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2009年08月28日

朗読紙片第11回「もうすぐIndigo blue」

朗読紙片第11回「もうすぐIndigo blue」

を掲載致します

目で見ながら、もう一度、松井五郎さんの世界を感じてみては

いかがでしょうか・・・


もうすぐIndigo blue

あきらめたことの
いくつかに
ほんとうのことが
あったのかな

小さな水たまりさえ
飛び越えられなくて
ボクは矛盾に
逃げている

少し汚れたり
ちょっと壊れたり
心は決して
無傷とはいかない

でも失敗からだって
きっと次は生まれる

簡単なことを
難しくしていたのは
この世界なんかじゃない

はじめたところへ
辿り着くために
この地球は丸いんだ

抱きしめてくれるもののすべてに
大切なありがとうを告げてみよう
誰かを信じる力で
自分も信じることができる

抱きしめるもののすべてに
大切なありがとうを告げてみよう
誰かを幸せにする力で
自分もきっと幸せになれる

時間はただ
白いノートを
なにも言わずに
捲ってみせる
鼓動に応えて
そこに書くことばは
ボクを自由に
できるはず

かなり曲がったり
いきなり止まったり
現実のぺースは
思うようにはいかない

でも続けていく勇気は
きっと次に繋がる

両手ですくった
空の青さに
白い雲が泳いでゆく

あたりまえに見ている
ありふれた風景にも
未来は隠されている

耳をすまして
目をこらして
息を吸って
手を伸ばして

抱きしめてくれるもののすべてに
大切なありがとうを告げてみよう
誰かを信じる力で
自分も信じることができる

抱きしめるもののすべてに
大切なありがとうを告げてみよう
誰かを幸せにする力で
自分もきっと幸せになれる

投稿者 agqr : 01:00

第24回~バリ島~

皆さん、こんばんは。

お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?

今回も番組を振り返っていきましょう。

第24回はバリ島をご紹介しました。

国土を海に囲まれた島国の中で、海岸線がもっとも長い国はどこだと思いますか?
日本も結構長いのですが、およそ3万キロで世界第3位です。2位はおよそ3万6千キロのフィリピン。
そして1位は、実に5万5千キロにも及ぶインドネシアです。地球一周4万キロをはるかにしのぐ
世界最大の島国です。
そんなインドネシアのほぼ中央に位置しているのが「バリ島」です。
東南アジアの代表的な観光地のひとつであるこの島は、美しいビーチ・リゾートとして知られています。
熱帯の太陽と椰子の木陰、砂浜と波、珊瑚礁の海、あるいは山や谷の織り成す緑豊な自然、
急斜面に広がる美しい棚田(たなだ)の眺めなど、バリ島の魅力はさまざまですが、
何よりも観光客を惹きつけるのは、その独特の文化です。
実際、観光地バリ島が、最大のセールスポイントとしているのは、「神々の島」などといった
キャッチフレーズが示すように、宗教と密接に結びついた祭礼や儀式、そこで繰り広げられる舞踊や
音楽などの伝統芸能です。

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バリ仮面.jpg

是非機会があれば、皆さんも直に触れてみてはいかがでしょうか?

番組では皆さんからのメールをお待ちしています。

番組の感想、能登さんに聞いてみたいことなど、何でも送ってきてくださいね。

投稿者 agqr : 01:00

2009年08月14日

朗読紙片第10回「Coral fish navigator」

朗読紙片第10回「Coral fish navigator」

を掲載致します

目で見ながら、もう一度、松井五郎さんの世界を感じてみては

いかがでしょうか・・・


Coral fish navigator

時間のロープを渡りながら
堕ちることばかり怖れて
わたし 青空がどこで生まれるのか
ずっと知らなかった

ある日 突然 自分を休んで
どこか遠く漂流してみようか
名前を持たなくても困らない
小さな島を巡ってみようか

たぶんしがみついていたのは
ありふれた現実という筏
わたし ほんとうは自由なんだって
ずっと忘れていた

ある日 突然 鞄ひとつで
投げた小枝が示した方へ
誰にも行く先教えないで
いつもと違う風の向こうへ

波のメロノームが振れるたび
心はこの惑星の小さな奇跡
すべてを脱いだ足の先が
もうすぐ虹色の尾鰭に変わる

誰だって思うように
生まれ変われる
誰だって信じてみれば
生まれ変われる

波のメロノームが振れるたび
誰もがこの惑星の小さな奇跡
光を浴びた背中のまんなか
どこでも行ける翼が広がる

誰だって思うように
生まれ変われる
誰だって信じてみれば
生まれ変われる

時間のページを捲りながら
新しい世界を想像してみようか
いつか 風がどこで生まれるのか
きっと知ることができる

きっと知ることができる

投稿者 agqr : 10:08

第23回~バルセロナ~

皆さん、こんばんは。

お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?

今回も番組を振り返っていきましょう。

第23回はバルセロナをご紹介しました。

情熱がほとばしるようなフラメンコや、生死が隣り合う闘牛に熱狂する姿は、スペインの象徴のように
思われがちですが、フラメンコも闘牛も南部のアンダルシア地方の名物で、バルセロナを中心とした
東部のカタルーニャ地方には、観光客相手のフラメンコや闘牛はあっても、地元の人々はほとんど関心を寄せない、ということをご存知ですか?
カタルーニャはスペインの一地方というよりも、スペインの中にある別の国のような存在です。
地中海に面した港町特有の自由な雰囲気と開放感に加え、言語も文化も風土も他のスペインの
地方とはまったく異なります。とりわけ、文化の面ではつねに前衛に立ってきたという伝統が
今もしっかり生き続けています。
そんなカタルーニャが育んだ孤高の天才に、建築家、アントニ・ガウディがいます。
何もかもが型破りで、常識はずれのアントニ・ガウディの建造物。
その最たるものは、着工から127年経った今なお建築工事が続いている未完の大聖堂、
あのサグラダ・ファミリアです。

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これまでと同じペースで工事が進むなら、完成まであと100年とも200年かかるともいわれてきた
サグラダ・ファミリアですが、大きな変化が訪れようとしています。
ついに本堂に屋根がかかり、来年の秋には、長い歴史の中で初めてミサ(礼拝)が定期的に
開かれるようになるというのです。ガウディの夢を継承し石を掘り続けている外尾さんは、
「工事の状況は大きく変わった」と言い、これまでよりも早いペースで工事が進んでいることを
明かしてくれました。
もしかしたら、数十年後には完成した姿を見ることができるかも知れません。
そのとき、私たちの目の前にどんな聖堂が現われるのでしょうか…。


番組では皆さんからのメールをお待ちしています。


番組の感想、能登さんに聞いてみたいことなど、何でも送ってきてくださいね。

投稿者 agqr : 09:56

2009年08月01日

朗読紙片第9回「いつかの空 どこかの道」

朗読紙片第9回「いつかの空 どこかの道」

を掲載致します

目で見ながら、もう一度、松井五郎さんの世界を感じてみては

いかがでしょうか・・・

いつかの空 どこかの道

どれだけ重たい本にも
載っていない街
自分が決めなければ
その旅ははじまらない

覗いたファインダー
蜃気楼の羊の群れを連れて
少年は永遠の虹を
渡ってゆく

創造の惑星に生まれたのに
僕たちは想像を忘れてる
なにもなかった頃に見た
夢の続きを覚えていますか

いつかの空 どこかの道
まだ知らないことがたくさんある
まだ知らないひとがたくさんいる
そうきっと そう

いつかの空 どこかの道
まだ行きたい場所がたくさんある
まだふれたい風がたくさんある
そうきっと そう きっと

放物線を残して
遠ざかるロケット
なんだって試すことで
現実は変えられる

Einsteinの宿題を
世界はやり遂げられるだろうか
どんなことにもある意味に
気づけるだろうか

奇跡の惑星に生まれたのに
僕たちは軌跡を忘れてる
小さな花の化石のかけら
命の続きを感じていますか

いつかの空 どこかの道
まだ知りたいことがたくさんある
まだ逢いたいひとがたくさんいる
そうきっと そう

いつかの空 どこかの道
まだ聴きたい歌がたくさんある
まだ握りしめたい手がたくさんある
そうきっと そう きっと

鞄になにを入れる?
それともからっぽで出掛ける?
遠回りをしてみる?
それともまっすぐそこへ行く?

いつも忘れものをしてる気がするのは
どうして?

いつかの空 どこかの道
まだ知らないことがたくさんある
まだ知らないひとがたくさんいる
そうきっと そう

いつかの空 どこかの道
まだ行きたい場所がたくさんある
まだふれたい風がたくさんある
そうきっと そう
きっと ・・・

投稿者 agqr : 12:02

第22回~昆虫~

皆さん、こんばんは。

お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?

今回も番組を振り返っていきましょう。

第22回は昆虫をご紹介しました。

多彩な生命を育んでいるこの地球は、一見、人間におおわれているように見えます。
ところが、環境への適応力や繁殖力などで最も繁栄している生き物は、「昆虫」です。
自然のない都会のど真ん中から、苛酷な環境の極地にまで、
この陸上で昆虫が住んでいないところはありません。
人間を含めた哺乳類がおよそ4500種といわれる中、昆虫の種類は、記録されているだけでも80万種。
地球上に存在するすべての生物のおよそ80%を占めることになります。
さらにアマゾン辺りの熱帯雨林に行き、1本の樹にいる昆虫の数を調べてみるだけで、
新種が発見されることは当たり前だそうで、そんな未知の新種を含めると、昆虫は実に
2000万種にのぼるという推計もあります。
そうなると、地球上の動物種の、実に99%以上を昆虫が占めることになるのです。
まさにこの地球は「昆虫の惑星」です。

そんな虫たちの惑星で1839年、15歳のジャン・アンリ・ファーブルは、南フランスの小さな村の丘で
初めてスカラベ(フンコロガシ)と出会いました。エサになる牛のフンを丸い玉にして運ぶその姿に、
ファーブル少年はいたく感動したのでした。
あれからちょうど170年が過ぎた2009年夏、夏休みの子どもたちは、さながら“ファーブル少年”に
なり、虫捕り網、虫カゴを持ち、一人で、あるいは友たちと一緒に昆虫と出会う冒険に
出かけていることでしょう。そこで子どもたちは、どんな感動を得るのでしょうか…。

モンシロチョウ.jpg


番組では皆さんからのメールをお待ちしています。


番組の感想、能登さんに聞いてみたいことなど、何でも送ってきてくださいね。

投稿者 agqr : 11:53

 

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