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2009年09月12日

朗読紙片第12回「やがて雨は告げる」

朗読紙片第12回「やがて雨は告げる」

を掲載致します

目で見ながら、もう一度、松井五郎さんの世界を感じてみては

いかがでしょうか・・・


やがて雨は告げる

紫陽花の
心変わりを
庇うように
雨のインクが
優しく 滲む

ほんとの気持ちを
書いたはずが
手紙の宛名を
忘れてしまった

窓をつたう
滴の糸が
ひとつに結ばれ
また 解けて

思うようにならないことも
きっと誰かの思いが 実った証

それを上手に 受け入れる
豊かな器が あればいいのに

幸せも 不幸せも
どちらも 長くは続かない
息を潜めて 見えない鬼を やり過ごす
ひとりぼっちの かくれんぼ

そしてここからの私
やがて雨は告げる

どれだけ満ちた昨日でも
なにもない明日には敵わない
確かなことがないとしても
未来は光を秘めている

雨音にまぎれ こぼれる涙
雲はその理由を 知ってて黙っているのでしょう

持ってでかけたはずの傘
置き忘れた場所は 心の垣根

愛しさも さみしさも
別々に生まれるものではない
瞳を閉じて 最後のかけらを 探してる
形を持たない ジクソーパズル

そしてここからの私
やがて雨は告げる

わかってる
わかってる
そう これでいい

幸せも 不幸せも
どちらも 長くは続かない
息を潜めて 見えない鬼を やり過ごす
ひとりぼっちの かくれんぼ

そしてここからの私
やがて雨は告げる

やがて雨は告げる

投稿者 agqr : 09:54

第25回~温暖化~

皆さん、こんばんは。

お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?

今回も番組を振り返っていきましょう。

第25回は温暖化についてご紹介しました。

人類の文明はエネルギーを消費し発展し続けてきました。
反面、それは地球環境を破壊する歴史でもありました。45年後には世界の人口が
90億人に達すると予測されている今日、地球温暖化による危険信号が世界中にともっています。
温暖化は時に異常気象を起こし、時に北極の氷を溶かし、ついには海に沈んでしまう国が
ある、というところまで影響を及ぼし始めました。

アメリカの元副大統領アル・ゴア氏は、地球が瀕死の状態に陥っている症例をいくつも紹介しながら、
私たち人類が取るべき方法を示しました。社会現象にもなった「不都合な真実」です。

アル・ゴア氏の「不都合な真実」は、地球上の様々な問題が複雑に絡まり合っていて、
ひとつだけ取り出して解決はできないということを世界に伝えています。
ゴア氏はこう訴えます。「気候の危機を回避することはまだ間に合う!」と。
そして、「あなたにはできることがある!」と叫びます。…私たちにできること…、
それは行動を変えること。省エネルギー型の電化製品を使ったり、リサイクル商品を積極的に
利用するなど、日常のささいなことばかりです。そして、そのどれもが今すぐできることなのです・・・。

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番組では皆さんからのメールをお待ちしています。

番組の感想、能登さんに聞いてみたいことなど、何でも送ってきてくださいね。

投稿者 agqr : 09:44

 

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