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2012年03月26日

2012年3月26日 桜はまだかいな~

3月21日に、全国のトップを切って高知市の桜(ソメイヨシノ)が開花した。
桜前線は、これから約2ヵ月かけて日本列島を北上し、
5月18日頃に北海道根室市に到着するという。
都心は平年より4~6日遅い3月31日。
私が住んでいる八王子は4月2日が開花予想日。
去年は花見どころではなかった。
上野公園の花見なども自粛。
今年、震災から落ち着きを取り戻した場所では
木下で宴が行なわれるという。
氷川きよし氏の新曲は『櫻』
聴くたびに心にしみる。
ふと、「桜」の花言葉が気になった。
調べてみると
桜の種類によっても、細かく花言葉が分かれ、資料によっても違う。

ソメイヨシノは「高貴、清純、精神愛・優れた美人」
八重桜は「豊かな教養・善良な教育・しとやか」
しだれ桜は「優美・ごまかし」

ヤマザクラは「純潔・高尚・淡白・美麗」
また、桜の入った言葉には

桜狩(さくらがり)花見をすること。
桜影(さくらかげ)水辺の桜が水面に映る様子。
桜人(さくらびと)桜を愛でている人のこと。
桜雨(さくらあめ)桜の花にかかる雨。

など、様々ある。
桜の影響力をあらためて感じている。

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桜はまだかいな~

投稿者 joqr : 12:44

2012年3月25日「こくず」

今回は、番組リスナーのみなさんの中から神奈川県・横須賀市にお住まいの池田早苗さんに電話を繋ぎまして「我が家の『よい食メニュー』をお伺いしました。


◎ 早速ですが池田さんの「よい食メニュー」を教えて下さい!

私は宮城県出身で故郷の郷土料理「こくず」を紹介します。
「こくず」とは、野菜のあんかけ温麺です。
地元では、夏に食べるものなのですが、我が家では季節を問わず作って食べています。
優しい味付けなので、風邪をひいたり、食欲がない時におすすめです。

◎ 使用する材料を教えて下さい。

使用する材料は、大根、人参、里芋、ごぼう、干し椎茸、なす、いんげん、みょうが。
温麺の味付けは、しょうゆと塩、とろみをつける片栗粉になります。
冬場でみょうがが手に入らない場合は、ネギなどで代用します。

◎ 「こくず」の作り方を教えて下さい。

はじめに火が通りにくい大根人参などの根菜類を鍋で煮ます。
煮えてきたら、なす、いんげん、みょうがを追加します。
その後、お麩を入れ、しょうゆと塩で味付けをします。
麺を入れて、片栗粉でとろみをつけて完成(いわゆる温麺です)。
あたたかいうちに食べるのが美味しいです。

◎ おしまいに、池田さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。

地元のものを食べる事です。JAの直売所をよく利用しています。

神奈川県・横須賀市にお住まいの池田早苗さんにお話しをお伺いしました。

投稿者 joqr : 10:00

2012年3月25日のゲストは、古田武(クリーニング店「レジュイール」オーナー)

東京・南麻布にある、知る人ぞ知るクリーニング店、「レジュイール」のオーナー。
1938年、長野県のお生まれ。
中学校卒業後に上京され、葛飾区のクリーニング店に就職。
数年後、新宿区を拠点とする株式会社サンランドリーに会社を移られ、77年、渋谷区・神宮前に古田さんのアイデアで婦人服専門のクリーニング店をオープン。店長を勤められました。
83年、この店舗をサンランドリー社から買い取り、クリーニング店「レジュイール」として独立。クリーニングのクオリティ、営業哲学などが従来の「業界の常識」をくつがえすものだとして、大きな評判を呼びます。
現在「レジュイール」は南麻布にお店を構えて営業中。
このたびご自身の営業哲学を語った『クリーニング革命』(アスペクト)が出版されました。

投稿者 joqr : 10:00

2012年03月19日

2012年3月19日 梅よりも早く・・

梅の木に漸く花が開き始めた雨の日曜。
我が家の芝桜が咲き始めた。
梅~桜~芝桜の順とばかり思っていた。
どの世界にも、フライングとういうか
たまたま今年は・・・があるものだ。
嬉しい早咲き。
手入れもせずに咲いてくれた。
生命力の強い植物だ。
今年は庭を芝桜で埋めようとふと思い立った。
インターネットで調べると75株で売っていた。
値段は近所で買うよりもお得。
注意書きにはこうあった。
「届いた時点で開花している場合があります。
来年楽しんで頂くこともあります」
花はなくとも、青々とした葉があるではないか!
芝代わりにもよい。
う~ん、楽しみができた。
その前に、狭いながら、庭の雑草を取り除く
作業はやらねば・・・。
楽しみである。

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梅よりも早く・・・

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ゆくゆくは庭一面!(予定)

投稿者 joqr : 10:21

2012年3月18日のゲストは、本郷和人(歴史家 東京大学史料編纂所教授)

1960年、東京のお生まれ。
東京大学文学部および大学院で「日本の中世史」を学び、
1988年、東京大学史料編纂所に入所。
現在は東京大学史料編纂所・教授のポストに就かれています。
これまで書かれたご本に、『天皇はなぜ万世一系なのか』、『武士から王へ』などがあり、最新刊は『謎とき平清盛』。
大河ドラマ『平清盛』の時代考証も担当されている本郷さんの手になる話題の一冊です。

投稿者 joqr : 10:00

2012年3月18日「かじめの煮物」

番組リスナーのみなさんの中から千葉県・富津市にお住まいの榎本順子さんに電話をお繋ぎして、我が家の『よい食メニュー』をお伺いしました。


◎ 早速ですが榎本さんの「よい食メニュー」を教えて下さい!

「かじめの煮物」です。
かじめとは、地元で採れた海藻で、2~3月に手に入ります。
あらめ、とも言います。
私は、採れたてを知人から譲ってもらっています。
かじめがない場合は、ひじきで代用することもあります。

◎ ほかに使用する材料を教えて下さい。

材料は、かじめ、しいたけ、ニンジン、油揚げ、大根
こんにゃく、大豆です。
調味料は、砂糖、お酒、そばつゆで、甘辛く煮付けます。
材料のニンジンや油揚げは、千切りにし、出来るだけ細かく切り、だし汁に
野菜→油揚げ・大豆など→最後にかじめ
を入れて、味を調えます。

◎ このメニューは、ご家族のお気に入りだそうですね!

2~3月に作る榎本家の定番メニューです。
高校生の孫が木更津市にいるが、お気に入りです。
家に来た時にはお土産に持って帰る事もあります。

◎ おしまいに、榎本さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。

かじめもそうですが、旬の野菜などを意識して食べることです。


千葉県・富津市にお住まいの榎本順子さんにお話しをお伺いしました。

投稿者 joqr : 10:00

2012年03月12日

2012年3月12日 不自然な佇まい

東日本大震災が発生してから1年が経った。
大地震後の津波・火災で壊滅的被害を受けた
宮城県気仙沼市の鹿折(ししおり)地区で先週取材した。
この辺りは今もJR大船渡線の線路が曲がったまま。不通である。
家はぎりぎり残ったが、工場が燃え、今後に不安を抱える女性。
家を津波で流され、現在仮設住宅に
思春期を迎えている中学生の息子と四畳半で暮らす女性などから話を聞いた。
1年経って、大分笑顔が戻ってきていた。
しかしあの時の事は、皆、克明に覚えている。
忘れたくても忘れられないのだ。
そんな中、焼けて利用不能になった歩道橋近くの1区画に
仮設商店街がスタート。
震災前店を営んでいた近所の人達が立ち上がったのだ。
徐々に生活の雰囲気は蘇りつつある。
さて鹿折というと、現在賛否分かれている事がある。
「第18共徳丸問題」
市街地に残る大型漁船を保存する市の計画に住民から反発が出ているのだ。
港から約800メートルのJR鹿折唐桑駅前の住宅地だった場所に
全長約60メートル「第18共徳丸」(約330トン)がある。
「場違い」・・・津波のパワーを改めて感じる光景。
福島県いわき市の会社所有で、震災時は定期検査で寄港していた。
気仙沼市内に打ち上げられた100総トン以上の大型船は17隻。
共徳丸以外は海に戻されたり、解体された。
移動には高額な費用がかかるため、共徳丸も解体予定だったが、
津波被害を象徴する船として残したいと所有会社に申し出、管理下に置いた。
市は後世に伝える意義を強調するが、
船に自宅を押しつぶされる様子を見た被災者の多くは
「記憶がよみがえる」と撤去を迫る。
「船が悪いわけではないが、あの船を見ると、悔しさがこみ上げてくる」  
高台から船が自宅を破壊していく様子を何人もの人が見ていた。
意見交換では、その姿から「ヤマト」と呼び、励まされる。
「後世に残そう」との意見が出た一方、
「いつまで置いておくのか」と強い反発もあるそうだ。
被災者の数だけ様々な思いがある。
被災者の心情と風化を防ぐ取り組み。難しい問題だと改めて感じる。
船に罪はないのに・・・。

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不自然な佇まい

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線路と船

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あの頃からずっと

投稿者 joqr : 10:32

2012年3月11日「仙台の直売所」

東日本大震災の影響を受けながらも、昨年、宮城県・仙台市にオープンしたJAの直売所のお話をご紹介しました。
地域のみなさんの人気のお店だと伺っています・・・。

「宮城県・仙台市」にあります「JA仙台」「たなばたけ高砂(たかさご)店」の庄司和広(かずひろ)店長にお話を伺いしました。


◎ 初めに直売所に関して教えて下さい。

2011年の10月にオープンしたばかりのお店です。
当初はもう少し早く、開店する予定だったのですが、地震の影響で3カ月遅れてのオープンとなりました。
道路を一本隔てた場所まで、津波が押し寄せてきました。
近隣に畑などもあったのですが、波に飲まれてしまった場所もあります。(仙台市は被災地域。)

◎ 開店して半年が経過し、いまの手応えは?

だんだんと直売所の役割が見えてきました。
通常出荷する際は、ある程度の量をまとめて出荷しなければいけないのですが、この直売所では少量ずつでも農家の方が持ち込んで、野菜を販売することができます。
また、農家の人が売り場にいるので
作り手の顔がわかり、安心して野菜を購入できます。
農家同士の情報交換の場所としても利用されています。

◎ ただ野菜を販売するだけではなく、野菜の加工品も人気だそうですが・・・

野菜スイーツの専門店に監修をお願いして、
野菜を使ったシュークリームやプリンも販売しています。

◎ 今の時期のお勧めの野菜を教えて下さい。

仙台曲がりねぎ、仙台雪菜などが三月いっぱいまでお店に並びます。
昔から食べられている野菜で、地元の人に人気があります!

◎ おしまいに、庄司さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。

朝・昼・晩 規則正しく食べることです。


「宮城県・仙台市」にあります「JA仙台」「たなばたけ高砂(たかさご)店」の
庄司和広さんにお話しをお伺いしました。

投稿者 joqr : 10:00

2012年3月11日のゲストは、福地享子(築地市場「銀鱗文庫」理事 ライター)

宮崎県のお生まれ。
日本女子大学を卒業後、婦人画報社勤務を経て、フリーの編集者、
ライターとして活動後、築地の仲卸業者「濱長(はまちょう)」で働き始めます。。
現在は魚河岸に勤務するかたわら、築地の中央卸売市場にある図書資料室
「銀鱗文庫(ぎんりんぶんこ)」の理事を務めているほか、雑誌「dancyu」などに魚河岸をはじめとする食に関する記事を執筆されています。
また「お寿司」に関しての取材、研究もされています。

投稿者 joqr : 10:00

2012年03月05日

2012年3月4日のゲストは、虎石真弥(スポーツ栄養士)

1975年のお生まれ。
専修大学を卒業後、女子栄養大学大学院などで
「スポーツと栄養」について学び、これまでに帝京大学、
東洋大学などのスポーツ選手に栄養指導をされてきました。
現在は帝京大学スポーツ医科学センターに所属し、全国大学選手権三連覇を
達成した帝京大学ラグビー部の活動をサポートされています。
虎石真弥さんの活動を記した本『王者の食ノート』が現在、小学館から発売中です。

投稿者 joqr : 11:21

2012年3月5日 気仙沼、横丁の駐車場

東日本大震災から来週で1年。
大津波の被害を受けた場所の一つ
宮城県・気仙沼市に週末行った。
地震が起きてから丁度3ヶ月経った6月、この地を訪れた。
悪夢のような光景だった。
田んぼに車が、駐車場に漁船があった。
街角にはアルバムや柱時計が横たわっていた。
あれから9ヶ月。
何が復旧し、何が進んでいないのか・・・
この目で、耳で知りたかった。
詳しくは、月曜~金曜15時30分~17時50分放送
『夕やけ寺ちゃん活動中』内、15時50分頃のコーナー
「特ダネ寺ちゃん」で今週、来週とお伝えする予定だ。
先ず行って驚いたこと。
1年経つのに、瓦礫がまだまだ残っている。
それなりの撤去は進んでいるのだが
住宅地の土台の上に300トンクラスの船が残っていたり
場所によっては、3重に積み重ねられた黒こげの車に
カラスがとまっている。
さすがに、流れたアルバムやランドセルは回収されていたが
住宅の土台の上には焦げた鍋が未だに置いてある。
余りに被害が甚大でボランティアの力を借りてもまだまだなのだ。
さらに、瓦礫の受け入れ先にも苦慮している状態。

話を聞き切実に感じたこと。
被災された方々の中で、
特に仮設住宅などに住む、家と家族を失った方の精神的ケアが急務だということ。
「命だけでも残って儲けものだった!」から
「何で私だけ助かってしまったのだろう・・・」と
生活はじめ、今後の不安が大きく、
ストレスが溜まってきている人が増えているという。
近くに友達や仲間がいればまだいいのだが、
大所帯の避難所から個々の仮設住宅に移り、
プライバシーは確保された反面、
話すチャンスが減っているケースが要注意だそうだ。

私が今回話を聞いた方は総勢15人。
みな明るく話をしてくれた。
しかし、大多数が、家を流されたり
家族を失った人ばかりだった。
30代の男性は、
「このビルの2階まで乗っていた車が浮いて
手摺り掴んでよじ登って助かりました。この先で母は流されました」
40代の女性、
「弟がまだ見つかっていないのです。
海にいるのですかねえ」
彼女の寂しそうな声と視線に鼻の奥がつんとした。
改めて、私に出来ることは何か・・・考えている。

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気仙沼、横丁の駐車場

投稿者 joqr : 11:14

2012年3月4日「船橋の直売所」

JAの直売所は日本各地にありますが・・・。
東京のお隣り、千葉県・船橋市に昨年10月にオープンしたJAの大型店舗のお話をしました。
「千葉県・船橋市」にあります「JAちば東葛(とうかつ)」の直売所「ふなっこ畑」の高橋敏行(としゆき)所長にお話を伺いました。


◎ 直売所の「ふなっこ畑」に関して教えて下さい。

売り場の面積は、300坪弱で、直売所としてはかなり大きな店舗です。船橋の「中山競馬場」から数分の場所にあります。元々スーパーがあった場所を改装利用しています。

◎ 販売するだけではなく、スタッフに野菜のソムリエがいるそうですが・・・?

野菜ソムリエがいるので、ただ野菜を販売するだけではなく、料理の新たな提案をすることができます。
それによって、使い方の幅が広がり野菜の需要も増加するのです!

◎ 農作物だけではなく、地域の特産品も販売しているそうですね。

場所柄、船橋漁協も近いので、特産品である「焼のり」なども販売しています。
地域のアンテナショップとして利用されています。

◎ これからの時期、お勧めの野菜を教えて下さい。

船橋ブランドの小松菜がお勧めです。
また船橋の地域は、枝豆作りにも力を入れています。
4月に入ると枝豆も徐々に売り場に入ってきます。

◎ 今後の目標を教えて下さい。

スーパーとは一線を画した品揃えをして、ただ販売するだけではなく、様々な農作物の
食べ方を提案&情報発信基地として
活用されるように取り組んでいきたいです!

◎ おしまいに、高橋さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。

地元の新鮮な野菜を食べることです。


「千葉県・船橋市」「JAちば東葛(とうかつ)」「ふなっこ畑」所長の
高橋敏行(としゆき)さんにお話しをお伺いしました。

投稿者 joqr : 11:10