« ボートレーサー 上村純一選手 | メイン | 元若の里/西岩親方の 今後の夢 »

2015年09月28日

元若の里/西岩親方 涙の現役引退を語る

■9月28日の放送は・・・

 角界のレジェンド
  涙の現役引退
   元若の里/西岩親方 登場!

この日のゲストは、今月現役引退を表明し
23年あまりの土俵生活に別れを告げた
若の里/西岩親方

今年7月の名古屋場所で現役引退を決意した瞬間のこと、
そして親方となって迎えた秋場所を終え
現役力士時代との違いなどについて伺いました。

 span

◆◆ 元若の里/西岩親方 プロフィール ◆◆

 1976年 青森県弘前市出身。現在39歳。
 身長184センチ、
 体重は現役時代の160キロから10kg落ちて150kg。

 15歳で鳴戸部屋に入門。
 初土俵は1992年・春場所。98年・夏場所で新入幕。
 2001年・初場所で最高位となる関脇に昇進。

 今年7月の名古屋場所を4勝11敗で終え
 97年・九州場所から18年、連続106場所務めた
 “関取”の座からの陥落が決定的となり
 今月3日、現役引退を表明し
 年寄「西岩」を襲名。

 140場所で出場1691回は歴代5位、
 生涯通算914勝は歴代7位。
 殊勲賞4回、敢闘賞4回、技能賞4回受賞。

岩本 「『岩』が入って親近感があります。
     大阪出身=“西の岩本”
     ですからね」


西岩 「『野球界の西岩親方』ですね」

 span

西岩 「本当は40歳までやりたかったんですけど」

 若の里/西岩親方は
 40歳で現役力士――の夢叶わず
 現役を引退されました。

 西十両11枚目で迎えた
 今年の名古屋場所 15日間で
 現役引退を決意したのは
 14日目に敗れ「10敗目」を喫した時。

 「6勝9敗」で終えれば十両の地位を保つことが
 できたはずですが
 12日目を終え「3勝9敗」となり
 残り3日を全勝で乗り切らねば
 幕下陥落が決定的の状況に。

 13日目は白星。
 しかし14日目に黒星を喫してしまい、
 本場所での最後の取り組となった
 千秋楽の一番は
 すでに現役引退を心に決めて土俵に上がったのです。

 14日目に10枚目を喫して
 花道を下がる際には・・・

西岩 「正直言います。
     涙を我慢するのが精一杯でした」


 引退決意から2か月以上、
 親方としてひと場所が過ぎてもなお 
 「まだまだもう一回、土俵に上がりたい」
 と語る西岩親方の相撲への熱い情熱は
 きっと聴く人の心に響いたはずです。

 span

* * * * * * * * * * * *

 親方となって初めての場所
 秋場所では、日本相撲協会の仕事として
 花道の警備を担当されました。

 「花道」といえば、力士時代は
 勝負に臨む前の緊張と気合がみなぎる空間。
 しかし親方となった今は
 当然のように緊張感はありません。

 それでも花道の奥から土俵を見つめると
 相撲を取りたい、という思いがこみ上げたそうです。

 span

 引退直後の西岩親方の話を聞いて
 現役を引退した頃を思い出したガンちゃん

岩本 「(34歳で)初めて
     社会に出た気分だった」


 span
 ▲「呼出」に挑戦するガンちゃん

 一方、親方となって
 ネクタイをしめる機会が出てきた西岩親方。

 ガンちゃんが高校からプロに進み
 新入団選手として球団のスーツを着る際
 寮母の方にネクタイの結び方を教わったのに対し、
 西岩親方が結び方を覚えた方法は
 YouTubeを見て・・・だそうです。

 span

 また、着るものも“浴衣”から“洋服”になり
 カバン、名刺を持ち歩く生活がスタート。

 「すべてが新鮮」
 「39歳にして新社会人になった」
と語る
 若の里/西岩親方――。

 これまで現役時代にはできなかったことが
 引退によって解禁となりました。

 してみたいことがいろいろあるようです。
 来週10月5日の放送でお聞きします。


 どうぞお楽しみに!

 span

投稿者 文化放送スポーツ部 : 2015年09月28日 18:30