 それも背景にあるのか
 一般的に、ピッチング練習では
 10球目くらいから本気で投げるところを
 金子投手は3球目には力の入ったボールを
 投じているのだとか。

岩本 「その前の準備が気になるでしょ?
     ほんなら、若い選手
     『自分もやってみよう』って思うやん」


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 その金子弌大投手に、
 開幕投手に指名された上沢直之投手が
 質問をしたり、二人で野球談議をしたりする
 場面がありました。

 このようにチームの柱といえる投手同士が
 話をしていると
 他の投手陣も、その内容が気になり
 質問をしに行く――といった形で
 ベテランのピッチング理論や調整方法などを
 吸収することにつながるといえそうです。

岩本 「あそこのレベルの高い会話、
     聞きたいなと思った。
     欲がどんどん煽られる」


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  王 柏融選手の加入

 打撃陣に刺激を与えているのは
 台湾球界で2年連続 打率4割を達成している
 王 柏融(ワン・ボーロン)選手。

 日本のピッチャーと比較すれば
 投手陣のコントロールが悪く、荒れ球が多い
 ――といえそうな台湾球界での打率4割は
 ボールをバットの芯でとらえる技術が
 高い証拠と言えるでしょう。

岩本 「バッティング練習見ててもブレへんがな。
     絶対、ボールを迎えにいかへん。」


 ここまでの実戦4試合で
 「8打数5安打1本塁打」を記録。

 ガンちゃんが注目したのは
 ほとんど空振りしないこと。

岩本 「ピッチャー目線で見てて
     見逃し方・見送り方が
     不気味なバッターやなと思ってた。
     ちゃんとボール見極めてんねん」


 そしてまた、王 柏融の打撃練習を
 バッティングケージの後ろで
 ジックリ観察していたのが
 近藤健介中島卓也西川遥輝
 左バッター3選手。

 ここでも好循環が生まれていると考えられそうです。

 さらに、王 柏融の通訳を、
 日本球界をよく知る
 元阪神の蕭 一傑(しょう・いっけつ)氏が担当しているため
 首脳陣やチームメイトとの意思の疎通が
 スムーズになる点も、
 王 柏融が日本で本領を発揮することに
 プラスに働きそうです。

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  吉田輝星×柿木 蓮

 去年の夏の甲子園大会・決勝戦で投げ合った
 吉田輝星投手、柿木 蓮投手の
 両ルーキーに対しては
 「常に並走させるべき」とコメント。

 ブルペン入り、打撃投手、実戦登板、など
 常に同じタイミングで取り組むようにして
 二人の競争心を煽ることが
 成長への近道につながる――と指摘します。

岩本 「(春卒業の)高校生ピッチャーが
     紅白戦で全力投球しながら
     チームのレギュラーと対戦している――
     そんなピッチャー、最近見た??
     名前挙げたら、数えるくらい。
     こんな早くに――となると
     『さすが!』と思うでしょ」


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  2019年 ファイターズの順位は・・・

岩本 「今年見てて思ったことは
     メチャメチャ練習してる!」


 チーム練習後も各選手が“個人練習”を
 しっかりこなしている点を高く評価するガンちゃん

松島 「辻監督がおっしゃる
     『ファイターズは強い』というのが
     うなずけます」


 この時期恒例の【順位予想】
 パ・リーグ6球団の順位ではなく
 ファイターズ順位を予想してもらいました。

岩本 「優勝争いで言うと
     日本ハムは堅いよ。
     ホークスとね。1位か2位か」


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 去年のリーグ覇者・ライオンズについても言及。

 この日(18日)、ライオンズ
 日南市でのキャンプ最終日に
 今シーズンの開幕投手を
 4年目・多和田真三郎投手が務めることを発表。

 開幕投手が決定すれば、おそらく2戦目、3戦目の
 先発ピッチャーも固まっていると考えられ、
 それぞれのピッチャーが登板日まで逆算しながら、
 目的意識を高く持って
 開幕までの期間を過ごすことができることから
 ライオンズチーム全体の調子が
 上向くことも加速する――と期待できそう。

 ライオンズファイターズ両球団が
 ペナントレースでどのような戦いを見せるか
 (番組にとっても大いに重要ですので)大注目です。

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投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30

SAMさんと一緒に踊ろう!文化放送「岩本勉の まいどスポーツ」公開生放送!!

 3月4日(月)
 TRF SAMさん ×「まいどスポーツ」
 コラボイベント開催!!

 SAMさんが考案された
 お子様からシニア層の方まで無理なく踊れる
 「ダレデモダンス」
 SAMさん本人に指導してもらえるチャンスです。

 もちろん『しゃべくりエース』こと、岩本 勉さんとの
 楽しいトークも予定しています。

 イベントの模様は公開生放送として
 文化放送(AM1134、FM91.6、radiko)でお送りするほか、
 映像ライブ配信!

 参加費は無料
 『笑って踊れる』異色のコラボイベント!
 ぜひご参加ください♪

 このイベントに参加を希望される方は
 以下【イベント概要】などをご確認の上、
 メールでご応募ください。


 日本記念日協会「ダレデモダンスの日」認定記念イベント
 『SAM DAY』
 文化放送「岩本勉のまいどスポーツ」公開生放送スペシャル
  (2部構成)


【イベント概要】
 ■開催日:2019年3月4日(月)

 ■開場 :17時30分
 ■開演 :18時00分

 ■場所 :文化放送12階 メディアプラスホール 
  (JR浜松町駅北口から徒歩1分/都営・大江戸線 B1出口からすぐ)
 ■参加費:無料


【出演】
 ◆ TRF SAM
 ◆ VO2MAX
 ◆ 岩本 勉
 ◆ 松島 茂(文化放送)
 ◆ 長 麻未(文化放送)

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 ▲(左から)VO2MAXの KO-TA MIYACHIさん、LA-SON SUZUKIさん

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【タイムスケジュール】
 18時00分 イベント第1部開演 
        & 「まいどスポーツ」公開生放送スタート
 18時30分 生放送終了
        ~ イベント第2部公開収録
        「ダレデモダンス」体験、ほか
 19時30分 イベント終了(予定)


【応募について諸注意】
 ★イベントには
   【お一人】もしくは【お二人】でご参加いただけます。
 ★中学生以下のお子様が参加する際、
   20歳以上の保護者の同伴が必要です。
 ★応募は代表者お一人につき1回まで。
 ★応募締切は 2月26日(火)18時00分。
 ★応募者多数の場合、抽選となります。
 ★ご招待が確定した方には「ご招待メール」を
  3月1日(金)夜までに代表者様へ送信します。
 ★「ご招待メール」が届かなかった方は、
   残念ながら選外となります。
  ラジオの放送及び映像のライブ配信でご参加ください。


【応募方法】
 以下項目をご記入の上
 maido@joqr.net までメールでご応募ください。
 ご応募の受付は終了しました

 ▼メール件名「イベント参加希望」
 ▼メール本文
  ・代表者の 氏名、年齢、住所
  ・イベント当日に連絡がつく電話番号
  ・同伴者 有 / 無
  ・同伴者「有」の場合、同伴者の 氏名、年齢


【FAQ】
 Q1.「ダレデモダンス」って?
 A1.医師・理学療法士の監修の元、TRFのSAMさんが考案。
    お子様からシニアまで気軽に踊れるダンスです。
    「最近運動不足で・・・」という方はもちろん、
    「メタボを何とかしたい!」という方や
    認知症の予防にも効果的なエクササイズです。

    詳しくはウェブサイトでご確認いただけます。
    http://www.daredemodance.or.jp/

 Q2.イベント当日、必要なものは?
 A2.動きやすい服装でお越しください。
    申し訳ありませんが、更衣室はございません。

    そのほか、タオル、お飲物があると便利です。 

 Q3.公開生放送、公開収録って?
 A3.イベントにご招待した皆さんと一緒に番組を進行。
    貴方の声が放送される可能性があります。
    また、映像のライブ配信では、皆さんの姿や様子も映し、
    インターネット配信することになります。

 Q4.映像のライブ配信はどこに行けば見られる?
 A4.文化放送ライオンズナイターのツイッターアカウント
    @joqrlions で配信する予定です。
 
    また、ライブ配信は「まいどスポーツ」生放送
    3月4日(月)18時00分~18時30分の予定です。
    (カメラ1台で映像を配信するため、多少のハプニングはご容赦ください!)

 Q5.イベント当日、写真や動画の撮影は可能?
 A5.申し訳ございません。
    イベント当日の撮影は
    ご遠慮いただきますようお願いいたします。

 Q6.質問は受け付けていますか?
 A6.メールで受け付けております。
    お気軽に maido@joqr.net まで、お問い合わせください。

    なお、抽選結果に関する質問はお答えできません。
    予めご了承ください。


【免責事項、注意事項について】
 主催者側はイベント中に発生した参加者の事故や怪我などに際し、
 応急処置は行いますが、
 その責任は負いかねますことをあらかじめご了承ください。
 また、貴重品や所持品はご自身の責任で
 管理されますようお願いします。


 ご応募の受付は終了しました。
 たくさんのご応募、ありがとうございました。


 2018年9月24日放送 SAMさん
  スタジオ出演動画配信の模様は
   こちら からご覧いただけます。
  ( 放送リポートは こちら

投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:00

2019年02月11日

ガンちゃん アリゾナから登場

2月11日の放送・・・その1

 ガンちゃん
 オープニングパートの
 限られた時間のみの登場となりましたが
 ファイターズのキャンプ地
 アリゾナ(現地時間 午前4時)から登場!

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 アリゾナ州スコッツデールは
 日中と夜との寒暖差が大きく
 昼間は15~20℃くらいまで上がるものの
 (日差しが強いため体感温度はもっと高いとのこと)
 夜は一気に寒くなり、
 前日朝は、
 グラウンドの芝生に霜が下りるほど
 冷え込んだそうです。

岩本 「日本じゃ味わえないくらいの
     独特の気候ですよ」


 ファイターズの選手で注目したのは
 打者では、王柏融(ワン・ボーロン)
 投手では、金子弌大
 ともに今シーズンから加入した新戦力でした。

岩本 「金子弌大、すごいよ。
     マイナーチェンジどころか
     フルモデルチェンジで挑むで」


 次週2月18日の放送で
 北海道日本ハムファイターズのキャンプの模様を
 ガンちゃんにジックリ語っていただきます。

 どうぞお楽しみに!


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 ▲画像をクリックするとモニターのガンちゃんが拡大

投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:35

法政大学4年生ランナー 襷と絆の物語

2月11日の放送・・・その2

 2月11日の『岩本勉のまいどスポーツ』
 「第95回 箱根駅伝」で
 学生駅伝の集大成をに挑んだ
 法政大学4年生ランナー
 5選手のインタビューをお届けしました。

 今の4年生が1年生の時の
 「第92回 箱根駅伝」では、
 1年生同士のリレーとなるはずだった
 8区⇒9区の戸塚中継所で
 法政大学の襷は途切れ、
 19位に終わりました。

 レースのあと、学年で話し合いを行い
 「4年生になったら 箱根5位を獲ろう」
 目標を定めます。

 そして今回――、
 結果は総合「6位」で
 わずかに目標は果たせませんでしたが
 最後の「箱根」を終えた今の想いを
 5人の選手に聞きました。

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 ▲(左から) 狩野琢巳 ・ 矢嶋謙悟 ・ 坂東悠汰
          鈴木亮平 ・ 大畑和真 5選手
  (画像をクリックすると拡大します)

◆◆ 法政大学4年生ランナー ◆◆

 坂東悠汰選手(2区 12位)

 「坪田(智夫)監督の記録を
  目標にして挑んだんですけど、
  結果的に1分近く足らなかったんですけど、
  自分の持ってる力は出し切れたと思うので
  後悔はないです」


 狩野琢巳選手(4区 10位)

 「目標が5番だったので
  達成できなかったのは
  悔いが残ったんですけど
  全員力を出し切ったというのがあって、
  今はスッキリした気持ちでいますね」


 大畑和真選手(9区 7位)

 「自分の持てる力は
  すべて出し切れたなっていう思いです」


 鈴木亮平選手(10区 8位)

 「大畑に襷をもらった時点では5位だったんですけど、
  最終的に順位を一つ落としてしまって、
  悔しかったんですけど、
  自分のやれることは全部やって
  レースでも全て出し切ったので
  悔いはないかなという想いと、
  幼い時から『箱根駅伝』が最大の目標だったので
  今、燃え尽きた感がありますね」


 「同学年と襷を繋いだことがなかったので、
  最後の『箱根駅伝』で同期と繋げたのは
  すごいいい思い出になったかなと思います」


 矢嶋謙悟選手(サポート)

 「走れなかったという悔しさはありますけど、
  それまでに自分のできることを全てやっていたので
  後悔はなく、チームのために少しでも
  走るメンバーの力になれればな、と思って
  箱根
(駅伝当日)まで過ごしていました。」

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  サポート

 アンカー・鈴木選手の15キロでの給水を
 サポートしたのは、矢嶋選手。

鈴木 「献身的にサポートしてくれて
     走れなかった人の
     サポートもあったからこそ
     取れた順位だったと思います」


 二人は、大会を控えたある時、
 ある会話を交わしていました。
 そしてレース中の給水サポートの際、
 矢嶋選手は鈴木選手に
 あの日の約束に関する声かけをします。

 「箱根駅伝が終わったらPS4買おうな」

 涙もろいという鈴木選手は
 もし、出場が叶わず悔しい思いをした矢嶋選手から
 「頑張れ」と声をかけられたら
 グッときてしまう――と思っていたそうですが
 普段通りの会話に
 「予想外すぎて笑いました」
 「最後に『頑張れ』という声もかけてくれたんで
  “よし頑張ろう!”と」


 「サポート」に関して矢嶋選手は
 大会前の取材に対し、次のように話していました。

 『このチームに来て良かったと心から思えるから、
  このチームメイトがいたから、
  自分が走れなくても、
  このチームにいられて良かったと思えるから、
  だから、皆さんの “足場”になりたい』


 今回の5人のインタビューで
 初めてこの言葉を聞いた大畑キャプテンは

 「走る選手だけじゃないというところに
  チームの良さがあるのかなと思いました。
  みんた箱根に出たいという
  思いがあると思うんですけど
  
(メンバーから)外れた時に
  サポートで、走る選手を支えよう
  という気持ちを持ってくれてることが
  ありがたいですね」


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  最後の箱根駅伝 レース後

 大畑キャプテンに
 4年間の思い出を聞くと・・・

 「今年の箱根駅伝のあとに
  チームメイトに会った時に一番グッときました」


 9区を走り終えた大畑選手は、
 ゴールには移動が間に合わないため
 報告会の席でチームに合流。

 「6位」という結果に悔しさをかみしめていると
 サポートに回った選手から
 「おつかれ」と声をかけられました。

 その瞬間・・・
 「涙が出てしまって。
  サポート回ってくれた選手のためにも
  5番取りたかったなという悔しさでいっぱいでした」


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 放送ではそのほか
 チームメイト/関係者に伝えたい感謝の気持ちや
 後輩へのメッセージなど
 5人の選手の想いをお伝えしました。

長 「選手同士のつながりの強さ、
    ものすごく感じます。
    話の内容のほとんどが
    自分のことよりも同級生、
    それから支えてくれた人たちとの
    エピソードで溢れていて、
    仲の良さを超えて
    固い絆を感じました」


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  レース後の『箱根駅伝』 過去の特集

 ◆ 2019年02月04日 青山学院大学

 ◆ 2015年01月19日 城西大学

 ◆ 2014年01月27日 青山学院大学 Part2

 ◆ 2014年01月20日 青山学院大学 Part1

 ◆ 2013年02月10日 駒澤大学

 ◆ 2012年01月22日 國學院大學 (ミニリポート)

 ◆ 2011年02月20日 東海大学 (ミニリポート)

投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30

2019年02月04日

青山学院大学4年生ランナー 襷と絆の物語

 2月4日の『岩本勉のまいどスポーツ』
 今年の「箱根駅伝」で
 学生駅伝の集大成をに挑んだ
 青山学院大学4年生ランナー
 3選手のインタビューをお届けしました。

 青山学院大学は去年まで「箱根駅伝」4連覇。
 今年の「箱根」は大会5連覇に加え
 「出雲」「全日本」と合わせて2年ぶり2度目の
 「大学駅伝三冠」がかかった大会。

 大本命としてレースを迎えましたが
 3区でトップに立ったものの往路は6位。
 復路では3選手が「区間賞」の走りで
 復路優勝を果たしましたが
 総合では「2位」に終わり、
 5連覇と三冠達成は果たせませんでした。

 今回は、この春卒業の4年生ランナーに
 最後の箱根駅伝、
 そして「陸上」に情熱を注いだ4年間を
 振り返えっていただきました。

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◆◆ 青山学院大学4年生ランナー ◆◆

 森田歩希選手(キャプテン)

  「箱根駅伝」成績
   2年生(第93回大会)4区2位
   3年生(第94回大会)2区区間賞
   4年生(第95回大会)3区区間新記録
    ※ 8位から7抜きでトップに躍り出る快走

 (目標は1時間2分切り → 記録は1時間1分26秒)
 「最後『箱根』勝てたら一番良かったんですけど
  『出雲』『全日本』勝ってますし、
  準優勝っていうことで、僕らの代にしては
  頑張ったかな、って思ってます」


 小野田勇次選手

  「箱根駅伝」成績
   1年生(第92回大会)6区2位
   2年生(第93回大会)6区2位
   3年生(第94回大会)6区区間賞
   4年生(第95回大会)6区区間新記録
    ※ 復路優勝に弾みをつける

 (トップと5分30秒差から復路スタート)
 「タイム差があって
  慌てちゃうところだったんですけど、
  自分の走りをして、自分のタイムを出せば
  自ずと、前との差は詰まると思っていたので
  しっかり自分のレースが
  できたんじゃないかなと思います」


 橋詰大慧選手

  「箱根駅伝」成績
   4年生(第95回大会)1区3位
    ※ 初出場もトップに6秒差で1区の大役果たす

 (レースまでの目標は区間賞)
 「終わってからのやり切ったっていう
  達成感があったので、自分の中で
  満足してる部分があるのかなと思います」


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 ▲(左から) 橋詰大慧 ・ 森田歩希 ・ 小野田勇次 3選手
  (画像をクリックすると拡大します)

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  成長の要因と キッカケをつかんだレース

 橋詰大慧選手

 夢の舞台『箱根駅伝』への
 自身の出場が叶わない一方で、
 1、2、3年時に同期が走ったことの悔しさ、
 そして“何としても箱根に出たい”という
 想いの強さが力を伸ばした――と自己分析。

 また2年時の『神奈川ハーフマラソン』で
 森田歩希選手に10秒差の結果を残し、
 『箱根を走った森田にこれだけ戦えた』
 ――と自信につながったそうです。

 小野田勇次選手

 1年時の『箱根駅伝』6区2位で自信をつけ、
 2年時の競技会/5,000mでは
 「13分46秒93」の自己ベストを記録。
 『箱根駅伝がなければ、今はない』
 ――という思ってるそうです。

 森田歩希選手

 1年時の『高根沢町元気あっぷハーフマラソン』
 (1時間 3分 1秒)が自信につながり
 それ以降
 『箱根駅伝を強く意識するようになった』
 ――とのことです。

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  4年間で最も印象深いこと

 大学4年間で最も印象深いことは――?

 橋詰大慧選手

 『箱根駅伝』を目標に入学したため
 もちろん今年の『第95回 箱根駅伝』が一番の思い出。

 実際に走る前は
 緊張よりも、走ることができる喜びが勝り
 レース後は
 『4年間やり切ったな』と充実感を得たそうです。

 森田歩希選手

 出場した駅伝は全て思い出深い――という中でも
 3回出場した『箱根駅伝』は特別で
 とりわけ今年の『第95回 箱根駅伝』は
 走ることも最後であり、
 また「主将」という立場でもあったことから
 『ラスト3キロくらい“終わるんだな”と
  しみじみと思い出に浸りながら走りました』

 ――と振り返ります。

 小野田勇次選手

 キッカケをつかんだレースと同じく
 1年時の『第92回 箱根駅伝』。

 毎回、緊張感に包まれる中でも1年時は
 『僕が走って4年生が(最後の箱根で)
  負けてしまったら・・・』
――という
 プレッシャーが最も大きく感じたそうです。

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  今後の目標

 3選手は卒業後も、実業団で陸上競技を続けます。
 今後の目標は・・・?

 森田歩希選手

 ・5千m、1万mの『日本選手権』標準記録を切る
 ・ハーフマラソン日本記録更新
 ・『オリンピック』のマラソンでメダル獲得

 小野田勇次選手

 ・5千mで『日本選手権』出場
 ・『ニューイヤー駅伝』でチームに貢献し
  どの区間でも青学同期に負けない

 橋詰大慧選手

 ・『日本選手権』で結果を残し
  日の丸を背負える選手になる

長 「話している最中は
     キリっとした表情を見せてくれて
     本当に『箱根駅伝』が
     大事なものだったんだなとわかったんですが、
     このあと『結婚』について3選手に聞きまして、
     その時は、柔らかい表情に変わって
     “早めに結婚したい”という人もいたんです。
     そういった表情も良くて
     ますます応援したいなと思いました」


松島 「きのう(2月3日)行われた
     『丸亀ハーフマラソン』
     『神奈川ハーフマラソン』で
     青山学院の現役生が
     かなり頑張りましたので、
     青山学院大学は今後も強いな
     という印象を受けました」


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  レース後の『箱根駅伝』 過去の特集

 ◆ 2018年02月11日 法政大学 (次週)

 ◆ 2015年01月19日 城西大学

 ◆ 2014年01月27日 青山学院大学 Part2

 ◆ 2014年01月20日 青山学院大学 Part1

 ◆ 2013年02月10日 駒澤大学

 ◆ 2012年01月22日 國學院大學 (ミニリポート)

 ◆ 2011年02月20日 東海大学 (ミニリポート)

投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30