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2019年02月11日

法政大学4年生ランナー 襷と絆の物語

2月11日の放送・・・その2

 2月11日の『岩本勉のまいどスポーツ』
 「第95回 箱根駅伝」で
 学生駅伝の集大成をに挑んだ
 法政大学4年生ランナー
 5選手のインタビューをお届けしました。

 今の4年生が1年生の時の
 「第92回 箱根駅伝」では、
 1年生同士のリレーとなるはずだった
 8区⇒9区の戸塚中継所で
 法政大学の襷は途切れ、
 19位に終わりました。

 レースのあと、学年で話し合いを行い
 「4年生になったら 箱根5位を獲ろう」
 目標を定めます。

 そして今回――、
 結果は総合「6位」で
 わずかに目標は果たせませんでしたが
 最後の「箱根」を終えた今の想いを
 5人の選手に聞きました。

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 ▲(左から) 狩野琢巳 ・ 矢嶋謙悟 ・ 坂東悠汰
          鈴木亮平 ・ 大畑和真 5選手
  (画像をクリックすると拡大します)

◆◆ 法政大学4年生ランナー ◆◆

 坂東悠汰選手(2区 12位)

 「坪田(智夫)監督の記録を
  目標にして挑んだんですけど、
  結果的に1分近く足らなかったんですけど、
  自分の持ってる力は出し切れたと思うので
  後悔はないです」


 狩野琢巳選手(4区 10位)

 「目標が5番だったので
  達成できなかったのは
  悔いが残ったんですけど
  全員力を出し切ったというのがあって、
  今はスッキリした気持ちでいますね」


 大畑和真選手(9区 7位)

 「自分の持てる力は
  すべて出し切れたなっていう思いです」


 鈴木亮平選手(10区 8位)

 「大畑に襷をもらった時点では5位だったんですけど、
  最終的に順位を一つ落としてしまって、
  悔しかったんですけど、
  自分のやれることは全部やって
  レースでも全て出し切ったので
  悔いはないかなという想いと、
  幼い時から『箱根駅伝』が最大の目標だったので
  今、燃え尽きた感がありますね」


 「同学年と襷を繋いだことがなかったので、
  最後の『箱根駅伝』で同期と繋げたのは
  すごいいい思い出になったかなと思います」


 矢嶋謙悟選手(サポート)

 「走れなかったという悔しさはありますけど、
  それまでに自分のできることを全てやっていたので
  後悔はなく、チームのために少しでも
  走るメンバーの力になれればな、と思って
  箱根
(駅伝当日)まで過ごしていました。」

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  サポート

 アンカー・鈴木選手の15キロでの給水を
 サポートしたのは、矢嶋選手。

鈴木 「献身的にサポートしてくれて
     走れなかった人の
     サポートもあったからこそ
     取れた順位だったと思います」


 二人は、大会を控えたある時、
 ある会話を交わしていました。
 そしてレース中の給水サポートの際、
 矢嶋選手は鈴木選手に
 あの日の約束に関する声かけをします。

 「箱根駅伝が終わったらPS4買おうな」

 涙もろいという鈴木選手は
 もし、出場が叶わず悔しい思いをした矢嶋選手から
 「頑張れ」と声をかけられたら
 グッときてしまう――と思っていたそうですが
 普段通りの会話に
 「予想外すぎて笑いました」
 「最後に『頑張れ』という声もかけてくれたんで
  “よし頑張ろう!”と」


 「サポート」に関して矢嶋選手は
 大会前の取材に対し、次のように話していました。

 『このチームに来て良かったと心から思えるから、
  このチームメイトがいたから、
  自分が走れなくても、
  このチームにいられて良かったと思えるから、
  だから、皆さんの “足場”になりたい』


 今回の5人のインタビューで
 初めてこの言葉を聞いた大畑キャプテンは

 「走る選手だけじゃないというところに
  チームの良さがあるのかなと思いました。
  みんた箱根に出たいという
  思いがあると思うんですけど
  
(メンバーから)外れた時に
  サポートで、走る選手を支えよう
  という気持ちを持ってくれてることが
  ありがたいですね」


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  最後の箱根駅伝 レース後

 大畑キャプテンに
 4年間の思い出を聞くと・・・

 「今年の箱根駅伝のあとに
  チームメイトに会った時に一番グッときました」


 9区を走り終えた大畑選手は、
 ゴールには移動が間に合わないため
 報告会の席でチームに合流。

 「6位」という結果に悔しさをかみしめていると
 サポートに回った選手から
 「おつかれ」と声をかけられました。

 その瞬間・・・
 「涙が出てしまって。
  サポート回ってくれた選手のためにも
  5番取りたかったなという悔しさでいっぱいでした」


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 放送ではそのほか
 チームメイト/関係者に伝えたい感謝の気持ちや
 後輩へのメッセージなど
 5人の選手の想いをお伝えしました。

長 「選手同士のつながりの強さ、
    ものすごく感じます。
    話の内容のほとんどが
    自分のことよりも同級生、
    それから支えてくれた人たちとの
    エピソードで溢れていて、
    仲の良さを超えて
    固い絆を感じました」


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  レース後の『箱根駅伝』 過去の特集

 ◆ 2019年02月04日 青山学院大学

 ◆ 2015年01月19日 城西大学

 ◆ 2014年01月27日 青山学院大学 Part2

 ◆ 2014年01月20日 青山学院大学 Part1

 ◆ 2013年02月10日 駒澤大学

 ◆ 2012年01月22日 國學院大學 (ミニリポート)

 ◆ 2011年02月20日 東海大学 (ミニリポート)

投稿者 文化放送スポーツ部 : 2019年02月11日 18:30