« 2012年01月 | メイン | 2012年03月 »
2012年02月27日
2012年2月27日 柳川の香りが
もうすぐひな祭り。
よく行く温泉に、つり雛(さげもん)なる物が展示されていた。
調べてみると・・・。
「さげもん」とは福岡県柳川市に残る伝統的なもので、
ひな人形の周りに吊す。
旧柳川藩時代に女の子が生まれた時、親戚、知人から贈られた着物のはぎれで、
この子が一生幸せでありますようにと祈りを込めて、
縁起のよい「鶴」「兎」「宝袋」「這い人形」など
一針一針縫い上げた手作りの布細工と
鮮やかな七色の糸で巻いた柳川地方伝統の大まりを下げ
輪の中央に、小まりと縫いぐるみを交互に下げ輪につりさげる。
さげもんは、7X7=49が原則らしいのだが、
子どもの健やかな成長と人生50年と言われていた時代に、
1年でも長生きしてもらいたいという親の願い、
さらに縁起をかつぎ50という偶数では割り切れるので
さげもんの輪の中央に大きな毬を2個下げて51に
して飾るようになったという。
飾り物には願いが込められている。
蝉 土の中に何年もいて、辛抱の象徴、元気な産声
鼠 子沢山
蝶 蛹から蝶へ。きれいに着飾らせて嫁に出したい親心
兎 おとなしく、でも雪山を元気に遊びまわる
猿 子どもを大事にする。元気に遊びまわる
鶴(亀) 長生き
唐辛子 小さくても、ぴりっとしている
梅(花) 寒さに耐えて、春にさきがけて咲く
桜 みんなを楽しませる
這い人形 生まれて、はいはいするようになった親の喜び
袖振り人形 「はえば立つ。立てば歩け」の親心
瓢箪 無病息災
宝袋 心の豊かさ
金魚 ゆるやかに泳いで、人の目を楽しませる。
海老 年老いて、腰が曲がってもなお元気
さげる順序は上中段に飛ぶもの山のもの木になる(咲く)
中下段に水中のも、の動物、人形を基本としている。
最下段は這い人形、柳川まり。
さらにこれらの細工の間には三角,四角の金紙が貼り付けられる。
これはお金に例えられ、生活に困らない様にとの金縁の意味が含まれている。
これを1対で揃え、お雛様の両端に吊るすのだそうだ。
日本三大吊るし雛とあるくらいで、
他にも山形や静岡にあるという。
まだまだ知らないことが多い。
子を思う気持ちは昔から強い。
つるしもんを眺めていると、子守歌が聞こえてきた気がした。
柳川の香りが
子への願い
投稿者 joqr : 13:34
2012年2月26日のゲストは、ミッキー・カーチス(ミュージシャン・俳優)
1938年、東京のお生まれ。
幼少期を上海の租界で過ごし、1945年、第二次大戦の
終戦とともに日本に帰国。
15歳のころからカントリー音楽の演奏で舞台に立ち、
米軍キャンプ廻りなどをされました。
1950年代のロカビリー・ブーム以降、ミュージシャン、
俳優、音楽プロデューサーなどとして活躍。
みなさんご存じの通りです。
自叙伝『おれと戦争と音楽と』(亜紀書房)が好評発売中。
投稿者 joqr : 11:17
2012年2月26日「雑穀カレー」
近頃、ビタミンや食物繊維が豊富な「雑穀」をつかった料理が増えていますよね。
雑穀を使って高校生が作った「雑穀カレー」をご紹介します。
「長野県・上伊那郡・南箕輪村」「上伊那農業高等学校」、
「生産環境課」で活動をしている小池真理子さんと六波羅朝之さんにお話を伺いました。
◎ はじめに上伊那農業高等学校に関して教えて下さい。
小池 学校がある南箕輪村は、長野県の南に位置している人口およそ1万5千人の村です。
高校の全校生徒は、150人となっています。
私と六波羅さんがいる生産環境課は、お米や穀類の生産を通じて、環境への影響を勉強しています。
◎ みなさんで「雑穀カレー」を作って商品化したそうですね!
小池 正式名は「上農雑穀レトルトカレー」といいます。昨年完成しました。
玉ねぎ、鶏肉、雑穀のモチキビなどが入った「インド風チキン&雑穀カレー」になっています。
材料は学校で作った作物を使用しています。
最初に作った1700食は完売しました。
現在は材料である雑穀や野菜を栽培中です。
◎ カレーを作ったきっかけを教えて下さい。
六波羅 学校で作った農作物を使って、何か作れないかと考えていた時に、地元のJA等が参加する「い~な雑穀ネットワーク」と話し合いまして、「カレー」にたどり着きました。
通常カレールーは、とろみをつけるのに小麦粉を使うのですが、このカレーは雑穀を使用しています。
◎ カレーを通じて、東日本大震災への支援も行ったそうですね。
六波羅 自分たちで何かできないかと、宮城県石巻市に相談しました。
市の紹介で、昨年11月に地震の被害を受けた宮城県の石巻北高校に500食分のレトルトパックを届けることができました。
今後も自分たちがカレーを通じて協力できる事はないかと考えています。
「長野県・南箕輪村」「上伊那農業高等学校」の
小池真理子さんと六波羅朝之さんにお話しをお伺いしました。
投稿者 joqr : 11:10
2012年02月21日
2012年2月19日「ピーマンのめんつゆ掛け」
番組リスナーのみなさんの中から東京都・荒川区にお住まいの服部全代さんに電話をおつなぎして、「我が家の『よい食メニュー』を伺いました。
◎ 早速ですが服部さんの「よい食メニュー」を教えて下さい!
「ピーマンのめんつゆ掛け」です。ピーマンを電子レンジで温め、めんつゆと鰹節をかけて食べます。
◎ お料理の作り方を教えて下さい。
まずピーマンを半分に切って、種を取り出します。
次にそのピーマンを横に切って、電子レンジで加熱します。
加熱した後に、めんつゆとかつお節を掛けてできあがりです。
10分もあればできてしまう簡単メニューです。
◎ 作る際のポイントを教えて下さい!
ピーマンは、縦に切ると苦味が出るので、横に切ります。
横に切ると、ピーマン特有の苦みが少なくなります。
なぜかはわかりませんが、試行錯誤の末たどり着きました。
ピーマンの加熱時間は、1個大体1分です。
2個なら2分・・・という感じで。
◎ ご家族の反応はいかがでしょうか?
緑黄色野菜が、気軽に取れるという事で気に入っています。
◎ おしまいに、服部さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
納豆、もずく、らっきょう、にんにくを毎日食べています。
ネバネバした食材を意識しています。
一緒に住んではいませんが、孫もいて、家族みんなよい食事で
元気に過ごしたいです。
東京都・荒川区にお住まいの
服部全代さんにお話しをお伺いしました。
投稿者 joqr : 10:40
2012年2月19日ゲストは、小倉美恵子(ノンフィクション作家)
1963年、神奈川県・川崎市のお生まれ。
シンクタンク勤務などを経て、2000年から、自らの
生まれ育った町「土橋(つちはし)」の調査を開始。
2008年、「土橋」の映像記録を映画化した
「オオカミの護符~里びとと山びとのあわいに」をプロデュース。
文化庁の文化記録映画優秀賞などを受賞。
いま話題の本『オオカミの護符』(新潮社)は、映画と同じく、
地元・土橋に伝えられた信仰や生活について記された一冊です。
投稿者 joqr : 10:07
2012年02月20日
2011年2月20日 雨水前の雪
日曜は、二十四節季の「雨水」だった。
雪が雨に変わり、その雪が解け始める頃だ。
なのに、先日の雪。
梅や桜の開花も遅れそう。雪が止み、青空の朝、
木々にまとわりついた白い綿が、
朝日に照らされて、それは綺麗だった。
純白に陽の光が当たり、
薄いピンク色に。
雑木林の中から空をを見上げると、あたかも桜が咲いているよう。
思わず立ち止まり、木々をを眺める。
強めの北風が吹くと、
花びらが散るように
細かな雪が舞う。
あまりの華麗さに、
一時、寒さを忘れる。
桜吹雪という表現がある。雪桜という言葉があってもいいと感じた。
今年の桜はいつ開花するのだろうか。
雨水前の雪
春の予行演習
雪桜
雪と光と青空と
投稿者 joqr : 10:58
2012年02月13日
2012年2月12日「伝承納豆」
タンパク質が豊富で、最近では健康食としても注目されている納豆!
ご紹介するのは、江戸時代から伝わる、なんとも貴重な「大豆」で作られた納豆のお話です。
「茨城県・水戸市」「だるま食品 株式会社」、
高野正巳(たかの・まさみ)社長にお話を伺いました。
◎ 江戸時代から伝わる大豆だそうですが、詳しく教えて下さい。
平成18年、日本で一番古いと言われている大豆品種「農林1号」が、
つくば市にある国の農業研究所で発見されました。
文献によると、江戸時代の頃から栽培されていた品種それを一握り分けてもらい、
JA水戸協力のもと、栽培に成功!商品化できたのは、平成20年でした。
名称は「伝承納豆」です。
◎ 納豆の味の特徴は?
通常の大豆よりも大き目で、口当たりがよいです。
だるま食品では、「伝承納豆」として販売しています。
一説には、この大豆で作った納豆を水戸光圀が食べていたと言われています。
◎ 商品化するにあたって、苦労した事はありますか?
大豆自体の栽培に大変苦労しました。昔の品種のため、現在の気候に適していません。
そのため、育てるのが難しい。(失敗が多い)。今も注文や問い合わせがあるが、
栽培量が少ないため全ては供給できていません。
◎ 貴重な「伝承納豆」は、どちらで購入できますか?
JA水戸の直売所、地元高速道路のSA。あとは、都内の一部百貨店で購入できます。
また公式HPもあり、通販もしています。
おしまいに、高野さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
家では、毎回JAの直売所で野菜を購入しています。
地元の新鮮な野菜を食べる事が「よい食」に繋がります。
「茨城県・水戸市」「だるま食品 株式会社」の
高野正巳(たかの・まさみ)さんにお話しをお伺いしました。
投稿者 joqr : 16:38
2012年2月12日ゲストは、阿古真理さん(ノンフィクションライター 生活史研究家)
1968年、兵庫県のお生まれ。
神戸女学院大学を卒業後、広告制作会社勤務を経て、
90年代のおわり頃より、執筆活動をスタート。
とくに日本人の「食事」や「女性のライフスタイル」に関して
くわしい取材・執筆をされています。
現在発売中の最新刊が「自由が丘スイーツ物語」。
東京の町「自由が丘」の歴史と、日本における「ケーキ」の歴史を
縦横におりまぜた一冊です。
投稿者 joqr : 16:21
2011年2月13日 津軽の芸術品
2月12日まで、東京ドームで
テーブルウェア・フェスティバル2012が開かれていた。
第20回というから、なかなかの歴史である。
個人的に大好きなイベントだ。
海外の王室の食器を口をぽっかり眺めたり、
著名人が創作したテーブル上のアレンジも楽しい。
ガラスの名品を生み出すチェコからガラス彫刻の天才が
実演していたりもする。
何より楽しみなのが
日本全国、並びに世界各国の食器が安く買えること。
ここ4年は毎年足を運び
東京ドームのグラウンドに設けられた130を超えるブースを
目を輝かせながら覗く。
今年はチェコのお隣りポーランドのクリスタルグラス(900円)
が収穫だった。
ペアの物が何らかの理由で単品売り。
買えば4000~5000円といったところか。
お得な買い物は心を元気にしてくれる。
そしてもう一つ。
津軽金山焼きの水差しに出会った。
津軽弁が人なつっこさを醸し出す60代の親父さんと話すこと15分。
金山の大溜池の底に堆積していた良質の粘土。
山林には風雪に耐えてきた大量の赤松。
かつてこの地にあった須恵器の強い影響を受けた津軽金山焼は
釉薬を一切使わずに、1300度の高温でじっくりと焼きあげて固める
「焼き締め」の手法で、深みのある独特の風合いをそなえた焼き物となる。
その時々の窯で焼き上がりが違う為、同じ景色は一つとしてない。
作品に付着した赤松の灰などを、紙やすりで丁寧に磨いて完成。
さらに、この水差しは、焼いた粘土や薪の灰からミネラルがでるという。
この光沢と形、そして優しくも熱のこもった話。
ここまで金山焼きの魅力を聞けば買って帰るのが人情。
水差しとお猪口セットで500円まけて貰って話は成立。
翌日、一晩寝かせた水を飲んでみた。う~ん、まろやか~。
金山焼き水差しのまろやかさを増した水。ポーランド製グラスに注ぐスコッチ。
津軽とスコットランドが手を結ぶ!たまらないなあ。
あ、ウィスキーがないのだった・・・。
津軽の芸術品
すべてがまろやか
投稿者 joqr : 10:32
2012年02月10日
2012年2月5日「ジャンボにんにく研究会」
にんにくを栽培していらっしゃいます「佐賀県・唐津市」「JAからつ」の
「ジャンボにんにく研究会」会長の牛草茂蔵さんにお話を伺いました。
◎ はじめに、この「ジャンボにんにく」に関して教えて下さい!
一般的なにんにくは、大きいものでも15gほどだが、「ジャンボにんにく」は、
1つ500~700g。玉ねぎや甘夏柑ぐらいの大きさがあります。
地元では「たまがった」と呼ばれています。
「たまがった」とは、地元で「たまげた」「びっくりした」という意味があります。
◎ 味の特徴は、ありますか?
普通のにんにくに比べ、臭いがきつくない。
炒めればシャキシャキ、揚げればジャガイモのようにホクホク、
煮ればタマネギのようにトロトロと、調理法によって様々な味を楽しむ事ができます。
よく野菜と一緒に炒めて食べています。
◎ にんにくを育て始めたきっかけを教えて下さい。
牛草さん周辺の農家では、元々イチゴ栽培をしていた。
その時にモグラが穴を掘って、イチゴを荒らしてしまうために、
害虫避けとしてにんにくを植えていた。
食べてみると匂いが弱く味も良いことから、十数年前から本格的に栽培を始めました。
9、10月に植えて、6月に収穫します。
◎ にんにくを使った、加工品もあるそうですね!
「食べるラー油」「にんにくみそ」「にんにくアイス」等地元のJA直売所を中
心に販売しています。
◎ おしまいに、牛草さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
自分たちで育てた、農作物を食べる事です。
また、私自身もよくにんにくを食べています!
◎ 牛草さん、ありがとうございました!
「佐賀県・唐津市」「JAからつ」の牛草茂蔵さんにお話しをお伺いしました。
投稿者 joqr : 16:22
2012年2月5日ゲストは、岡大介さん(カンカラ三線演奏家)です
1978年、東京・保谷のお生まれ。
十代のころから、ボブ・ディランなどの音楽に影響を受け、
二十歳で演奏活動を開始。
終戦後、沖縄で発祥した楽器「カンカラ三線」の弾き語りで
注目を集めます。
現在は、数々のライブで活躍をされるほかに、
CD「かんからそんぐ」も好評発売中です。
投稿者 joqr : 16:20
2012年02月06日
2012年2月6日 冬の芸術
今年も暦の上では春を迎えた。
2月4日、立春。
立春は、冬至と春分の間。
冬と春の分かれる節目の日である「節分」の翌日で
「寒さがあけて春に入る日」いわば春の初日だ。
正月後、寒中見舞いという手紙言葉が使われていたが
「寒中」からは卒業。
では、寒中の後の挨拶はどうすればいいのか・・・。
立春以降、2月中は「余寒見舞い」を使うのだ。
ではその次の「見舞い」の手紙は・・・。
次の見舞いは、暑中見舞い・残暑見舞いまで「見舞い」という言葉は使わないようだ。
3月過ぎてからは、季節の挨拶にするのが良い。
「早春・春分・浅春・雪どけ⇒の候・のみぎり
ようやく春めいてまいりました」や
「日ごとに暖かさが増してまいりました」
など季節の挨拶をいれ、送るのがいい。
改めて、日本語には思いやりの表現が沢山あると感心する。
立春以降初めて吹く南よりの強風(秒速8メートル以上)を春一番と呼ぶ。
例年だと2月の下旬に吹くのだが
今年は寒さが厳しい。
何時吹くのだろう。
早く手袋から脱却したいものである。
冬の芸術
投稿者 joqr : 10:32
2012年02月03日
2012年1月29日「口蹄疫その後 2011春」
2010年4月に宮崎県で発生した「口蹄疫」。
8月末に終息宣言が出されましたが、宮崎県全体で多数の家畜が処分され、
大きな被害を受けました。経済損失額は、なんと2350億円とも言われています。
今日はその口蹄疫問題をテーマに自主映画を制作した「宮崎県・宮崎市」
「NPO法人 宮崎文化本舗」の工藤悦朗さんにお話を伺いました。
◎ はじめに、映画を作ろうと思ったきっかけを教えて下さい。
映画のタイトルは「口蹄疫その後 2011春」。
報道機関で口蹄疫のその後の経過を取り上げられることが、少なくなってしまった。
しかし、まだまだその爪痕は、残っています。
この事件を風化させていはいけないと思い、私自身は、畜産関係者ではないが、
監督として制作に取り組みました。
◎ 映画の内容を教えて下さい。
当時、農業高校の生徒だった子が、インタビュアーとなり行政機関や畜産農家、
獣医、市民に話を聞き、当時のことを振り返っていく。
物語ではなく、記録映像として取材しています。
使用している映像の中には、実際に農家が、撮影していたモノもあります。
わたし自身は、映像のプロではない。有志を募り、宮崎大学映画研究部の協力も
得て、十数名のスタッフで制作を開始しました。
◎ 映画はすでに上映されたそうですね!
去年の7月に地元の「みやざき自主映画祭」があり、そこで2回上映されました。
まだ版権など、クリアになっていない部分もあるがいずれ、この作品をパッケージ
化してその売り上げを、口蹄疫基金に寄付したいと考えています。
◎ 映画を観たお客さんの反応は、いかがでしたか?
宮崎市に住んでいる人でも、畜産関係者でなければ口蹄疫を他人事として捉えて
いる人がいた。そのため、映画を見てショックを受けた人も。
映画を観る事によって、現状を知ってもらう事ができました。
◎ おしまいに、工藤さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
地元の新鮮なものを食べる事です。
「宮崎県・宮崎市」「NPO法人 宮崎文化本舗」の
工藤悦朗(よしろう)さんにお話しをお伺いしました。
投稿者 joqr : 16:43
2012年1月22日「ポトフ&白菜のロール巻き」
番組リスナーの東京都・世田谷区にお住まいの笠井正子さんに電話を繋ぎまして
「我が家の『よい食メニュー』をお伺いいたししました。
◎ 早速ですが笠井さんの「よい食メニュー」を教えて下さい!
「ポトフ&白菜のロール巻き」。ロールキャベツの白菜版です。
使用する材料は、白菜、豚と牛の合挽肉、木綿豆腐、にんじん、じゃがいも、
ローリエ、生クリーム。味付けは塩、コショウです。
◎ お料理の作り方を教えて下さい。
下ゆでした白菜の葉っぱに、挽肉、玉ねぎのみじん切り、白菜の芯などを細かく
刻んで包む。我が家では、ご主人が糖尿病のためお肉を少なめにしています。
代わりに水切りした木綿豆腐をプラスしています。
スープには、にんじん、ジャガイモが入っているブイヨンベースのスープに入れて、
コトコト煮込みます。最後に生クリームを加え、コクを出します。
◎ 笠井さんは、地元の食材にこだわっているそうですね?
自宅周辺(世田谷)には畑が点在していて、農家の方とは顔なじみ。
顔なじみなので、今日はこれがおいしいから持って行って…となることもしばしば。
ロール巻きで使用する白菜やにんじんも地元の物を使用しています!
◎ おしまいに、笠井さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
季節を感じながら、地元の物を食べる事。
地元のJAの直売所も、頻繁に利用しています!
東京都・世田谷区にお住まいの笠井正子さんにお話しをお伺いしました。
投稿者 joqr : 16:36
2012年1月15日「とろけるプリン まきばの贅沢」
神奈川県の伊勢原市は首都圏のなかで畜産業の盛んな土地です。
そして、畜産業の副産物として生産された「プリン」が、いま評判を呼んでいるそうです。
「神奈川県・伊勢原市」「勝栄舎(しょうえいしゃ)牧場」「菓子工房 シェア」の
中村康弘(やすひろ)さんにお話を伺いました。
◎ はじめに伊勢原市の畜産業に関して教えて下さい。
伊勢原地区は畜産が盛んな土地です。
以前は100軒以上の牧場があったが、年々減少。
しかし現在でも45軒ほどの牧場があります。
私は父の牧場を引き継ぎ現在に至ります。
◎ 中村さんの牧場は、どれくらいの規模なのでしょうか?
現在は妻と二人で営んでおり、乳牛30頭を飼育しています。
今年の5月には、牛乳を使った「お菓子工房シェア」をオープンしました。
牛の飼育は主に私、お菓子工房は妻が中心になって営業しています。
◎ お店の人気メニューであるプリンに関して教えて下さい。
その日の朝に搾ったばかりの牛乳を使った
「とろけるプリン まきばの贅沢」1個350円。
牛乳の単価が年々下がり、純粋に牛乳を売ったのでは中々ビジネスとして
立ち行かなくなる…と考えました。
そこで目を付けたのが、新鮮な牛乳を使ったお菓子でした。
プリンは、全国各地のおいしいプリンを取り寄せ、食べ比べ、試作を繰り返し、
現在のプリンにたどり着きました。
◎ お客さんの評判はいかがでしょうか?
新鮮な牛乳を使っているため、コクが全然違う!と好評。
畜産イベントにも出店するが、多い時で300個近く売れる事もあります。
プリンを通じて、畜産業をPRできるのがうれしいです!
★ 牧場の公式HPもあるのでぜひご覧下さい。
◎ おしまいに、中村さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
地元の新鮮な食材を食べる事!
「神奈川県・伊勢原市」「勝栄舎(しょうえいしゃ)牧場」
の中村康弘(やすひろ)さんにお話しをお伺いしました。
投稿者 joqr : 16:32
2012年1月8日「ワイン赤飯」
ワインは飲むだけでなく様々な料理にも使われます。煮込み料理や魚貝類の料理。
そんななか、長野県には「ワイン赤飯」という世にも珍しいお赤飯があるそうです。
「長野県・塩尻市」の「JA塩尻」「女性部わいわいクラブ」の竹下静江さんに
お話を伺いました。
◎ 早速ですが、ワイン赤飯とはどのようなお赤飯なのでしょうか?
名前の通り、ワインで炊いた赤飯で商品名は「ほの香」。
赤飯と言っても洋風の赤飯で、使用する材料は細かく刻んだリンゴ、青豆〈大豆〉、
盛り付けた後にチーズをパラパラ乗せる。
◎ ワイン赤飯を作り始めたきっかけを教えて下さい。
今から5年ほど前に、女性部で地域の特産品を作ろうという事になりました。
各家庭では、お赤飯をよく作るため、これにワインが使えないかという話になり、
ワインを使用する事から、洋風のお赤飯が考案され、つまみのチーズ&特産品の
リンゴを入れる事にしました。
◎ お赤飯を作るにあたって、苦労した事はありますか?
ワインの分量を決めるのに苦労しました。
炊いた際、アルコールが抜けなければ、子どもは食べられないし、
車を運転する人も食べられない。
かといって、分量を減らすとワインの香りが弱くなる…
何度も試作を繰り返し、分量を決定しました。
◎ お客さんの反応はいかがでしょうか?
もの珍しさもあり、すぐ完売してしまうほど人気商品。
週一回JAの直売所で、定期的に販売しています。
それ以外にも地元のワインフェアや各種イベントに出店しています。
◎ おしまいに、竹下さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
竹下さん自身が農家のため、地産地消を意識しています。
「長野県・塩尻市」「JA塩尻」組合員の竹下静江さんにお話しをお伺いしました。
投稿者 joqr : 16:32
2012年1月1日「神奈川県立・相原高等学校」畜産部の登健太先生
ご紹介するのは、自分たちが育てた家畜や農産物を通じて
地域の循環型農業を目指す高校のお話です。
「神奈川県・相模原市」にあります「神奈川県立・相原高等学校」
畜産部の登健太先生にお話を伺いました。
◎ はじめに相原高校に関して教えて下さい!
全国でも珍しい、農業科と商業科を併置する高校です。
登先生がいる畜産部では、実際に牛、鶏などを飼育しています。
◎ 学校では、生徒さんの声からはじまった、地域への循環型農業に
力を入れているそうですね!
生徒たちは、商品開発を通じて出会った企業や地元の商工会などと協力し、
学校給食の余りなどを飼料にして育てた牛や鶏の卵を加工して販売しています。
◎ この取り組みが始まったきっかけを教えて下さい。
平成19年に生徒から、学校で飼育していた老牛を有効に利用できないか?
という声が上がった。通常なら処分するが、色々調べていく内に、レトルトカレー
に利用できるという事がわかった。
そこで、各所に連絡し、新宿の中村屋さんの協力を得て、
実際にカレーを販売する事によって、企業や地域の人たちとの繋がりが始まり、
取り組みの幅が広がりました。
◎ 生徒のみなさんの反応はいかがでしょうか?
商品を販売する事により、お客さんの意見が直接わかるので、
決して良い意見だけではないが、かえってそれが刺激になります。
◎ つい先日も、新たな取り組みが行われたそうですね!
高校の最寄り駅である京王線・橋本駅の駅前にあるCOCO壱番屋さんで、
限定メニューを販売しました。
今度は、自分たちが育てた「相原牛(先ほどの牛肉とはまた別の肉)」を使った
カレーが3か月限定で販売されました。
今後も定期的に、企業と連携した取り組みを実施する予定。内容に関しては、模索中です。
◎ おしまいに、登さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
バランスのとれた食事を一日3食 食べる事です。
「神奈川県・相模原市」「神奈川県立・相原高等学校」の
登健太先生にお話しをお伺いしました。
投稿者 joqr : 16:28