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2018年10月15日

南海 大阪球場最終戦から30年 山本和範さん

 パ・リーグの名門 南海ホークスの本拠地
 大阪スタヂアム(通称・大阪球場)での
 ホーム最終戦から30年となる
 10月15日の『岩本勉のまいどスポーツ』
 南海ホークスOBの
 山本和範さんと電話をつないで
 大阪球場ラストゲームのエピソード、
 ガンちゃんとの対戦の思い出などを伺いました。

 1等前後賞合わせて5億円!
 「ハロウィンジャンボ宝くじ」(連番10枚)が抽選で当たる
 リスナープレゼント企画も実施!

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◆◆ 山本和範さん プロフィール ◆◆

 1957年10月18日
 福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)出身
 60歳(3日後に61歳 おめでとうございます)
 左投げ・左打ち

 1976年のドラフト5位で近鉄バファローズに入団。
 プロ6年目の1982年、自由契約となったものの
 バッティングセンターで働きながら練習を続け
 南海ホークス・穴吹義雄監督の目に留まり、南海に入団。

 84年にレギュラーの座をつかみ
 ホークスの福岡移転後も中心選手として活躍。
 94年には、自身最高の 打率.317を記録
  (イチローに次ぐリーグ2位)
 また、この年の途中に登録名を「カズ山本」に変更。

 95年オフ、ダイエーを自由契約となると
 古巣・近鉄に復帰し
 42歳目前の1999年までプレー。

 プロ23年 通算1,400安打、175本、102盗塁。

 現役引退後は、社会人野球のクラブチーム
 「福岡オーシャンズ9」で監督に就任。
 現在は総監督。

 (年齢、肩書は 放送日時点)

 2013年9月3日、北海道日本ハムファイターズ主催
 レジェンド・シリーズで
 ガンちゃんと1打席の対決が実現。

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  山本和範 VS 岩本 勉

岩本 「球界切っての
     勝負強さをもたれていましたんで
     緊張して投げたのを
     覚えてるんですよね」


山本 「ガンちゃんを打った記憶、
     ほとんどないんですけど・・・」


 二人の対戦に関して、現役時代の終盤に
 岩本勉投手がカーブを3球続け
 見逃し三振に倒れた対戦が印象に残っているそうです。

岩本 「自分の中で、ゆるく、ゆるく、ゆるく・・・
     目いっぱい、ゆるく投げたんです」


山本 「“ガンちゃん”言うから
     ガンガンくるんか思ったら、
     見送り三振取られて・・・」


 当時、山本和範さんは現役生活20年以上の
 大ベテランだったにもかかわらず、
 ベンチで、監督やコーチからきつく怒られたそうです。

 岩本 勉投手に対して印象深いことは
 ドロ~ンと曲がるカーブの威力。

山本 「手が出ないですもん、あのカーブは。
     メジャーリーグに行っても
     よかったですよ、ガンちゃん」


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 一方、ホームランが出た打席については
 山本さんは記憶になく、
 ガンちゃんはよく覚えていました。

 放送では、1997年6月22日(日)
 近鉄 対 日本ハム 13回戦(大阪ドーム)2回裏
 ライトスタンドにライナー性の打球を叩き込んだ
 山本和範さんの同点ホームラン(8号)の
 実況音声をオンエア♪

岩本 「完ぺきに打たれてる
     ホームランですよ、これ」


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  足も速い!

 1989年、90年のオールスターゲームは
 2年続けてダイエーホークスから出場した選手が
 山本和範選手ただ一人という
 現在の強大な戦力を誇る
 ソフトバンクホークスからはとても考えられない
 チーム唯一の球宴出場となりました。
  (90年は、吉田豊彦投手が選出されましたが出場辞退)

 山本さんは、地元・平和台球場で行われた
 第2戦で2盗3盗を決めました。

岩本 「これがね、
     地元のファンの方に対するアピール、
     “THE プロ野球選手”だと思って。
     あの時の平和台球場の歓声は
     すごかったっスよね。
     僕はそれ見てて感動したんですよ」


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 ガンちゃんは、山本さんが打った後の
 “チョコチョコチョコ…”と走る姿が大好きだったそうです。

 山本さんも「独特の走り方」と自覚・・・

岩本 「すいません、
     滑稽な、面白い走り方でした(笑)」


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  大阪球場 最終戦の思い出

 今から30年前――1988年10月15日
 山本和範さんが「最高の球場」と振り返る
 大阪スタヂアム
 翌年からダイエーに球団を売却し
 本拠地を福岡・平和台球場に移転する
 南海ホークスのホーム最終戦が行われました。
 (対 近鉄 25回戦)
 (南海としての最終戦は10月20日)

 この試合は、
 近鉄の先発が左腕・小野和義だったことから
 左バッターの山本和範さんは
 スタメンを外れました。

 しかし、最終戦に出場したい――
 という気持ちが強かった山本さんは
 初めて監督に出場をアピールし、
 守備でラストゲームのグランドに立ちました。

山本 「僕の人生で初めて監督さんに
     『試合に使ってください』
     言いに行ったんですよ」


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 試合後、セレモニーでは
 杉浦監督のあいさつがあり、
 南海ホークスの球団歌が流れ、
 球団旗がおろされました。

 そして球場に響き渡る
 南海応援団のトランペットの音色・・・

山本 「トランペットの音だけが聞こえるんですよ。
     シーンとなって、
     トランペットの音だけですよ。
     ほとんどの人が――
     選手も泣いてましたね」


 観客席の傾斜が大きく
 急勾配の、すり鉢状になった球場で
 周囲もビル群という環境から、
 投球のミットに収まる音が
 独特の響き方をしたそうです。

岩本 「ピッチャーが投げたときに
     こだまするのが
     『パチン』じゃなくて
     『ピキュゥ~~~ン』
     って響くんですよ。
     大阪球場の一番の魅力やったなぁ」


 ※ガンちゃんはプロ入り後の大阪球場での登板はなく
  高校時代にプレーしたことがありました

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  現在のパ・リーグについて

 今のパ・リーグをどのように
 見つめているのか、お聞きしました。

 ドラフト会議で指名が競合する注目選手、
 個性的な選手が次々に
 パ・リーグ球団に入団していることもあり
 「面白い」――と語る山本さん。

山本 「盛り上がっていいですよ。
     ホント、こんな時代が来るとは
     思わへんかったですよ」


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 この日は、ハロウィンジャンボ宝くじ(連番10枚)が
 5名に当たる キーワードクイズを実施。

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 番組の中のどこかで発表した
 「キーワード」と
 住所・氏名・電話番号を明記して
 メールでご応募ください。

 

 ※ 締め切り 10月21日(日)到着分有効
 ※ 応募は一人1回とさせていただきます
  (複数の応募が確認された場合は失格となります)


 メールの宛先maido@joqr.net

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 ▲この日は『斉藤一美 ニュースワイド SAKIDORI』
  番組エンディングにお邪魔して「まいどスポーツ」をPR

投稿者 文化放送スポーツ部 : 2018年10月15日 18:30