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2013年02月10日

駒澤大学4年生ランナーと箱根駅伝

■2月10日の放送は・・・
  箱根駅伝を終えて・・・
  大学駅伝を駆け抜けた4年生ランナー

 
今年で「箱根駅伝」47回連続47度目の出場となる
駒澤大学は過去、4連覇を含む6度の総合優勝を達成。
 
去年11月の「全日本大学駅伝」では
大会新記録で連覇を成し遂げています。
 
“史上最速の4年生クインテット”
撹上宏光、久我和弥、後藤田健介、上野 渉、千葉健太
擁する今年の箱根駅伝も
当然のように優勝候補の一角に挙げられていました。
 
1月2日 往路では下級生中心のメンバーで9位と苦戦。
しかし3日 復路では、5区間中、4区間を4年生が走り、
復路優勝を達成。総合3位にまで順位を押し上げました。
 
この日の放送では、
復路を走った4年生 後藤田健介上野 渉
7区を走る予定だったキャプテン・撹上宏光の3選手、
そして大八木弘明監督のインタビューをお届け。
 
今年の箱根駅伝をはじめ、お互いの存在について、
陸上にかけた 駒澤大学 での4年間、
そして卒業後の目標について語っていただきました。
 
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撹上宏光(かくあげ・ひろみつ)選手
 
キャプテン・撹上選手は往路前日の1月1日に
ノロウィルスに感染。体調不良のため
最後の箱根駅伝を走ることは叶いませんでした。 
 
(撹上)
「チームに迷惑をかけてしまったことを思っていて、
 申し訳ない気持ちがあったんですね。
 箱根を走るメンバーに、どう声をかけたらいいか…」

 
「頑張れ」――
この想いを、往路を走るメンバーには
伝えることができなかった撹上キャプテンでしたが、
「それじゃいけない」と、復路のメンバーに対しては
「しっかりと応援するから頑張れ」とメールを送りました。
 
復路の5人のメンバーのうち、4選手が4年生。
 
(撹上)
「4年生が意地を見せた走りというのは、
 僕にとっては救われたというか、とても良かった。
 悔しさを感じつつ“嬉しさ”が大きかったです」

 
上野 渉(うえの・わたる)選手 
 
9区の上野選手は、6位から3位に順位を上げ
自身初の箱根駅伝区間賞を獲得。
 
インタビューでは、欠場した撹上選手を思いやる言葉が聞かれました。
 
(上野)
「撹上が走れなくて、チームの成績も悪かったら、
 とことん落ち込むだろうなと思って・・・。
 『俺が走れなかったからダメだった』と思われないように、
 撹上がいなくても
 チームとしては、しっかり気持ちを持って頑張ろうと
 復路の4年生はみんなそういう気持ちで走ったと思います」

 
岩本 「今までその時(箱根駅伝)のために頑張ってきた
     撹上選手がそこに踏み出せなかった。
     悔しさだけが残ったと思うんだけど、
     周りの選手たちがその気持ちを汲んで
     カバーしてくれてるしね・・・」

 
松島 「4年生中心の復路は見事優勝した
     ということで、チームワークを感じますね」

 
「精一杯自分の力を出し切ることができた」
と振り返る上野選手は区間賞の走りで、復路優勝に大きく貢献。
10区・後藤田健介選手へのタスキリレーでは
次のような想いを抱いていたそうです。 
 
(上野)
「後藤田が待っていると思ったら力が湧いてきて
 最後、後藤田の姿が見えた時に『もう一回頑張ろう』と
 ラストスパート、切り替えることができました」

 
後藤田健介(ごとうだ・けんすけ)選手 
 
アンカー10区の後藤田も上野選手に続いて
区間賞を獲得。復路優勝を決めました。
 
(後藤田)
「5、6番くらいで来ると思ってたんですけど、
 上野が頑張ってくれて、3番まで押し上げてくれたので
 力いっぱい走れたんじゃないかと思います」

 
最後の箱根駅伝――
「絶対に悔いを残したくなかった」という後藤田選手。
つらい合宿をみんなで乗り越えたこと、
仲間と話し合った日々を思い出したそうです。
 
(後藤田)
「みんなのために、みんなのために――と
 そういう想いで走りました」

 
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■お互いの存在
 
3選手をはじめとする4年生は「仲の良さ」が特徴。
大八木弘明監督からは「仲良しこよしじゃダメだぞ」
言われることもあったそうですが、
陸上を離れたところで
いろいろな話ができる仲でありながら、
練習では、互いをライバルとして
切磋琢磨する関係を築いていました。
 
大学で出会った同学年の仲間との絆は
これからも末長く続いていくことになりそうです。
 
(撹上)
「卒業してからも1年に1回は会ったり、
 箱根を一緒に応援に行ったり、
 ご飯食べたいと思った時はいつでも会えるから、
 そういう仲だったというのが
 すごい良かったなと思ってます」

 
(後藤田)
「印象にあるのは仲が良かったということです。
 卒業してからもずっと、年をとっても
 お互い昔話ができる仲間に出会えたので、
 苦しい時も、つらい時も
 一緒に分かち合った友達なので、
 このみんなを大切にしたいと思います」
 
岩本 「傷のなめ合いじゃなくて、
     酸いも甘いも一緒に過ごしていくなら
     厳しいことも言い合う――
     それも仲の良さ。それが彼らにはある!」

 
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■大八木弘明監督から4年生へ贈るメッセージ
 
(大八木)
「4年間、本当にご苦労様。
 大学は通過点なので、
 社会で競技を続けていくに際しては
 自立して、しっかり目標を持って
 周りの人たちを大切にしながら、
 いい結果を出していってほしいと思います。
 感謝の気持ちや礼儀や、
 いろんなものを自分の中でしっかりやれる人間になって
 成長していってくれれば、と思います。
 
 両親、周りにいる人たちを喜ばせる人間になってほしい。
 陸上だけじゃなく、
 家族やみんなを大事にする人間になってほしい。
 そこに、自分の好きなものがあるわけですから、
 その好きなもので人を喜ばせられる人間だったら
 素敵だな、と思います」

 
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■卒業後の目標
 
上野 渉選手――
 本田技研工業に進む上野選手は
 駅伝での優勝を当面の目標としたうえで
 その先にマラソンでの活躍を見据えていました。
 
(上野)
「将来的にはマラソンをやって、
 そこで日本代表になれるように頑張ります」

 
撹上宏光選手――
 今年のニューイヤー駅伝を制したコニカミノルタに進む
 撹上選手は、大学時代同様、強豪チームに加入することに。
 
(撹上)
「一年目からレギュラーを撮れるような目標を立てています。
 あと、上野も言いましたが、駅伝だけでなく
 個人としては世界を目指して頑張りたいと思っています」

 
後藤田健介選手――
 
 今年4月に創設されるDeNAへの内定が決まっている
 後藤田選手は、元日「ニューイヤー駅伝」で
 強豪チームと渡り合うことを目標に掲げたうえで、
 とりわけ負けられない相手の存在を示しました。
 
(後藤田)
「実業団にいっても、駒澤の同期、OBの人は
 活躍すると思いますので、
 その人たちに負けないように、
 自分の名前が日本中、世界中に印象付けられるように、
 マラソンで世界を目指して一生懸命頑張りたいと思います」

 
岩本 「監督も『こんなに成長したのか』
     涙が止まらないと思う!」

 
松島 「今の3年生以下で“強い絆”が
     いろんなチームで生まれていますので
     これをまた『まいどスポーツ』で
     紹介していきたいと思います」

 
  2012年 國學院大學特集 ミニリポートはこちら
  2011年 東海大学特集 ミニリポートはこちら
 
  大学駅伝の情報は、
  文化放送 大学駅伝のホームページ
  ツイッターで発信しています。
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■ まいどマンクイズ 2nd.STAGE 途中経過 ■
 
 この日は、放送前に両国国技館で開催された
 「日本大相撲トーナメント」にちなんで、
 力士の体重に関する問題。
 
 結果は・・・大相撲トーナメントの実況中継で
 実況を担当した松島アナが2nd.ステージ初正解!
 
【ポイント 2/10まで】 まいどマン4 / 逢里1 / 松島
 
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 ◆2月17日は 上原浩治投手登場!!
 
  今年からボストン・レッドソックス!
  上原浩治投手登場!!
 
  リスナープレゼントとして
  “世界で1枚”何か をご用意しています。
  2月17日(日)の放送でお確かめください。
  どうぞお楽しみに!!

 
  2012年1月29日ご出演のリポートはこちら 
  2012年2月 5日ご出演のリポートはこちらをご覧ください。 
 
  メール:maido@joqr.net  FAX :03 - 5403 - 1151
  出演者への質問・メッセージをお待ちしています。

投稿者 文化放送スポーツ部 : 2013年02月10日 19:00