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2017年07月31日

混戦パ・リーグ 三つ巴の争いに突入か

■7月31日の放送は・・・

   2強から 三つ巴の争いに?
    生パ・リーグ情報  ナマッパ!!

 岩本 「ゲーム差見てるだけで
     パ・リーグ面白いよな」


 パ・リーグ(放送日時点)
 首位・ 楽天
 2位・ ソフトバンク とのゲーム差が0

 さらに9連勝中(放送日時点)
  西武 も攻勢をかけ
 三つ巴の争いに突入しそうな
 パ・リーグの戦いを分析しました。

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  楽天の明暗は・・・

 パ・リーグ首位の 楽天イーグルス
 ケガ人が続出。

 特に、代わりの選手が出にくいという
 「抑え」の松井裕樹の離脱は「痛い!」

岩本 「投げる方の絶対的レギュラーの
     “要”が欠けてしまったから・・・」


 一方、野手陣は
 巨人からルイス・クルーズ選手をトレードで獲得。

 ガンちゃんがポイントに挙げたのは
 クルーズ自身ではなく、
 どんな選手が加入しても
 外国人選手を一枚岩にするウィーラー

岩本 「打線で勝ち上がるんじゃないか」

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  ソフトバンク 武田の復帰 サファテの充実

 2位・ ソフトバンクホークス
 右肩炎症で戦列を離れていた武田翔太
 6月28日の復帰登板から4戦2勝(放送日時点)

 痛めた箇所の復調度合いについて
 ガンちゃん「マックス」と太鼓判を押します。

 また、サファテ投手についても
 「心身ともに充実しまくってる」
 外国人最多セーブのクローザーを高評価!

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  西武 V争い参戦へ

 期間限定の
 “炎獅子”(えんじし)ユニフォームを
 着用してから負け知らずの9連勝中(放送日時点)
  西武 については・・・

岩本 「(首位に)7ゲーム差。
     優勝争いあるで。
     ライオンズ、冗談抜きで
     来ると思ってるから」


 また“炎獅子”ユニフォームについても、
 そのあまりの勝率の高さ(勝率10割 継続中)
 ビジター用の常時使用ユニフォームとして
 正式採用になるのではないか――
 という声も耳にするほど。

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 一方、ガンちゃんの古巣 日本ハム
 新聞評論で
 試合についてコメントがなくなるくらい
 「いいところがない」
 その低迷ぶりに頭を抱えるガンちゃんでした。

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投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30

2017年07月24日

八木菜緒 小橋建太直伝チョップ 炸裂!

■7月24日の放送は・・・

 八木菜緒の体当たりリポート!
  小橋建太 プロレスエクササイズチャレンジ

   ガンちゃんに マシンガンチョップ!!

 この日は、八木菜緒アナウンサーが
 スタジオを飛び出してのチャレンジ企画!
 元プロレスラー・小橋建太さんによる
 トレーニングプログラム
 「小橋建太プロレスエクササイズチャレンジ」
 参加した模様をお送りしました。

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 そして、小橋さんに教わった
 チョップ(逆水平チョップ)を
 生放送のスタジオでガンちゃんにお見舞いしました!

◆◆ 小橋建太さん プロフィール ◆◆

 1967年、京都府福知山市出身、50歳(放送日時点)
 身長186cm、体重120kg(現役時代)

 ジャイアント馬場の弟子、三沢光晴の後輩として
 1988年、全日本プロレスでデビュー。
 故・三沢さんとはタッグを組んでも対戦しでも
 数多くの名勝負を生み出し
 1990~2000年代にトップレスラーとして活躍。

 2006年、腎臓がんが見つかり長期欠場。
 2007年、546日ぶりにリング復帰を果たす。

 全日本プロレスで三冠ヘビー級王座3度獲得、
 プロレスリング・ノア移籍後は
 GHCヘビー級王者として13連続防衛を記録。

 「最優秀選手賞」(MVP)2回
 「年間最高試合賞」(ベストバウト)8回ほか
 プロレス大賞 受賞歴多数。

 2013年、現役引退。
 現在、株式会社 Fortune KK 代表。

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  プロレスエクササイズ

 「小橋建太プロレスエクササイズチャレンジ」
 小橋さんが現役時代に
 プロレスの道場で行っていた練習を
 一般向けにアレンジしたもの。

 エクササイズメニューには「スクワット」や
 「腕立て伏せ」などもありますが
 プロレスラーのように何千回とこなすのではなく
 1回1回のフォームに重点を置き
 無理のない回数で行います。
 参加者みんなに一体感が生まれ
 楽しみながら続けられるプログラムです。

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  今回の収録日に実施された主なメニュー

 ウォーミングアップのダッシュ&ケンケン
  トレーニングルームの端から端までダッシュorケンケン
  (チーム対抗リレー形式)

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 プッシュアップ(腕立て伏せ)

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 ライオン式プッシュアップ
  足を開き腰を上げた体勢から、腕を曲げ顔を床に近づけながら
  一連の動作で顔を上げ状態を反らし、元の体勢に戻る

 タオルトレーニング①
  両手を体の前でクロスし“マッスルポーズ”
  タオルの両端を掴み、外側に引っ張る

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 タオルトレーニング②
  タオルを両手で肩幅の広さに持ち
  顔の前で、両側に引っ張りながら
  頭の上から胸元の高さで上げ下げする

 タオルトレーニング③
  うつ伏せの状態で、タオルを顔の前で両手に持ち(手を伸ばし)
  (うつ伏せで懸垂をするような体勢)
  タオルを左右に引っ張りながら、胸元に寄せ、また戻す

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 背筋

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 足上げ腹筋
  仰向けの体勢から両足を腹筋の力で90度上げ
  ゆっくり下ろす

 プランク
  腕立て伏せの体勢から、両肘を床につけ
  肘で体を支える

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 ヒンズースクワット
  (収録日は110回)

 ペア・サイドレイズ
  二人ペアとなり、パートナーが背後から両腕を押さえつけ
  その力に対抗して両腕を上げるように
 
 チョップ
  サンドバッグに逆水平チョップを打ち込む
  数発放ったあと、一人ずつ渾身の「一発」を打ち込む

松島 「悲壮感は全くないんです。
     和気あいあいとした雰囲気、
     『つらい』というのも
     前向きなつらさというか」


八木 「一生懸命、みんなで頑張る――、
     『まだまだ、やれる!やれる!』
     という感じの・・・」


岩本 「いいですね。ポジティブに、
     楽し気にね。いいね」


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  チョップ!

 「小橋建太プロレスエクササイズチャレンジ」
 特長として、エクササイズメニューの中に
 小橋さんの得意技
 「チョップ」(逆水平チョップ)
 含まれる点が挙げられます。

 そして、菜緒ちゃん
 相撲やボクシングなどの観戦経験から
 肉体と肉体とのぶつかり合いによって
 汗が飛び散るシーンに、魅力を感じているそうです。

 そこで、今回の収録では特別に
 小橋さんが現役時代に試合で繰り出した
 逆水平チョップの連打「マシンガンチョップ」
 伝授していただきました。

 「逆水平チョップ」は
 (以下すべて 右利きの場合)
 相手の正面で右足を前に出し
 上体を左に向ける「右半身(はんみ)の構え」から
 右腕を左肩の方から水平に
 相手の胸元に叩きつける技で、
 それを連打するのが「マシンガンチョップ」

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 小橋さんの現役時代のマシンガンチョップは
 ほぼ「1秒間に2発」ペース。

 試合では、15秒で30発程度
 チョップを連打し、会場を沸かせました。

 そこで、菜緒ちゃん
 「15秒間に20発」を目標に設定。

  小橋さんのアドバイス

 野球のバットスイングのように
  右足を踏み込みながら腰を回転させる


 マシンガンチョップは
  打ったらすぐに右腕を戻す


 気合を入れることが大切

 小橋さんが自らかけ声を発する中
 菜緒ちゃんは、サンドバッグめがけて
 チョップを連打!!

   目標数は「20発」でしたが
   小橋さんの熱血指導により
   かけ声は止まらず・・・
   結局「50発」連打することに。

   20発までのタイムは、ほぼ目標通りでした

八木 「50発も打ってると
     手の感覚がなくなってきて・・・。
    
(でも)楽しかったんですよ!
    
(サンドバッグを叩く)音も
     少しずつ変わってきたな、という感触がありました」


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 ▲八木菜緒がチョップを放つ!(画像クリックで拡大)

 小橋さんの評価は・・・

小橋 「100点とは言えませんけど、
     気持ちは伝わってきました。
     一回練習したから
     できるものではないですけど、
     八木さんの『打とう』という気持ちが
     伝わってきたので、そこが大事なんです」


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  スタジオでチョップ乱れ打ち!

 生放送のスタジオでは
 小橋建太直伝のチョップを、八木菜緒が披露!

 受けるのはもちろん、ガンちゃんです。

 キックミットを胸元に構える
 ガンちゃんに対して、いざ・・・と思ったら

 ガンちゃんは突如Tシャツを脱ぎ捨て、上半身裸に!

   ミットではなく己の肉体で
   待っ正面からチョップを受け止める男気!

八木 「『できる』と思えばやれる!
     いくぞーー!!

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 ▲菜緒ちゃんがガンちゃんにチョップ乱れ打ち!

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 ▲クリーンヒットが入って悶絶するガンちゃん

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 ▲たまらずミットで受けることに

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 ▲胸元にはチョップを受けた痕が赤く残る

岩本 「(シャツを脱いだのは)菜緒ちゃんが
     真剣に取り組んでるのがわかったから
     岩本も
(予定になかった裸になって)
     体張ろうと思って。
     すごい、菜緒ちゃん!チョップ、強い!!」


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  参加者の声

 プロレスエクササイズ参加歴2年という
 RN・おっとっとのお母さん にお話を伺いました。

 「スポーツをやったことがなかったんですけど
  ついていける気がしなかったんですけど
  『楽しいな』と思い始めてからは
  だんだん、ついていけるようになって
  今は、つらい時もありますけど、
  基本、楽しんでやってる感じです」


 「チョップ」のトレーニングについては
 「精神を鍛えられる」
 「緊張しないとできると、うまくいく
  
(いいチョップが打てる)


 また、プロレスエクササイズを始めてから
 「ケガをしにくくなった」
 「とっさに動けるようになった」
 ――という効果を感じているとのことでした。

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  小橋建太さんからのメッセージ

小橋 「ラジオをお聴きの皆さんも
     このエクササイズ、楽しいので、
     八木さんも楽しんでくれたので
     ぜひ体を鍛えに来て
     一緒にエクササイズをしましょう」


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 放送終了後
 菜緒ちゃんのコメント。

 「皆で汗を流してホントに素敵な時間でした。
  とても楽しくエクササイズできるので
  是非一度体験してみてください!!」
(八木菜緒)

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 小橋建太プロレスエクササイズチャレンジ
 ■レッスン日:毎週土曜日
   ※小橋さんが直接指導するのは第2・第4土曜日
 ■時間:14時~15時
 ■会場:協栄スポーツクラブ 十日市場店
 ■交通:JR横浜線「十日市場駅」徒歩1分
 ■会費:月会費6,500円/ビジター3,800円(税別)


 詳しくは 協栄スポーツクラブ 十日市場
 または Fortune KK のウェブサイトをご覧ください。

 小橋建太さんの2011年ご出演時の番組リポート
 ・2011年08月15日 放送分
 ・2011年08月22日 放送分

投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30

2017年07月20日

G.G.佐藤さんの セカンドキャリア

■7月20日の放送は・・・

 セカンドキャリアを語る
  会社員 G.G.佐藤さん 登場!

 「ジードットジートット佐藤です!
  よろしくお願いします!」


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佐藤 「『ドット( . )』は
     どうしても入れたいんですよね。
     文字数的に縁起がいい、
     画数重視(笑)」


 元西武ロッテ
 そして“大河俳優”
 G.G.佐藤さんが2年半ぶりに
 『まいどスポーツ』再登場!

 前番組『ライオンズ・エクスプレス』から
 ご出演いただき、古巣・西武のこと、
 この春の俳優デビューについて、
 そして、後輩の元プロ野球選手たちとともに働く
 会社員としてのお仕事――
 野球選手のセカンドキャリアについて伺いました。

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◆◆ G.G.佐藤さん プロフィール ◆◆

 1978年、千葉県市川市出身、39歳(放送日時点)

 桐蔭学園、法政大学を経て
 米マイナーリーグ フィラデルフィア・フィリーズ
 1Aに所属し、アメリカでプレー。
 帰国後、2003年のドラフト会議で
 西武の7巡目指名を受け日本球界入り。

 2007年には136試合に出場し25本塁打を記録。

 2008年、オールスターゲームに
 セ・パ通じての最高得票で初選出され、
 この年初採用の選手間投票でも
 全選手通じてトップの票を獲得。

 ヒーローインタビューでの「キモティー!!」
 絶叫でも人気を集めました。

 西武退団後の2012年は、イタリアでプレー。
 2013年にロッテ入りし、日本球界復帰。
 2014年シーズンを最後に現役を引退。

 父親が社長を務める測量会社に就職。 

 2017年4月
 NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』
 山伏役で出演し、俳優デビュー。

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  大河ドラマ出演

 G.G.佐藤さんは今年4月23日放送
 NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(第16回)で
 俳優デビューを果たしました。

 当初、出演のオファーを一度は断りましたが
 なぜか【合格】の知らせが届き、
 周囲からも『記念で、絶対出た方がいい』
 背中を押され、出演を決意。

佐藤 「決まったセリフをキッチリ言う
     というのが、メチャクチャ緊張しました」


 セリフはひと言でしたが
 その場面に合った言い方で演技をするのは
 とても難しく、
 複数のテイクをを重ねて撮影が行われたとのこと。

 共演の柴咲コウさんをはじめ
 プロの俳優陣の演技に感動したそうです。

 ところで、なぜ俳優未経験のG.G.佐藤さんに
 白羽の矢が立ったのでしょうか?

佐藤 「体のデカイ、
     濃い人を探してたみたいなんですね。
     何が濃いのか、
     顔なのか、わからないですけど」


岩本 「顔です。キャラと顔(笑)」

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 G.G.佐藤さんはこれから一生
 『大河俳優』を名乗ることができ
 『ちょっとジェラってます』
 と羨むガンちゃんでした。

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  セカンドキャリア

 「トラバース」への就職は
 減益引退の1~2ヶ月前から考えはじめ
 「辞めてすぐ入りたいと思った」そうです。

佐藤 「不安しかなかったです」

岩本 「『営業』でしょ。頭を下げることに
     抵抗はなかったですか?」


佐藤 「その辺のプライドはあまりなかったですね。
    
(営業職の)やり方が
     わからなかっただけで。
     頭下げるのは全然苦じゃないですね」


岩本 「人柄やね。
     それで困る野球選手、いっぱいいるから」


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 「トラバース」には西武時代の後輩
 星 秀和さん、梅田尚通さん、林崎 遼さん、
 そしてガンちゃんの阪南大高の後輩でもある
 前川恭兵さんが入社しています。

佐藤 「みんな、わからなくて
     苦労する部分はありますけど、
     ガッツがある分、頑張ってくれてますね」


 一般の会社に勤めることは
 野球界との違い、ギャップなどを強く感じ
 『大変』――と元選手同士で話すことが
 よくあるそうですが
 『やるしかないから頑張ろう』
 と懸命に打ち込んでいるそうです。

佐藤 「彼らは一生懸命だし、
     やる気もあるんですよ。
     やりがいを提供して
     いい場所を与えてあげるというのは
     こちらの仕事だと思うんで。
     与えて開あければ、彼ら頑張る力は
     間違いなくあるんで」


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 『夢』は・・・

佐藤 「社員も、元プロ野球選手も
     何かの縁で集まってくれたので
     何かやりがいがある場を与えて、
     人生を楽しませる、
     そして
     野球選手の時に稼いだ以上の
     稼ぎは取らせてあげたいな
     という風に思ってます」


岩本 「その目標、わかる。
     僕も1億の給料取ったことあるけど、
     それを超えるまで頑張れたら
     ――と思うもん。
     その目標は持ってます。同じです」


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 【合言葉】
 『人生のピークは常に、未来にある』
 と語るG.G.佐藤さん。

佐藤 「野球時代かピークじやない、と。
     人生のピークは常に未来だ
     というのを合言葉にしてやってるんで」


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  ライオンズへの期待

 最後に、古巣ライオンズへの想いを伺いました。

佐藤 「(今年は)Aクラスは最低でも。
     優勝争いしてほしいですよね。
     パ・リーグ盛り上がるには
     西武ライオンズ――
     絶対必要だと思うんで。
     期待をメチャクチャしてます」


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 G.G.佐藤さんのオフィシャルブログ
 『仕事も、人生も、キモティー!』
  こちら

投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30

2017年07月13日

川口オートレース「GI キューポラ杯」開幕

■7月13日の放送は・・・

 ナイター開催! 川口オートレース
 GI キューポラ杯 開幕スペシャル!

 「GI 第41回 日刊スポーツ キューポラ杯」
 初日のこの日、
 松島 茂八木菜緒 両アナウンサーは
 ナイターレース開催中
 川口オートレースから番組をお送りしました。

 ガンちゃんは札幌から電話で登場。

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 放送では「キューポラ杯」の見どころについて
 元船橋オートレース所属(9期)の
 解説者・板橋 忍さんにお聞きしたほか、
 「まいどスポーツ」に過去2度出演されている
 永井大介選手に地元川口開催のGIレースにかける
 意気込みを伺いました。

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  優勝候補 永井大介選手

 今年の「キューポラ杯」
 優勝候補の筆頭は
 先月(2017年6月)通算1,000勝を達成した
 永井大介選手。

 次なる目標は、あと1勝に迫る
 「SGレース通算15勝」達成で
 永井選手にとって憧れのレーサー
 片平 巧さんのSGレース勝利数に並ぶこと。
 (キューポラ杯はGIレースです)

 そして、あと16回のを積み重ねて
 通算「100V」を達成すること。
 (放送日時点で「84V」)

 「キューポラ杯」への意気込みは・・・

永井 「優勝戦を目標に頑張って、
     自分がいい状態で
     レースに挑めれば
     いい結果が出ると思うので、
     整備とタイヤの設定を
     しっかりやっていきたいな
     と思います」


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 ▲オートレースを離れるとゴルフに夢中という永井大介選手
   「レースのことを忘れさせてくれて本当に楽しい」とのことで
   ベストは「79」だそうです

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  解説・板橋 忍さんのイチオシは・・・

 かつての名オートレーサー
 板橋忍さんの注目選手は・・・

 木村武之(浜松)
  (前回優勝)

 鈴木圭一郎(浜松)
  (2017年 SG オールスター・オートレース 優勝)

 「バランスもいいし、天性的なものを持っている。
  細かい整備を怠らない」


 永井大介(川口)
  (2017年 GI 開場記念ゴールデンレース 優勝)

 「ある程度、マシンは安定して
  いいところまで来ていると思います
  あとは微調整でセッティングしていけば、
  いい感じに持っていけると思います」


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  来場者インタビュー

 川口オートレースに訪れたファンの方に
 八木菜緒アナウンサーがお話しを伺いました。

 家族・親戚一同で、で夕食も兼ねて
 やってきたというご夫婦のうち
 一開催に一度は観戦しているというご主人は・・・

 (オートレースの魅力は)
  男のロマン。
  命をかけてやっている人の意気込みを感じながら
  レースを楽しんでます」


 一方、奥様は・・・

 「コーナリングの選手同士のせめぎ合いを
  無事にすり抜けて勝利を掴んで欲しいと思います。
  無事故を祈って見ています。
  女性レーサーに
  頑張ってもらいたいなと思っています」


 なお、今月7月デビューの33期生は
 20人のうち7人が女性レーサー
 女子選手の割合が増えてきています。

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  川口オートレース

 ■住所:埼玉県川口市青木5-21-1
 ■交通:JR「西川口駅」
     埼玉高速鉄道線「南鳩ヶ谷駅」から
     無料バス(いずれも10分)
 ■ウェブサイト: こちら

 「キューポラ杯」は連日ナイターで開催され
 お仕事帰りでも終盤のレースに
 間に合う方が多いのではないでしょうか。
 ぜひ会場での観戦を お楽しみください!

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 ※※ キューポラ杯 優勝戦結果 ※※(追記)
 (2017年7月17日 12R 4100m 発走20:50)

  1着  永井大介   4 
  2着  早川清太郎  1 
  3着  高橋 貢   8  

 永井大介選手が2010年以来、2度目の
 「キューポラ杯」優勝を達成!!


 おめでとうございます!!

 ※去年 2016年7月18日放送分の
  川口オートレース特集の模様は こちら

投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30

2017年07月05日

上田利治監督への想い

■7月5日の放送は・・・②

  恩師・上田監督への想い

 阪急、オリックス、日本ハムで監督を務め
 ガンちゃんの現役時代の指揮官でもあった、
 上田利治さんが1日、肺炎のため亡くなりました。

 放送では1975年のリーグ優勝を決めた際の
 インタビュー音声をお聴きいただきました。

岩本 「プロ野球とは――、
     勝負とは――というものを
     叩きこまれました。
     戦う姿勢を絶対緩めない人で
     マウンド上では“向かっていけ”
     “一歩も下がるな”という監督でした」


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 ガンちゃんは6人の監督の下でプレーをしましたが
 最も厳しい練習を課したのが上田監督

岩本 「キャンプのウォーミングアップ
     2時間やで」


 キャンプではウォーミングアップを終えると
 投・内連携の練習もあるものの
 個人練習が中心になることがほとんど。

 しかし、上田監督は全員が揃う時間を
 多く作ったそうです。

岩本 「『苦楽』の『苦』の方を
     ともに時間を過ごす――
     苦しい練習を共有する――
     それを重んじてた方だった」

投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:35

岩本勉 高校3年の失われた夏

■7月5日の放送は・・・①

 高3の夏、涙が枯れた 出場辞退
  そして・・・
    想いを託された“俺たちのドラフト”

 今年も高校野球の熱い夏が到来。
 甲子園出場をかけた全国高校野球選手権
 地方大会の戦いがスタートしています。

 この日の放送では、ガンちゃんがプロ入りする直前
 1989年、平成最初の夏に
 涙が枯れるまで泣いた出来事と
 それを乗り越えて切り開いたプロへの道――、
 失った夢と、掴みとった夢、
 その背景について
 『まいどスポーツ』で初めて告白――。

 放送では語りきれなかった
 ガンちゃんのメッセージも掲載します。

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  突然奪われた夏

 阪南大学高校 野球部3年 岩本 勉
 ドラフト指名候補にその名が挙がる
 本格右腕の高校生ピッチャー。

 全国高校野球選手権 大阪大会開幕を目前に控えた
 1989年7月7日
 その日もチームメイトと共に汗を流していたが
 彼らの夏は、突然、終わりを告げた――。

 「校長先生からお話があります」
 練習中にもかかわらず教室に集められる部員たち。

   大会に向けた訓示・激励か――?

 校長、野球部部長、監督、コーチらが
 顔を揃えた教室で、部長が絞り出すような声で
 「申し訳ない」と謝罪する。

 2年生部員が傷害事件を起こしたことを理由に
 阪南大学高校 野球部は
 大阪大会への出場を辞退
――。

 「冗談抜きでドッキリカメラかと思った」

 耳を疑うような言葉・・・
 その現実を受け入れることは

 「無理だった。
  頭が真っ白になるっていうけど、
  ホントになるからね。
  放心状態ってああいうことをいうんやね」


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 小・中・高と厳しい練習に耐えてきた。
 甲子園出場を目指して頑張ってきた。

 「最後(全国高校野球選手権大会の)
  舞台でそれを表現するのみ。
  勝っても、負けても、ぶちのめされても
  納得するんですよ」


 のちに「青春だった」と振り返り、
 高校卒業後の人生――次のステージで
 頑張るための糧となるはずの
 最後の夏を失った。

 「気がついたら、みんな涙止まらへんの。
  そこで感じたことが
  涙は枯れるんだ、と。
  枯れた。
  もう、涙を出し切った」


 校長先生はじめ学校関係者も
 そして3年生部員も、
 誰もがその場から動くことができないまま
 時間が過ぎていき、
 やがて、キャプテンが重い腰を上げる。

 「みんな帰ろう。
  帰って自分でこの先どうするか考えよう」


 「そこから、野球部の部員とは
  夏休みの間、会ってない。
  会われへんかった。
  みんな何してるかわからん。
  連絡取るのもこわい」


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  たった一人での練習

 岩本 勉の元には
 夏の大阪大会以前から
 プロ野球のスカウトが視察に訪れていたため
 勉の両親は、出場辞退となっても
 ドラフトで指名されることを想定し
 我が子を励ました。

(父)「何が起きるかわからん。
    できる限りの練習はしておけ」


(母)「つらいと思うけど頑張りや」

 たった一人での練習は、
 ひたすら走って、走って、走り込むだけ。

 「毎日走ることはやった。陸上部みたい。
  そうでもしないと――、
  汗かいて、体力を使わないと
  気が気でなかった」


  野球の話ができない

 2学期を迎え、野球部員とも再会を果たす。

 本来ならば真っ黒に日焼けしているはずの
 同級生の肌は真っ白で、
 部員の中には10キロ以上やせて
 まるで別人のような仲間もいた。

 「出場辞退」を告げられたその瞬間、
 突然、野球部としての活動に幕を下ろすことになり
 3年生部員の中には、
 野球を見ることも、考えることもやめ、
 野球をあきらめたメンバーもいた。

 一方で、大学や社会人で野球を続けるべく
 セレクション(スポーツ推薦)を受けた部員もいた。

 しかし、他校の選手のように
 「甲子園出場」「地方大会ベスト4」などの
 実績、大舞台に立った経験がない
 阪南大高の部員は
 技能で見劣りしなくても、皆、不合格――。

 部員同士で野球の話が出なくなった。

 「野球の話、ふれられへん。
  今後どうするか、よう話せえへん。
(※)
   怖い」


 (※)とてもじゃないが話はできない

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  ドラフト会議

 1989年11月26日 日曜日
 プロ野球 ドラフト会議 当日。

 学校側は、岩本が指名された場合に
 記者会見を行うため、登校するように指示。

 「プロ野球選手になることを目標に頑張ってた。
  でもドラフト会議の日がくるのがイヤだった。
  指名されたところで、同級生の手前、
  どういう顔をして野球を続けていいか
  わからなかった」

 「どの面さげて
  『指名されて光栄です』って言うんだ」


 自宅に登校を促す電話がかかってきても
 「行きません」と一度は断った。
 それでも、父の説得により
 “指名した球団や学校の顔をつぶさないため”に
 親に連れられて学校へ向かう。
 そして会見場となった視聴覚室へ・・・

 「廊下を歩くのがイヤでたまらんかった」

 普通の選手は
 指名されるかどうかの不安の中で
 その日を迎えるが・・・

 「どうせやったら、ドラフトかからん方が
  スッキリするくらい」


 視聴覚室の扉を開けると
 そこには3年生部員が勢揃いしていた。

(岩本)『どうしたん?』

(キャプテン)
 『お前のドラフト会議やけど、
  俺たちのドラフト会議なんだ。
  お前、絶対プロ野球選手になれ。
  プロ野球選手になって頑張ってくれ。
  俺たちの気持ちをお前の背中に預けるから
  持って行ってくれ』


(岩本)『ホンマにええんか?』

(キャプテン)『ええ!お前に託す』

 「涙止まらへんがな。ええ友達やろ」

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 野茂英雄に8球団の1位指名が競合し、
 ほかに1位指名でプロ入りした選手には
 佐々木主浩潮崎哲也小宮山悟佐々岡真司
 さらに2位以下でも古田敦也石井浩郎
 前田智徳新庄剛志――など
 のちに、球史に輝かしい実績を残す名選手が
 数多く指名を受けた
 史上屈指の大豊作といわれるこの年のドラフトで
 日本ハムファイターズ岩本 勉2位指名

 ドラフト会議の行方を見守り
 久々に「野球」に触れた部員たちに笑顔が戻り、
 エースの胴上げが始まった。

 「力ありあまってるから、天井あたるか思ったよ。
  でも、その手のひらの温かさは
  いまだに背中が覚えてる。
  たまらなかった」


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 前回、イップスの話したでしょ。
  なぜそこで
(イップスに苦しみながら)
  歯を食いしばって
  
(イップスを克服しようとする努力を)
  できたかというと
(※)
  彼らの気持ちがあったからですよ」


 (※)岩本投手はプロ入り後イップスのため
 (※)投げられない時期が長く続きましたが
 (※)地道な努力を続け、マウンドへの復帰を果たしました

 岩本 勉は20人の3年生部員に
 「一人1年プレゼントする」――という想いで
 20年間プロ野球人生を送りたい
 と考えていた。

 しかし、あと4年届かず16シーズンで現役を引退。

 ユニフォームを脱いだエースの元を労うために
 大阪・ミナミの居酒屋に、かつての仲間が集結した。

 『お前、よう頑張った。
  おかげで俺たち、16年間、野球楽しめた』


(岩本)『俺、20年頑張りたかったんやけど・・・』

 『もうええよ。もう背中のもん下ろせ。
  お前のおかげで、社会で強く生きれたんや。
  お前が“望み”やったんや。
  ありがとうな。
  もう一人で抱え込むなよ。
  みんな、乗り越えて強くなったんやぞ』


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 「ボロボロ泣きながら一杯飲んだよ。
  最高の仲間ですね」


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 ▲ガンちゃんの話に涙が止まらない菜緒ちゃん

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  番組ホームページ限定公開!

 放送で語りきれなかった
 ガンちゃんのメッセージと
 八木菜緒アナウンサーの感想をご紹介します。

 (今回)何が言いたいかと言いますと
  好きで始めた野球を、
  青春の間も、続けさせてくれている――、
  環境を整えてくれている両親、家族、
  周りの方々に感謝の気持ちを持って、
  全力で戦ってほしい。
  そして、野球ができる喜びと幸せを感じて
  青春を全うして、
  最後は納得してほしいんです――ということを
  球児のみんなに伝えたかった。
  時間がなくて、そこまで言えなかったけど
  そのメッセージを伝えたい」


八木 「高校野球で
     勝つこともできなければ
     負けることもできない球児も
     中にはいるんだ――、って思ったら
     中学校や高校での
     部活に取り組む姿勢だったり、
    
(野球でたとえるなら)
     一球一球の重さや責任を
     もっと感じながら
     青春時代を過ごせばよかったな
     と思いました」


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 (積み重ねた努力の集大成を披露する舞台があれば)
  良くも悪くも、納得できるやんか。
  その『結果』は受け入れることができるけど
  『結果』を残すことが叶わなかった
  僕らの同級生は結局、社会に出て
  それ
(出場辞退)を乗り越えた自分がいる
  ということをアイデンティティに変え
  すごくたくましくなってる。
  今、会って、
  ご飯とか食べたり、一杯飲んだりすると
  すごく勉強させられることばかり。
  社会の強者になってた。
  自慢できる、頼りになる同級生になってる。

  だから、球児たち!
  勝っても負けても、悔いの残らないように
  全力で、すべて出し切るんですよ。
  エールを送ります」


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 岩本勉投手と阪南大学高校3年生野球部員の
 失われた夏と、卒業後の人生、
 ドラフト指名をめぐる
 当時の日本ハム・スカウトの思惑、 
 プロ野球選手になる夢を支えた家族のことなどについて
 ノンフィクションライター・長谷川晶一氏の
 渾身の取材により、一冊の本にまとめられています。

 『夏を赦す』
  (廣済堂出版/1,600円+税/2013年発売)


 詳しくは廣済堂出版のウェブサイトをご覧ください。

投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30