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2015年01月20日

ランニングレポーター宇佐美菜穂さん

■1月19日の放送は・・・


毎週日曜日の午後3時から生放送、
「SPORTS DISCOVERY」のランニングレポーター
宇佐美菜穂さんが登場!

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「まいど印」のイチオシ情報をお届け、
「本日のイチオシ」で、
今年の1月2日、3日に行われた第91回箱根駅伝で7位に入り、
3大会ぶりにシード権を獲得した城西大学を特集してくれました。

宇佐美さんは今回も文化放送スタッフの一員として
箱根駅伝の大学取材を担当し、
さらに箱根駅伝のレースを観戦して、
箱根駅伝終了後、
再び城西大学に取材に行ってもらいました。

今回取材したのは、城西大学の中心選手だった4年生のふたり、
3区を走った宮城県の利府高校出身の副キャプテン横田良輔選手と、
10区で区間賞を獲得した福岡県の福岡大大濠高校出身の
寺田博英選手にお話を伺ってきました。

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今回の箱根駅伝の目標
をチーム最高位の5位以上と掲げていた城西大学でしたが、
1区を任された2年生・松村陣之助選手が
出場21チーム中16位と、いきなり出遅れてしまいます。

松村陣之介選手は、
10キロ通過が28分51秒というハイペースについていけず、
10キロ過ぎから次第に遅れ、
先頭の駒澤大学・中村匠吾選手と1分51秒差、
来年の箱根駅伝出場権が与えられる10位以内、
シード権争いの目安となる10位の中央大学からも、
1分10秒の差をつけられてしまいました。

しかし、そんなチームに勢いをつけたのが、
花の2区を走ったチームのエースでキャプテンの
村山紘太選手の走りでした。
村山紘太選手は、2区で区間賞を獲得した
服部勇馬選手とわずか11秒差の区間2位という快走で
8人抜きを達成し、チームを8位まで押し上げました。

その村山紘太キャプテンから
戸塚中継所でタスキを受けた3区の横田良輔選手は、
タスキリレーの時、紘太選手から、
泣きそうな顔で、「頼むぞ~」と
声をかけられたため、涙をこらえながら、
3区に走りだしたそうです。


復路に入り、
シード圏内の9位で10区の寺田博英選手にタスキが渡りましたが、
寺田選手には、あるトラウマがありました。
前回の第90回箱根駅伝、
9区から10区へのタスキリレーが行われる鶴見中継所で城西大学は、
繰り上げスタートとなり、タスキが途切れてしまいました。
その時の9区を走っていたのが、当時3年生の寺田博英選手。
沿道からの「繰り上げになってしまうぞ!」という
励ましの声援が、逆にプレッシャーとなり、
9区を走るのが怖くなってしまったそうです。
そんな寺田選手でしたが、往路の選手の走り、
そして6区から9区までのタスキをつないできてくれた選手の走り、
特に自分のわがままで、9区を走ることになった寮の同部屋の1年生、
菅真大選手の力走に勇気づけられ、走り出した寺田選手は
順位を2つ上げて7位でゴールし、
何と10区の区間賞も獲得しました。

宇佐美さん「区間賞と聞いた時、どう思いましたか?」
寺田選手 「・・・・マジ?! 大きな大会で区間賞とか取ったことがなかったので、
      どう喜んでいいのか、分かりませんでした・・・」

と素直な感想を話してくれました。

一方、横田選手は、
「寺田の区間賞はうれしいけど、何か悔しい」と、
素直な気持ちを表してくれました。

そして、スーパーエース村山紘太主将の存在。
レース直前に左ひざを痛めてしまい、
出場が危ぶまれるくらいの状態だったそうです。 
代わりに2区を任される可能性もあった横田選手は、
櫛部監督に「紘太がダメな時は、2区頼むぞ」と言われた時、
「え、今、何とおっしゃりましたか?」と
当日の夜は寝れないくらいの緊張感に襲われたそうです。
しかし、村山紘太選手は区間2位の快走を見せ、一安心。

そして、4年間指導を受けてきた城西大学の櫛部静二監督について、
ふたりに聞いてみると、ここでもふたりの仲の良さを発揮。
普段、まったく怒らない櫛部監督に激しく叱られ、
ふたり揃って凹んでいたそうです・・・

宇佐美さん「そんな仲良しのふたりは、
箱根駅伝直後の1月5日に陸上部の寮を出て、
今、横田選手が見つけたアパートの1階と2階に住んでいます。
しかし、4月から寺田選手は、
地元福岡の実業団で横田選手と箱根駅伝の前に交わした約束、
「2020年東京オリンピックのマラソン出場」を目標に競技を続けます。
一方、今回の箱根駅伝を最後に競技から離れることを決めていた横田選手は、
寺田選手が薦めてくれた「ウエディングプランナー」
という新たな舞台に挑戦していきます」

ふたりの友情を感じながら宇佐美さんは、

『選手の学生らしい声、彼等にとっての箱根駅伝、
卒業後の未来、お届けできてたらいいなと思います。』

とおっしゃっていましたが、
リスナーの皆さんに伝わりましたよね。

投稿者 文化放送スポーツ部 : 2015年01月20日 12:22