2008年08月06日

ラジオ沖縄 ・ てんぷら油でゆいまーる!

7月31日(木)

食用油の使用量が日本一の沖縄。

うるま市にある社会福祉施設のゆい作業所は
うつ病などの心の病を抱えながら社会復帰を目指す人たちを
受け入れている施設である。
ここで、使用済みのてんぷら油を回収し乗用車の燃料になる
「バイオディーゼル」に作り変える事をしている。
 所長の比嘉さんは「あんたの車はてんぷらの匂いがする。
この車が街中を走っていたら、街中がてんぷらの匂いがするね」
と笑いながら話した。
 
 バイオディーゼルは従来のディーゼルに比べると、排出する
二酸化炭素が少なく、クリーンエネルギーとして注目されている。

比嘉所長は「資源を回収し、リサイクルしてバイオディーゼルを
作れば、またエネルギーとして活用できる。地球環境を守る
大きな力になると思う」と意欲的だ。
1リットル100円で環境にやさしいと評判は口コミで広がっている。
地域の人たちも、家庭で余ったてんぷら油を届けてくれるなど、
支援の輪が広がってきている。
沖縄ゆい.jpg

 作業所のメンバーも「てんぷら油から作って、みんなに提供する
仕事はやりがいがある」と話す。

沖縄ではてんぷら油が地域の潤滑油になっている。

投稿者 文化放送報道部 : 2008年08月06日 07:33