2008年07月30日

南日本放送/鹿児島のエコ集落

7月25日(金)

人口170人の小さな集落がエコ活動を積極的にしている。
鹿児島県出水市の六月田集落。小さなエコの工夫を集落みんなで
実戦している。
 水道の蛇口に鉛筆がぶらさがっている?
これは水の出しすぎを防ぐ為の工夫で、水の量を鉛筆の細さにする
事の目安になる。さらにもうひとつ工夫が施されている。
 目いっぱいに蛇口をひねっても大量に水が出ないように、元栓を
調整している。これで、必要以上に水を出しすぎる事はありません。
 
 エコリーダーをしているのは、この集落に住む松田さん(61)。
大手家電メーカーで環境対策の仕事を任され、地球温暖化の深刻さ
を知った。3年前に退職し、自分の住む集落でエコの輪を広げる決心
をした。
エコ集落.jpg

 「エコ達人」という集落独自の認定制度を始めた。
電気、ガス、水道の毎月の使用量を前の年より10㌫減らすことを
3ヶ月連続達成できると「エコ達人」に認定される。
 なんと58世帯の集落のうち31世帯が達成している。ある家庭は
出費が5万円減らす事に成功している。
 集落の人たちは「省エネすれば、お金が残る」と積極的にエコに参加
している。エコ達人になると、その家族のいい笑顔の写真を撮り、大きく
引き伸ばしてプレゼントをしている。
 「できる事から明るく楽しくいこう」とエコの実戦記録集を作り始め、
楽しく実践している。

投稿者 文化放送報道部 : 07:34

南海放送・♪~地球にEcoしょ!えーことしょ!~♪

7月24日(木)

  地球の温度が上がってる~♪
軽やかな音楽がエコ活動に一役買っている。この音楽は愛媛県民には
おなじみの一曲。南海放送と地元のミュージカル劇団「みかん一座」で
作られたもの。
この一座の座長で、南海放送の戒田節子ANが「歌でわかりやすく、
地球温暖化防止を呼びかけよう」と始めたもので、この歌詞には6つの
エコアクションが盛り込まれている。
● エアコン温度は適切に
● 蛇口はこまめにしめましょう
● 車の発進ゆっくりと
● 買い物するならエコ製品
● いつも持ちましょエコバッグ
● こまめに抜こうコンセント
「これを繰り返し言う事で自然に身に付き、実戦できればいいなと思う」と
戒田ANは話す。
 みかん一座の環境ミュージカルは循環型社会推進功労者として、
環境大臣表彰を受けた。
 そして、この曲に振り付けをつけ「エコ体操」を考えたところ、
企業や自治体などにも広まり、小学校の授業に取り入れたいと進んでいる。

エコ体操.jpg

「地球にエコしょ!私のエコ宣言」から始まり、曲ができ、体操ができ、
ついに、「エコ体操コンテスト」まで開催され、13チームが参加した。

「エコ体操で体を元気に、エコアクションで地球を元気に」
「地球にEcoしょ!えーことしょ!」の輪をもっともっと広げていきたいと
みかん一座の戒田座長は話す。
曲と体操は 南海放送のホームページで見られる。

投稿者 文化放送報道部 : 07:33

徳島・上板町/ゴーヤーの緑のカーテンで夏を涼しく

7月23日(水)

徳島県では植物を使って夏を涼しく過ごす取り組みが広まっている。
その先駆けとなったのが徳島県中部の上板町役場。庁舎の窓に
ゴーヤーを植えて緑のカーテンを作り省エネにつなげている。
役場の窓際にそって高さ4.5m、幅40mに渡ってゴーヤーカーテンが
出来上がっている。徳島大学の研究では家庭用のエアコン4台分くらい
の省エネ効果があると言われている。

 徳島なのにどうしてゴーヤーかというと「上板町は沖縄の石垣市と
ゆかりの町提携を交わしている為」で、石垣市からゴーヤーの種を
譲り受け栽培したものだ。
  
 ゴーヤーのカーテンは見た目にも涼しく、エコ効果も高いと県内に
広まって、様々な自治体や民間施設、また一般家庭にまで広まっている。

 今年は上板町が主催して「緑のカーテンコンテスト」が行なわれていて
36人の個人と12の団体が参加を予定している。

 その他、役場ではゴーヤー茶も作っていて来庁者に振舞われている。

投稿者 文化放送報道部 : 07:32

岩手県葛巻町/森と風の学校のメッセージ

7月22日(火)

盛岡市から北東へ車で1時間半、豪雪地帯の岩手県葛巻町江刈。
数年前まで地元の分校として利用されていた廃校を利用し
岩手子ども環境研究所の代表の吉成信夫氏が「森と風の学校」を
立ち上げた。
ここでは自然エネルギーを取り入れ、自然体験活動ができる。
宿泊者が利用する大浴場は空き缶を利用したもの、人の糞や尿をメタン菌と
発酵させて作るバイオガスプラントなど、環境と共生する生活を学ぶ。

石油にたよる現代のエネルギー問題。
環境と共生することでエネルギー問題は解決できる。
吉成氏は「この学校の合言葉は“もったいない”“ありがたい”“おかげさま”
身の丈にあった事で、できる事は何かを体験してほしい」と子供たちへ
メッセージを送る。

 体験した子供たちは「ゴミを少なくする、もっとエネルギーを大切にしたい」と
エコスクールの効果を口にする。

「森と風の学校」では環境と共生するためのメッセージを伝えていく。

投稿者 文化放送報道部 : 07:31

高知馬路村/バッグは間伐材で作ったバッグやき

7月21日(月)

高知県の東部にある馬路村。色々なアイディアを商品化している。
杉の間伐材で作ったバッグ「モナッカ」は人気あり、ニューヨークの
近代美術館でも販売している。
高知放送かばん.jpg

 「モナッカ」は杉の間伐材を薄くスライスしたものを何枚も重ねて
作ったバッグで、その形が和菓子の最中と同じ形である。
 モナッカを使っている馬路村の上冶堂司村長は「軽くて、強い、
そしてオンリーワン。自分の思いで使える」と話す。
 馬路村も例にもれず、厳しい林業で、新しい林業スタイルをと
2000年に「エコース馬路村(エコロジー・アスの造語)」を設立した。
 間伐材を利用した商品は何種類かある。バッグのモナッカは
一個2万円から5万円と決して安くはないがインターネット販売で、
年間2000個ほど売れている。
 売上の1㌫を間伐費用に使い森の整備を進めている。担当の
山田係長は「森が元気になる。間伐が進んで、健全な森になり
馬路村が元気だな」と言われればと話す。

森を守り育てる事を世界に発信していく。

投稿者 文化放送報道部 : 07:30

2008年07月23日

秋田 田沢湖・鳴き砂を復活 美しい田沢湖を

7月18日(金)

秋田県の内陸部にある仙北市、ここには日本一深い湖“田沢湖”がある。
かつて、この浜辺には白い鳴き砂が広がっていた。

ところが、昭和30年代に入ると鳴き砂は鳴かなくなってしまった。
それは泥やごみで砂が黒くなったのが原因である。

田沢湖の近くで豆腐屋を営む田口さんは、毎朝車で配達している時
高齢者が多くなったこともあるが、街が寂しく元気がないのが気になった。

田口さんは、昔のように白浜に鳴き砂があるビーチにしよう。
そして、田沢湖を元気にしようと仲間と相談し会を結成した。
鳴き砂復活には砂を洗う方法以外なく、ペットボトルに砂を入れ
洗う事をはじめた。洗った砂を乾かして不純物を取るという
地道な作業は仲間を30人まで増やした。

田口さんは「田沢湖がきれいになった。こんなきれいなところに
来て、よかったなと観光客に思われて、はじめて観光地と言える。」
と、地域の人たちに協力を求め「小さくても鳴き砂を復活させよう」と
砂を洗いつづけている。

投稿者 文化放送報道部 : 07:35

長崎波佐見・CO2を減らせ、肥前エコ磁器

7月17日(木)

磁器の茶碗は1300度の高温で、16時間焼かれて出来上がる。
もちろん、ガスが使われるため多くのCO2が排出される。
同じ磁器を作るのに、温度が1160度で時間が8時間に短縮
することに成功した。
低温焼成陶土はCO2を27㌫、燃料を37㌫削減している。

「この140度の差は常識では考えられないこと」で
温度の調整、上薬の加減など難しい事がいろいろあるそうだ。
昨年の11月から商品化に取り組み、2月に焼酎カップが完成。

“低温焼成陶土”波佐見から全国へ。
エコ磁器のきれいな音色が響いてほしい。

投稿者 文化放送報道部 : 07:34

北陸放送・金沢(ECO)友の会の活動報告

7月16日(水)

料理を作れば必ず出るのが“生ゴミ”

街の声も「こまりますよね。週に2回の回収じゃ
間に合わない。」
しかし、この生ゴミを堆肥にしようと活動しているのが
「金沢友の会」で、現在110人ほどの会員がいる。

金沢の各家庭で出す生ゴミの42パーセントは
燃やされている。
目に見えるところで、堆肥という資源にしてしまう。
うまく循環させ野菜などを育てる事ができる。

毎日出る“生ゴミ”が貴重な資源になる事がわかれば
簡単に捨てる事はなくなるのではと
金沢友の会の活動は続いている。

投稿者 文化放送報道部 : 07:33

西日本放送/“絵本のエコ”

7月15日(火)

「ここはニコニコ原っぱです。みつばちは・・・・
                    友達におすそわけ。」

保育士で三人の子育てをしながら、30年にわたり絵本作家を
続けている「はしとみともこ」さん。
最新作の「おすそわけ」は新聞紙のちぎり絵とやさしい文章で
つづられている。
あまりのカラフルさに新聞紙である事を忘れさせます。
はしとみさんは「記事の内容より、色を探しています」と話す。
新聞紙の再利用について「必要な色を探すのは大変、和紙や
色紙を買ったほうが、ずっと近道。しかし、近道をしていると
うまくいかない。」
「効率を追求するあまり、大事なものを切り捨てたり
見落としてしまう。切り捨てたものに大切さがある」

投稿者 文化放送報道部 : 07:32

鳥取県北栄町~我が家節電家族・みんなでがんばりましょいな

7月14日(月)

鳥取県の中部にある北栄町には高さ77メートルの風力発電用
の風車が9本ある。この風車を中心に環境にやさしい街づくりに
力を入れている。
そして、昨年から「温暖化ストップ」を合言葉に各家庭で電気の
節電率を競う「我が家節電家族」をはじめた。

前の年より電気の使用量をどれだけ、減らせたかを競うコンテスト
である。初代のチャンピオンに輝いた徳岡さんは「こまめに電気を消す」
ことを中心に電気製品は使うとき以外はプラグを抜く。プラグをさして
いるのは冷蔵庫だけ。
この努力で電気の使用量を35㌫削減し、見事に優勝した。
しかし徳岡さんは「、今年はハードルが高い。去年より3割減らすのは
無理、1㌫でも2㌫でも減らしたい。大事な事は挑戦しつづける事」と語る。
 昨年3位の方は「クーラーは一切使わない。台所の扉を開け、風を通す。
電気ポットをやめ魔法瓶に変えた。」と話し、そんな姿を見ていた
中学生の孫がテレビのコンセントをこまめに抜くようになった。

 北栄町の試みは地球温暖化ストップの第一歩といえるかもしれない。

投稿者 文化放送報道部 : 07:30

2008年07月16日

熊本放送~公害の原点水俣市に最終処分場計画

7月11日(金)

「最終処分場の事を考えると、夜も眠れません。
もう一回、水俣病のことを思いだしてください」
今年2月に水俣病で亡くなられた杉本さんが訴えていた事が
ようやく身を結んだ。
産廃処分場候補地.jpg

民間の産廃事業者が最終処分場を計画したのは水俣市民の
水瓶である山間部。東京ドーム18個分もの広さだ。
水俣病は確認されてから52年、全国から認定を訴える人は
増えつづけている。
最終処分場の計画が表面化して、市長を先頭に市民の反対
運動が繰り広げられた。東京、神奈川の産廃事業者への訴え。
銀座でも呼びかけた。
訴える水俣市民.jpg

計画から4年で撤回された最終処分場計画、
市民からも「良かった」と安堵の声が聞かれた。
ただ、坂本ミサ子さんは「都市の反映を支えるために
地方に重荷を負わせるのは許せない。
これは水俣だけの問題ではない」と話す。

投稿者 文化放送報道部 : 07:31

富山から 全国初 県内全域レジ袋有料化!

7月10日(木)
“レジ袋 いらんちゃ”富山弁の合言葉で始まった
レジ袋の有料化。4月1日から富山県全域でレジ袋を
一枚5円にした。
 富山県のスーパーマーケットなど28企業208店で
一斉にスタートした試みは全国展開している店も参加し
わずか三ヶ月で35企業273店まで広がった。
 富山市民も「全国に先駆けてやるのはいいこと。いつも
かばんの中に入れてあるし、家を出るときは必ず持って
出る」と定着している。
 あるスーパーでは客100人でレジ袋を使ったのは
わずか6人、94人がマイバックを使っていた。これには
店側も「正直、驚いている」と話す。
 富山のマイバック普及率は93%にのぼる。石井知事も
「これでエコドライブとかエコライフのスタイルが定着して
くれれば」と期待している。
 レジ袋の有料化で得た収益は地域の環境保全に活用
される。
 県民一人一人がレジ袋の削減で地球温暖化を考える
ようになることを期待する。
 “レジ袋 いらんちゃ”

投稿者 文化放送報道部 : 07:30

2008年07月09日

山梨都留市 都市のECO発電~水力発電

7月4日(金)

人口3万4000人の山梨県都留市。平成の名水100選に選ばれた
「夏狩湧水群」があるなど富士山の湧き水にも恵まれている。
市役所の側を流れる鹿留川に直径6メートルの大きな水車ができ、
ガタン、ゴトンと大きな音を響かせている。
この水車は1分間に4回転し、最大20kWの電力を生み出す。
市民から「元気くん1号」の愛称で親しまれ、市民も「クリーンエネルギー、
エコを身近に感じる。我が家に1台ほしいくらい」と評判も良い。
 この川は明治時代にはたくさんの農業用水車があり、これを7年前に
小規模電力に活用できないかと行政と協力しながら実現した。市役所の
電気の一部をまかない、年間70トンのCO2の削減の成功した。今回の
水害と小規模発電は全国の自治体の注目を集め視察にくるという。
 小林市長は「基本的な街づくりである、個性(オンリーワン)を目指している
だけに、気持ちの部分で勇気づけられた。愛着をもっている」と胸をはった。
 「元気くん1号」はCO2の削減だけではなく鹿留川のゴミも減らした。
環境省が選んだ「ストップ温暖化、一村一品大作戦」で見事に金賞を受賞。
今日も元気くん1号はECOを叫びながら回っている。
都留市エコ発電.jpg

投稿者 文化放送報道部 : 07:40

和歌山白浜町 松露の復活が地球温暖化を救う

7月3日(木)

太平洋に面した和歌山県白浜町、世界遺産の熊野古道大辺路の
入り口で、松林が広がる風光明媚な所である。
近年、この大浜海岸にある800メートルの松林で、
日本のトリュフといわれる高級珍味のきのこ「松露」が採れるようになった。
世界遺産がきっかけで、地元住民「中みのりの会」のメンバーが
松林の保全のために、堆積した松葉の清掃、植樹などを行ったところ
「松露」が採れるようになったという。
昔は松葉をお風呂などの燃料として使っていたために堆積することは
なかったが、石油燃料に代わったころから下草や松葉の堆積が多くなり、
「松露」も採れなくなっていた。
 地元の子供たちは「松林は塩害から人の命を守ってくれる。
津波の被害も守ってくれる。一生懸命にやらなくては」と話す。
 清掃などをやっているメンバーは「松露が採れる安全な昔の生態系に
戻ってほしい、その引き金になれれば」と話した。
春と秋に採れる「松露」の復活が松林を元気にし、海の生態系に
いい影響を与えてくれるだろう。

投稿者 文化放送報道部 : 07:38

青森 五戸町立南小学校 出前劇団初公演

7月2日(水)

全校児童50人の小さな小学校である青森県五戸町立南小学校は
2年前から環境問題や省エネに取り組んでいる。
昨年度は出前講座を開き、地元の人たちに“環境家計簿”を広め
全国大会で特別賞を獲得している。
この“環境家計簿”とは各家庭が一ヶ月で使う電気、ガス、水道、灯油
などから二酸化炭素がどれだけ排出されているかを計算するもの。
そして、今年度は環境家計簿を広め地球環境を救うために、5,6年生
19人で児童劇団を結成し省エネを訴えている。
劇の中では自分たちの家庭が全国平均の3倍以上の二酸化炭素を
出していることの驚きを素直に表現している。
先月、初公演がおこなわれたが、
観賞した親は「子供たちを見習わなくては、とても耳に痛い」などと話した。
子供たちは「まずは青森から、そして全国に省エネを広げ、地球温暖化を
防げたら」と意気込みを話した。
オファーがあれば全国どこへでも出かけ“環境家計簿”を訴え、
省エネを広めていきたい。

投稿者 文化放送報道部 : 07:31

大分放送・絶滅危惧種・べっこうとんぼを守れ

7月1日(火)

体調4センチ前後の「べっこうとんぼ」
羽化直前の色がべっこう色をしていることから名前がついた。
かつては東北から九州まで広く分布していたものの、池や沼の
減少や環境汚染などでついに絶滅危惧種に指定された。
このべっこうとんぼの一番の生息地である大分県の中津市でも
その数は減っていた。
そこで、NPO法人「大分とんぼの会」が保護活動を始めた。
理事長の佐藤さんは「べっこうとんぼが飛び交う、日本古来の理想的な
環境に戻してほしい」と市民に保護を訴える「観察会」を開いている。
 この活動で中津市では1000万匹のべっこうとんぼが安定して羽化している。
しかし、このところまたまた天敵が現れ困っている。それは特定外来生物の
存在だ。ブルーギルやブラックバスはとんぼのやごを食べる。
時には、飛んでいる成虫をも食べる。ようやく安定して羽化している
べっこうとんぼを守るために、行政に協力してもらい池の水をくみ出し
650匹の外来魚を捕獲した。
佐藤理事長は「一度失くした環境は二度と戻ってこない。
安易にブラックバスやブルーギルを捨てることは自然の生態系を
崩すことにもなる。豊かな環境を維持し、この先もずっと飛び交う
べっこうとんぼを見たい。そのために、今なにができるか考えることが
大切だ」と話す。

夏企画大分写真.jpg

投稿者 文化放送報道部 : 07:12

静岡放送Jリーグ 清水エスパルスの挑戦

6月30日(月)

 「僕たちJリーグの選手は1試合でCO2を1トン削減」
清水エスパルスの本拠地日本平スタジアムにはこの文字が
掲げられている。
Jリーグの清水エスパルスが、昨年の最終戦から
取り組んでいるエコ対策だ。「カーボンオフセットクラブ」を宣言し、
様々なエコに挑戦している。
プロサッカーの1試合に出る二酸化炭素(カーボン)はなんと18トン。
エスパルスはこれを帳消しにしようとしている。
 また、エスパルスの本拠地、日本平スタジアムでは紙コップを回収し
トイレットペーパーとして再利用している。1試合に使われる紙コップは
1万個から1万3千個になるというから驚きだ。さらに、5月に行われた
静岡ダービーでは風力発電を使ったクリーン電力で試合を行った。
日本国内のプロスポーツでは初めて「二酸化炭素排出権」を購入し、
 ブラジルの水力発電にも協力している。
このようなチームの取り組みにサポーターも「地球の為にも、子供の
為にもすばらしい」と好評だ。
エスパルスの早川社長は
「プロサッカーの社会的使命で、問題意識を持った活動をし、
日本を世界にアピールする」
エスパルスの活動はサッカー以外で、地元や地球に貢献したいという
熱い思いが伝わってくる。

投稿者 文化放送報道部 : 07:05

2008年07月02日

ラジオ大阪~あなたの脂肪を音楽に

6月27日(金)

自転車で電力を作る。そして、作られた電気を利用してライブを行なう。
一見風変わりなライブが大阪で行われた。
主催したのは「ロハスサイクル実行委員会」
きっかけになったのはプロのミュージシャンである山本さんが、
92年にイギリスで目の当たりにした「風力とソーラーパネルによるライブ」
刺激的でハートをくすぐられ、エコロジーを意識し始めた。
そして、日本人がスポーツクラブでお金をかけながら
フィットネスやエアロバイクをこいでいる姿を見て閃いた。
そのエネルギーをライブに使おう!
 「あなたの脂肪を音楽に」ライブに参加した人たちが自転車をこぐ。
発電された電力を使ってライブが行なわれた。
音楽を楽しみながらエネルギーを起こす。
参加した人たちにも好評だ。
 山本さんは「エコは難しい。自分ではささやかな事かもしれないが、
小さな事の積み重ねが一番。仕事でたくさんの電気を使うので、
罪滅ぼしのためでもある」と話す。
耳慣れてきた「エコ」もう一度考えてみませんか?

投稿者 文化放送報道部 : 07:03

広島県庄原市・バイオマスで一発逆転!宝の山に

6月26日(木)

広島県庄原市は84%を森林が占める、過疎の町だ。
その庄原市では今、間伐材を活用した環境事業に力が
注がれている。
地元のすべての小学校には木を原料とするペレットストーブ
がある。木を原材料とするペレットは原油高も手伝い、割安
なだけではなく、CO2を増やさないエコ燃料だ。
今後、庄原市では新庁舎にもペレットボイラーを導入する予定だという。
庄原市の滝口市長は「CO2を削減し温暖化防止に貢献し、かつ雇用を
創る産業を興して行かなくてはならない」と言う。
現在、トウモロコシやサトウキビではなく今まで放置されていた
間伐材でバイオマス燃料を作る実験も行われている。
生産工場は来年建設予定。1年間に2万トンのCO2の削減を
計画している。
ただ同然の間伐材が宝の山に変身するかもしれない。

投稿者 文化放送報道部 : 07:03

福井から世界へ!環境にやさしいCD

6月25日(水)

福井市のアルケーウィル株式会社は社員6人の会社ながら
世界にアピールする環境にやさしいCDを開発し、販売している。

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音楽はもとより映像・データ等、多岐に使用さている従来の
CDは石油系原料のみで製造されていて、製造時に排出される
CO2はおびただしい量にのぼる。
アルケーウィルが開発したCDはとうもろこしを30%原料として
使用しており、排出CO2も従来のCDに比べて30%少ない。
実は植物系原材料を活用して作るCDは大手メーカーが手掛け
ながら開発を断念している。
前田社長は「開発には5年かかった。しかし、われわれのような
小さいメーカーだからこそ、じっくり腰を据えて製品化できた」
と、語った。
今年4月にはドイツでの展示会に出展し、注目を集めた。
まさに世界へのアピールだ。

投稿者 文化放送報道部 : 06:02

福島市立森合小学校 “吾輩はエコである”

  6月24日(火)

福島市立森合小学校は児童みんなで取組む環境活動に
対して環境大臣賞を受けた。
題して、「もったいない運動 “吾輩はエコである”」。
児童たちは毎朝8時に徹底したゴミの分別を行い、
毎回重さをチェックして減量化を行っている。
また、給食の野菜クズは校庭で飼っているウサギやニワトリの
えさにするなど、「もったいない」の精神を実践している。

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他にも、環境美化パトロールの実行、高校生たちと一緒に、
ペットボトルの植木鉢へのリサイクルなど、活動は積極的だ。
森合小の先生や地元の人たちは児童の環境活動について、
「当たり前のことを普通にできる子供になることが、
“吾輩はエコである”運動の真髄だ」と口をそろえる。

投稿者 文化放送報道部 : 06:00

山口県地球温暖化防止キックオフ!

6月23日(月)

山口県は特に瀬戸内海側に多くの石油コンビナートがあり、
県民人口に比べてCO2の排出量が多い。
遅ればせながら山口県では県主催で地球温暖化防止のための
キックオフイベントが各地で行われている。
去る6月8日には県内8ヶ所でキックオフイベントが行われ、
周南市の会場は周南市のほか、下松市、光市が参加した。
会場では徳山大学杉光英俊学長が講演、映画「不都合な真実」
の上映、そして環境への取り組みについての展示も行われた。
周南市温暖化協議会の高橋さんは、
「できることから始めよう。全県一斉に取組むキッカケになれば
いい」と語った。

投稿者 文化放送報道部 : 05:55