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2016年12月05日

本日のイチオシ! 柔道「グランドスラム東京」総括

■12月5日の放送は・・・

 リオでお家芸復活!
   4年後 東京五輪を見据え
    明日の柔道界を背負うのは 誰だ?!

 2012年 ロンドンオリンピックでは
 金メダル1個(女子57kg級・松本薫)
 合計7個のメダル獲得と“惨敗”に終わったニッポン柔道、
 今年のリオデジャネイロオリンピックでは
 金3個/合計12個、
 男子は全7階級でメダルを獲得し
 柔道王国の復活をアピールしました。

 この日の放送では「本日のイチオシ!」として
 12月2日~4日に開催された、リオ五輪後の
 初の世界戦で、ワールド柔道ツアーのひとつ
 「グランドスラム東京2016」を総括するとともに
 今、注目の選手に迫りました。

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 【男子】については、
 ロンドンオリンピック 男子100kg超級・日本代表で
 2010年の「世界選手権」優勝の
 穴井隆将さんへの独自取材を行い
 穴井さんによる男子総括ををご紹介。

 今大会 全体の印象はリオ五輪メダリストの欠場や、
  出場しても本調子ではないことなどから
  世界各国、東京五輪に向けて
  スタートを切っているとは言えない状況。

 81kg級・永瀬貴規選手の優勝は素晴らしい。
 60kg級・高藤直寿選手も、決勝で敗れたものの
  あらためて安定感を見せた。

 気になった選手は66kg級・阿部一二三選手。
  技のキレ、物怖じしないメンタルの強さは
  東京五輪の星と言える。

 日本代表は層の厚さがさらに増して
  2020年に向かっていけば、
  リオ以上の結果も夢ではないと感じる。

松島 「阿部一二三選手の技のスピード、
     キレ、すごいですよ。
     実況で、技を瞬時に言うのは
     難しいと思います。
     それくらい“キレキレ”なんですよ」


岩本 「この人、ボクシングをやっても
     強いかな?って思う。
     引き付ける力とパンチを繰り出す力と、
     違うかもしれないけども
     フットワーク、身のこなし、
     ボクシングのパンチ当たらんのちゃうかな?
     と思うくらい」


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 【女子】については、
 ロンドンオリンピック 女子78kg超級・銀メダリスト
 現在はコマツのコーチ
 杉本美香さんに電話でお話を伺いました。

 今大会の特徴として
 開催国の日本の出場枠が
 1階級4人(他国は2人)であることから、
 ベテラン・若手それぞれアピールする場として
 【優勝】または【入賞】が大事になる――
 と解説してくださいました。

 女子は7階級のうち6階級で
 日本人選手が金メダルを獲得。

 唯一金メダルを逃した48kg級には、
 リオ五輪で銅メダルの近藤亜美選手も出場しましたが
 3位に終わり、大会4連覇を逃してしまいました。

杉本 「近藤選手、ちゃんと“作ってきたな”
     というのは感じるんですけど
     意地も見せてほしかった、と
     残念なところなんですけど、
     でも、ほかの階級では
     休養を取ってるところで、
     この大会に出てくるというところも、
     (リオ五輪での)<strong>銅メダルで満足してない
     というところが伝わってきました」


 杉本さんが高く評価するのは
 78kg超級準優勝
 素根 輝(そね あきら)選手(16歳)。

 普段、筋力トレーニングを積極的に行い
 試合では、先に技を仕掛けて
 一本を取りにいくスタイルが魅力の選手。

岩本 「そのクラスでは、
     あまり見ないタイプなんですか?」


杉本 「素根か、私か、ぐらいだと思います(笑)」

岩本 「ホンマですよ。杉本さんもすごかった」

 杉本美香さんはロンドン五輪後に現役を引退し、
 指導者や中継の解説者となって
 「新しい柔道」が見えてきた――という点で
 プロ野球OBのガンちゃんと大いに共感。

杉本 「現役を引退してから
     柔道をさらに見るようになったし、
     見る“方向性”が変わって来たので・・・」


岩本 「あれ、不思議ですよね。
     僕は『野球』なんですけど
     バックネットのうしろから野球を見た時に
     『なんで、この勉強を
      してへんかったんやろ!』って
     すごく思ったんですよ」


杉本 「一緒です。まさにそうですね」

 現役時代には見えないものが、
 引退後に見えてくる、という
 競技の垣根を超えた両者の深い話――。

 杉本美香さんは、この引退後の“発見”を
 後進の指導に役立てるお考えです。

杉本 「(現役の選手が)失敗する前――、
     終わってから気付く前に
     教えてあげようかな、という感じです」


 柔道の一番の魅力をお聞きしました。

杉本 「勝ち負けも大事ですが、
     人間形成――
     人としてどうやって生きていくべきか
     ――というところを学べるのが一番。
     次の
(世代の)子たちに
     受け継いでいけるのも魅力なのかな」


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 番組エンディングでは、
 次週12月12日(月)スペシャルウィーク
 久々に実施する
 クイズ「どら食え!リターンズ」
 前哨戦(予行演習)を行いました。


 「どら食え!リターンズ」とは
 リスナーの皆さんが、クイズを出題
 出演者3人が回答する
 リスナー参加型クイズバトル。

  「どら食え」は「まいどら焼きクエスチョン」の略。
  前身となる「どら食え」は
  リスナーがクイズの回答者となるのに対し
  リスナーがクイズの出題者となって
  立場が入れ替わったのが
  「どら食え!リターンズ」です。

  クイズの形式
  リスナーの“クイズ攻撃”に対して
  一人目・松島 茂アナ、二人目・八木菜緒アナ、
  そして三人目にガンちゃんと、順番に立ち向かう
  勝ち抜きバトル。

  12月12日の放送では、
  クイズの問題が採用された時点で「参加賞」
  松島アナを破る(不正解になる)と一人抜きで
  おいしい愛媛の「みかん1箱」獲得。
  菜緒ちゃんを突破して、二人抜きで「2箱」
  見事、ガンちゃんを倒す三人抜きで「3箱」
  プレゼントがグレードアップします。

  3人抜き「みかん3箱」ゲットを目指して
  クイズの問題を考えてご応募ください。

  クイズの内容は必ず
  「スポーツ」に関するもので
  即答形式の問題を考えてください。
   (3択・4択などは不可)
  なぞなぞでもOKです。

  ご応募の際には、
  住所・氏名・電話番号も明記してください。
  (個人情報はプレゼントの発送のみに使用いたします)

 【宛て先】メール:maido@joqr.net
      FAX :03 - 5403 - 1151

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 ▲「生放送を聴いてください」――というポーズ

 たくさんのご応募をお待ちしています。

投稿者 文化放送スポーツ部 : 2016年12月05日 18:30